転職しようか悩んでいる人:今の職場がつまらない、、ネットか見てるとサラリーマンはオワコンとか、転職は当たり前みたいに言われてるけど、職場がいやになったらサクサク転職したほうがいいのかな?逃げるのは簡単だけど、基準が欲しい。会社を辞めるときには、どんなことを基準にしたらいいのだろう?
こんな疑問を解決します。
・会社を辞める前のチェックポイントまとめ
・体験談:会社を辞めるメリットとデメリット
・次にするべき行動│転職活動の始め方
ボクもブラックな環境で消耗していましたが、転職を契機に人生が激変しました。
今は田舎のホワイトな製造業で資材購買と人事を担当しながら、定時退社、通勤5分の環境で自由なアフターファイブを満喫しています。
ネットや世間では、「転職はいまや普通にするべき」や「少しでも気に入らなければ、どんどん転職」のような意見が聞かれますが、言ってる本人は無職だったりしますよね。
拡散している人たちは、自身の利益になるために極端な意見を言っているに過ぎません。
真に受けて、会社を辞めてしまってから後悔しても遅いです。
本記事では実際に会社を辞めたボクが、最低限チェックが必要なポイントを4つにまとめました。
まずは「あなたが転職すべきかどうか?」を判断してみてください。
ちなみに、わたしのスキルは、転職者に必須のMIIDAS(ミイダス)での市場価値診断では262社からのオファーと、最高で1100万円。平均の提案年収は678万円でした。
転職するか迷ってる人向け│会社を辞める前のチェックポイントまとめ
会社を辞める前にチェックしておくべきポイントは、あなたの「仕事の軸」です。
あなたの仕事の軸が何なのか?
チェックするポイントは4つあります。
1.人間関係(パワハラ)
2.仕事のやりがい
3.賃金・給与
4.ワークライフバランス(労働時間)
自分にとっての仕事の優先順位=軸を決めておくことは、とても重要です。
なぜなら「何を仕事に求めているか」を明確にしておかないと、転職したとしても、次の職場での些細なことで、「イヤなら、また転職」という判断になるからです。
・転職を2~3回と繰り返すうちに気力体力が奪われる
・元の会社よりも劣悪な環境で身動きが取れなくて一生我慢
これが最悪の結末です。きちんと対策しましょう。
チェックポイント1:人間関係
人間関係のチェックポイントは原因が、個人なのか、会社の体質なのか?だけでOKです。
・個人の場合=辞めなくてOK
・会社の体質の場合=転職しましょう
例えば、パワハラで苦しんでいる場合ですね。
パワハラをしてくる相手が、特定の個人の場合には、あなたが厳しい就職活動を勝ち抜いて、やっと入社した会社を辞める必要はありません。
辞めるべきは、そのパワハラ体質の個人ですよね。
することはひとつでして、攻撃されたメールを残したり、場合によっては録音しましょう。
記録に残す→人事に報告
記録を残したら、いきなり人事に報告でOKです。
注意点:上司に相談しない
上司としては、パワハラ人間を放置した責任が問われかねませんので、上司に報告してしまうと、もみ消されたり、説得されたりする可能性が高いです。
上司もすっ飛ばして、いきなり人事に報告でOKです。
会社の体質がダメなら転職を検討しましょう
あなたが我慢したところで、環境が変わることが無い場合には、体や心が壊れる前に脱出しましょう。
・会社の雰囲気があわない
・会社がパワハラ人間を放置
こんな場合には転職を検討しはじめちゃってOKです。
長く働く会社ですから、人間関係はすごく大事ですよ。
ぼくも中途入社した会社が長く続いた理由は、お金ではなく「周りの人の優しさ」でしたからね^^
チェックポイント2:仕事のやりがい
仕事のやりがいに関してのチェックポイントは「転職することで、あなたの理想が達成できるのか?」の1点です。
・自分のスキルが足りないせいでやりたい事ができない⇒辞めたらダメです
・今の会社では自分のやりたい事ができないかも?⇒転職を検討しましょう
「仕事のやりがい」を大切に考えていて、その会社で自分の理想が得られないと判断した場合は転職を考える理由になりますよ。
そもそも今の会社を選んだ理由は「あなたのやりたい仕事が出来そうだったから」ではないですか?
今の会社では、とてもあなたの理想の仕事が出来ないと判断したなら、転職先を探すほうが成功に近くなります。
逆にスキルを磨いて、やりたい仕事ができる可能性があるなら、今の職場でがんばることのほうが成功に近いですよね。
注意点:会社のせいにした転職は失敗します
自分自身のスキルが伴わないことを忘れて、会社のせいにした転職は、たとえ転職に成功したとしても、転職先で同じ悩みを抱えることになります。
先輩に相談してみることもいい解決になります
いまはダメでも、経験をつむことで仕事の幅がグッと広がることがあります。
・役職があると知ることが出来る情報がある
・昇進すると任される決済の範囲が広がる
・経験を積むと、できなかった領域に挑戦できるようになる
なので、人間関係の悩みとは違って「やりがいの悩み」に関しては、会社の先輩に相談してもOKですね。
チェックポイント3:年収
収入に不満があるときのチェックポイントは、転職で業界を丸ごと変更する決心があるか?を自分自身に問いかけましょう。
なぜなら給与水準というのは、イコール業界の水準だからです。
出典:厚生労働省 平成 29 年賃金構造基本統計調査の概況
教育関連とIT業界の給与水準が圧倒的に高く、飲食などのサービス業は給与水準が低いですよね。
一方で、同じ業界内では会社が異なっても給与水準は同程度だったりします。
・航空業界ではANAとJAL
・運輸業界ではヤマトと佐川
・電機業界ではパナソニックと京セラ
ピボットワークで業界を変えながら給与を上げ続けることを仕事の軸と考えているなら、転職が最適解ですね。
参考に、ピボットワークの基本は「これから伸びそうな業界を先取りする」です。
そんな思考で転職先を選ぶと、いい結果が得られますよ。
お金を軸にした場合、北野唯我氏の「転職の思考法」という書籍が有益なので参考にどうぞ。
収入アップ=スキルアップです
とはいえ、結局のところ、収入を上げたければスキルアップするしかありません。
理由は以下の通り。
・同じ業界内で転職=スキルがないと給与水準はアップしない
・違う業界に転職=給与水準の高い業界は転職のハードルも高い
給与水準の高い業界というのは、転職のハードルも高いことが多いです。
狭き門になるため、特別なスキルが必要になるかもしれませんよね。
なので、仕事を辞めるのは簡単ですが、自分自身のスキルが十分なのか?を立ち止まって考えてみることが大事です。
チェックポイント4:ワークライフバランス(労働時間)
仕事の軸が「ワークライフバランス(労働時間)」の場合のチェックポイントは少し複雑になります。
重要な3つをまとめました。
・健康を損なうレベルかどうか⇒即転職
・がんばることでスキルアップが見込める⇒辞めたらダメです
・本業以外にやりたいことがあるかどうか⇒転職もあり
健康を損なう心配があるなら即行動
ウツや自律神経失調などの健康被害は損害が大きすぎます。
一度かかってしまうと、次の仕事すら出来ない状況になるばかりか、完治にも時間がかかりますので、すぐに転職しましょう。
目安としては、うまく笑えなくなったら要注意ですよ。
職場のノウハウを学ぶことで大きくスキルアップできる
がんばることであなたのスキルが上がると感じているのなら、今の職場で踏ん張るのもアリです。
若いときは価値があります。
ボクの例ですが、生産管理に配属された新人のときに、工場で製造が終わるまで付き合ったり、金型の構造を教えてもらったりすることで、ものつくりの基本を学ぶことができて、その後の資材購買でのスキルアップに役に立ちました。
残業ゼロで本業以外をがんばる
就職してみたら他にやりたいことが見つかって、今の仕事を辞めたくなったのなら、ホワイト企業への転職もありです。
ボクの例ですが、ホワイト企業に勤めるとこんな感じの生活も可能。
・定時で帰宅
・通勤時間は5分
・ジム通い、将来の勉強、副業の時間を確保
・仕事帰りにそのまま友人と遊びにいく
・仕事帰りにそのまま女性の事務員と買い物に行く
・休日は家族と過ごしたり、趣味に使う
個人的には、健康なうちに楽しみを謳歌できる幸せに勝るものは無いかな?と思います。
ちなみに、事業所得を伸ばすことで、税金面での選択肢も増えますよ。
↓残業ゼロの会社は夢物語ではなく実際に存在します。参考にどうぞ。
体験談:会社を辞めるメリットとデメリット
会社を辞めるとメリットもありますが、デメリットもあります。
1、仕事を選びなおせる
2、待遇を改善できる可能性がある
3、スキルアップできる
4、人間関係がリセットできる
・転職活動は時間と体力が奪われる
・転職で年収が下がる場合がある
・会社の知名度が下がる可能性がある
・また新人に逆戻りする
具体的な体験談は転職3回でわかった4つのメリットデメリット│結論:仕事の軸が大事の記事にまとめましたので参考にしてみてください。
次にするべき行動│転職活動の始め方
仕事の軸を決めた上でぴったりな企業に転職すると、人生の幸福度が高まり、幸せに生活していくことが出来ます。
できるだけストレスが少なく、自身の人生設計にあった仕事のやり方を選ぶことが、将来的に後悔しないことにつながりますよ。
ボクが失敗から学んだ転職活動のコツは以下の3つ。
・次が決まる前に退職しない
・前向きに行動する
・自分がコントロールできることだけ努力する
その上で、在職中にやるべきことをやりましょう。
1 自分の市場価値を把握しておく
2 履歴書や職務経歴書を書いておく
3 面接の練習もしておく
4 転職エージェントに登録(相談)しておく
自分の市場価値を把握しておく
自分の市場価値を知ることは、転職において最重要です。
自分の価値が分からなければ、適正な価値で買っていただくことは不可能ですからね。
ボクも定期的にミイダスを利用して、市場価値を測定しています。
MIIDAS(ミイダス)の市場価値診断
このサービスは、あなたの市場価値(推定年収とオファー企業数)を知ることができます。
実際に僕も試した結果がコチラ
市場価値を定期的に知ることで自分のスキルの物差しができます。
ほんの5分の時間を使って、少しでも自己防衛しておきましょう!
履歴書や職務経歴書を書いておく
転職の前には、ご自身の経歴整理をおススメします。経歴をまとめていくと、以下の3つが見えてきます。
・あなたが本当に望んでいること
・あなたが絶対にイヤなこと
・あなたに足りないスキル
たとえば、わたしの場合は
「人に指図されたくない」
「他人を陥れたくない」
「通勤電車はイヤ」
「仕事が嫌いなわけではない」
「長時間残業は無理」
「調達の中でも金属関連が好き」
「設備や工事分野のスキルが不足、苦手」
上記のことが見えてきたから、
・地方の中小企業
・金属加工業
・精密加工分野
そんな企業を選びました。
なお、ご自身で分析ができなくても、ツールを使えばハードルはグッと下がるのでオススメです。
≫「マイナビジョブ20’s」の「履歴書作成ツール」が便利です。
・生年月日や連絡先などを入力すると、自動で履歴書が作成できる
・忘れがちな入学や卒業年度を自動計算してくれる機能が便利
転職活動をあきらめないことが大事です
初めての転職活動の場合「書類が書けない!」という理由で転職活動をあきらめてしまうことがありますよね。
まずは作成ツールやテンプレートに手軽に入力して、いったん形にします。
作業することで、前に進んでいる気がするので雛形でもいいので作ってみましょう。
自分の経歴が再認識できて、改めて自分にあった企業が見えてきます。
あとは企業の求人票に合わせて、職務経歴書の内容に付け加えたり、アレンジを加えたりしていけば、最高の職務経歴書が出来上がっていきますよ。
書き方は採用者が解説!面接までいく人の履歴書と職務経歴、自己PRの書き方の記事をの見本にどうぞ。
いざ企業にエントリーしたり、エージェントから求人紹介があったときに、まず必要になるのが履歴書や職務経歴書です。
いつでも活動できるように準備しておきましょう。
面接の練習もしておきたい│思ったより緊張する
面接で緊張してしまう理由のは、慣れていないからです。
毎日会う親や兄弟と話しても緊張することはないですよね。
久しぶりの面接はどうしても緊張してしまいがちですが、あわてずに対処しましょう。
面接の流れと事前準備を完全講義【就活での面接であわてない方法】の記事が参考になると思います。
なお、上記の職務経歴書の作成、面接対策は転職エージェントと連携すれば、全部サポートしてくれるから、安心です。
面接のアポイントからスケジューリングまでを一人で行うのは、けっこう大変な作業になりますから、転職に失敗したくない方は転職エージェントは利用すべきかなと。
転職エージェントに登録(相談)しておく
「転職サイト」よりも、「転職エージェント」に登録しておくほうが有利です。
「転職エージェント」は転職を成功させなければ報酬が発生しない仕組みだから、企業側もエージェントも生活がかかっており、待っていればいい「転職サイト」よりも初動が早く熱心です。
なお、転職サイトと転職エージェントの違いは、転職活動前に知るべきこと│転職エージェントと転職サイトの違いは一つの記事で詳しく解説しています。
「じゃあ、どの転職エージェントがいいの?」という疑問については、ぶっちゃけ転職エージェントはどこでも大差ありません。
大事なのは企業とあなたのマッチングだから、選ぶポイントは結局のところエージェントとの相性になると思います。
以下の3社がおすすめなので、登録して実際にエージェントとお話してみてください。
マイナビエージェント
doda│業界歴が長く、信頼できる転職サービス。地方案件にも強いです。
JACリクルートメント│薦めたい転職エージェントNo.1。業界トップの実力と実績があり安心です。ボクもここで転職しました
まず、マイナビは全国規模の大手、dodaは製造業に強いです。JSCリクルートメントは実際にわたしが転職でお世話になっていて、対応もエージェントの質も申し分ない会社です。
詳しくは「購買系に強い転職サイト・エージェント3選│独立する前提で選ぶべき」で解説しています。
「でも、実際に転職手順がわからないと不安だよ!」って方は以下の記事を参考にどうぞ。
≫【未経験者向け】購買転職手順の完全講義│現役部長が求人の見方を解説
まとめ
転職を迷うのはOKですが、転職活動で失敗するのは絶対にNGです。
なんとなくの理由で転職してしまうと、次の職場でも同じ理由で転職したくなります。
転職を繰り返すことで転職活動自体がイヤになり、妥協してしまうのが最悪パターンですよね。
実際に過去にボクも【体験談】妥協した転職は後悔します│優先度を決めておく7つのことでも書いたように、妥協して消耗しました。
本記事で紹介したチェックポイントを参考にすれば、少しは消耗を避けられるかと。
1.人間関係(パワハラ)
2.仕事のやりがい
3.賃金・給与
4.ワークライフバランス(労働時間)
参考にしていただけると嬉しいですね。
ということで本記事は以上です。