購買・資材調達就職

転職は年収だけで選ぶと後悔するかも│1千万円のオファーを断りました

転職のスカウトからオファーされた年収1千万円の資材購買調達の仕事を断りました。年収だけでいえば500万円アップの条件です。

ボク自身の転職は3回目になりますから、転職が怖かったわけではありません。

先日こんなツイートをしました。

5百万円以上の年収アップを断ったわけですが、断らなかった選択と断った選択のどちらが良かったか?と問えば、「断ってよかった」と思っています。

今回はそんな経験から、転職について書いていきたいと思います。

もし、あなたが「転職しようか悩んでいる」「とりあえず年収が上がれば仕事は何でもいい」という状況なら一歩を踏み出す前に少しだけ考えてみてください。

ちなみに、わたしの当時の市場価値は以下のとおり。

転職者に必須のMIIDAS(ミイダス)の市場価値診断で、262社からのオファーと最高年収は1100万円でした。

平均の提案年収は678万円ほど。

MIDAS市場価値レポート

転職は年収だけで選ぶと後悔するかも│1千万円のオファーを断りました

転職は年収で選ぶと後悔するかも【1千万円のオファーを断りました】

今回の経験で、転職は年収だけで選ぶべきではないと感じました。

仕事というのは「人生そのもの」ともいえるモノなので、お金よりも大切です。

とはいえ、これはあくまでもボク個人の感想なので、「お金が重要だ!」という人もおられるでしょう。

それはそれでOK。

OKですが、大事なことは「自分のあたまで考える」ことです。

働き方には時代によってブームがある

いつの時代も、人はよりよい「働き方」「仕事」「年収」に関心があるので、世間ではブームのようなものがたびたび起こります。

あるときは「これからはフリーターの時代」といわれたり、あるときには「グローバルな人材になるべき」あるときは「マルチな人材になるべき」ということが言われてきました・・

そして、昨今は、トヨタの社長が「終身雇用の崩壊」を言い始め、キリンなどの大手企業が「副業を推奨」しはじめ、SNSでは「フリーランス」がもてはやされています。

ボク自身も転職経験があるので転職を否定しませんし、副業としてスキルをつけることは大事という記事を書いてきましたし、就職活動で悩んだら年収で選ぶべき!ともいってきました

記事に書いたことは本当にそう思っています。

・ブラック企業で消耗しているなら心と体が壊れる前にすぐに転職すべきです。

・サラリーマンがノースキルでのんびり定年を待つ時代は終わってます。

・何も分からない新卒は「やりがい」よりも「年収」を重視して最初の会社を選んだほうが、のちのち本当にやりたい事が見つかったときにも正しい選択がしやすくなります。

しかしですよ、最近では「ひとつの会社にとどまる事がリスク」とまで言われ「専門性を持つことの大切さ」や「フリーランスを目指さないと意識が低い」とまで言わるくらいの「ブーム」が起きていますよね。

しかし、これって本当?

ただのブームじゃないの?

乗せられて本当に行動しても大丈夫なのでしょうか?

自分のあたまで考える事が大切│責任は誰も取ってくれない

結論は、やはり「自分で考える」ことが大切です。

なぜなら、未来のことは誰にもわからないからです。

かつて「フリーターが最高!」といわれて、本当にフリーターを選択した人、「マルチ人材」がもてはやされ、専門性を捨てて「派遣社員」を選択しマルチな能力を伸ばした人、「グローバル人材」を目指して、日本特有の良い考えを捨ててしまった人。

これらの人が10年後にどんな事になっているのか?それは誰も知ろうとはしないし、誰も責任を取ってくれません。

どんなに世の中のブームやトレンドであったとしても、選んだのは自分自身ということで片付けられてしまいますからね。

ボクは今回の年収1千万円の転職は自分のあたまで考えた上で断りました。

今回わたしにオファーされた仕事

わたしは資材購買調達部員です。

今回オファーされた仕事は、外資系の航空会社の資材調達の仕事です。

わたしは自分の市場価値を知る目的と、年収アップを期待して日常的に転職エージェントに登録し、転職サイトも見るようにしています。

今回オファーを受けたのも記事で紹介している転職エージェントからです。

チャンスはいつ来るのか予測できないので、網を張っておくことは大切ですよね。

年収650万円以上│ハイクラス資材調達部員に最適な転職エージェント

 

オファーされたのは2019年の12月で、実際の勤務は2020年4月からでした。

・外資の航空会社が日本に進出するため、資材調達マネージャーを探している

・日本国内および、海外からの調達の新規開拓とコスト交渉の仕事

・国際空港内での勤務

・年収は最低1千万円(+成果報酬あり)

・福利厚生・休日は上場企業レベルに充実

 

地方工場でひっそりと地味な資材調達の仕事をしている現在のわたしに比べて、次の仕事場は華やかな国際空港の勤務、おそらくきれいなお姉さんもたくさんいる職場環境でしょう。

年収も1千万円を超えてくれば、今よりかなりいい生活ができそうです。

そしてそのお金を使う休日も、現在の2倍は休めそう。

今は有給を取るには、自身が入院するか人が死なない限り無理な環境ですからね。

想像すれば、夢しかないように思います。

でも、断りました。

オファーを断った理由│仕事の軸は年収ではない

今回のオファーを断った理由は次の3つでした。

・職場が遠い(通勤時間が長い)

・モノ作りができない

・決まりが窮屈

仕事は「人生そのもの」と最初に書きました。

自分が人生に求めるものを「自分のあたま」で考えたら「お金」や「見た目の派手さ」というものが無かったんですよね。

いわゆる「人生の羅針盤」をこの機会に見直ししてみたわけです。

その結果、今回のオファーを受けるよりも今の仕事を続けたほうが「お金は得られないけど、自分にとっての人生の満足度は高そうだな!」という結論に達したわけです。

転職を機に自分にとって大切なものを考えよう

プロフィールにも書いていますが、目先に囚われず本質から考え直してみれば、自分に大切なものは以下のもの。

①自分の時間

②健康な身体

③気の合う仲間

④比較するものは「他人」ではない

今のわたしは、モノつくりの世界で資材調達の知見を広げたり、後輩に教えることで、モノつくりの世界をより良くしたいと思って仕事をしているわけです。

なので、モノつくりの現場である工場が無い勤務地はツマラナイと思ったんですよね。

なにより地方工場勤務は最高です。

・会社の近くに住んで通勤は5分

・現場に行けば機械がガッコンガッコン動いてモノが作られている

・作業着は楽チン

・食堂のご飯は200円でもいつでも温かくて美味しいです

・仕事に裁量があって、自由に調達行動をすることができる

 

じつは、航空業界というのは「決まりごと」が超厳しいんですよね。

人の命を預かる乗り物なので、万が一があってはいけませんから、標準規格のJISQ9000という規格に則した調達行動が求められます。

すべての調達が制限される仕事というのは自分には向いていないのかな?とも思いました。

なにせ、ボクは超B型人間。サラリーマンにそもそも向いてない性格ですからね。

オファーを断ってわかった│未来は誰にも予想できない

なかには「そんな良さげなオファーを断って、もったいない!」と思う方もおられるでしょう。

ですが、わたしは結果論ですが「転職しなくて良かった」と思っています。

コロナ禍の世界で何が起こったか?はご存知の通り。

入社するはずだった2020年4月初旬はまだ影響が少なかったのですが、4月の中旬には海外からの入国は99%減少し、国内の旅行者も激減。

華やかに見えた国際空港ですがいまは「閑散とした風景が広がるのみ」という状況ですね。

航空業界は今では倒産の危機です。

おそらく新参者の自分が真っ先に解雇されていたでしょう・・・

今の現状で新しい仕事が見つかる保証もないし、たぶん失業していたのではないでしょうか?

この現状は転職を検討していた12月には予測などできるはずがありませんでした。

つまり、未来のことは誰にも予想できません。

「あの時、目先のお金や世間の目に惑わされずに自分のあたまで考えてよかったな」

そう思っています。

まとめ:行動は大事。でも自分のあたまで考えよう!

まとめ 転職は年収で選ぶと後悔するかも【1千万円のオファーを断りました】

何も行動しないより、一歩を踏み出して行動することは確かに大切です。

行動しなければ何も変わりませんからね。

今がダメだからといって未来もダメということは絶対にありません。

未来は自分で変える事ができます。

でも、もしその行動を「周りの雰囲気」であったり「他人との比較」で決めたのなら、よくない結果になったときに後悔する事になります。

後悔しない方法は、やっぱり「自分のあたまで考えて、自分で決める」ことです。

 

誰かの言うことを鵜呑みにして、誰かと常に比較して、文句を言っているのは心地よいかもしれないけど、結局その誰かは責任を取ってくれるわけではないからね。

 

結局は苦しくても自分で決める事がとても大切だということ。

ボクは今回のことで強く理解する事ができました。

もし転職や仕事で悩んでいるなら、少しでも参考になればうれしいです。

が、とはいえ現状維持では「悩むタイミング」さえやってこないまま一生終わってしまいますよ。

未来は誰にも予想はできないですが、時代の変化を感じることはできます。

時代の変化を感じるためには、少しでも外の世界とつながっておく事が大事かもしれません。

転職エージェントはメンドイな、、と思っても転職サイトなら自分から情報を見るだけなので手軽に始められます。

わたしも年収が倍増したキッカケは「クチコミ系の転職サイトを見に行く」でした。

年収アップに興味がある方はぜひ一歩を踏み出してみたらいかがでしょうか。