購買・資材調達調達の仕事はAIに奪われるのか気になりますか?
・資材調達の仕事に興味があるけど、将来性は大丈夫かな?
・AIが発展したら仕事が奪われないか心配だな
・実際に働いている現場の意見が聞きたい
この記事では、現役の資材購買部長が現場目線で解説します。
この記事を読むと、AIの本質がわかり不安な方の疑問が解決します。
資材調達の仕事はAIに奪われない│むしろ楽になる【購買部長が断言】
資材調達の仕事はAIに奪われません。
むしろ仕事が楽になって幸せな未来が待っています。
理由は3つあります。
①AIに奪われるかどうかは、働き方によるから
②AIそのものが怪しいから
③技術が進歩すれば仕事は楽になるものだから
AIに奪われる仕事かどうかは働き方によります
働き方はこれからの時代、次の3つに分かれていきます。
1、マックジョブ
誰でもできる仕事を低賃金で責任小で働く仕事
2、スぺシャリスト
専門性を武器に、高時給、責任大で働く仕事
3、クリエイター
独立してゼロ~青天井の高所得で働く仕事
「AIに仕事を奪われないか心配」なのは、マックジョブで働く人たちです。
資材調達の仕事は営業職などに比べて、スペシャリストを目指しやすい仕事です。
AIに仕事を奪われるリスクは限りなく低いでしょう。
AIそのものが怪しいから仕事は奪われない
次に「そもそもAIが怪しい」ということです。
AIとは人口知能であり、2045年には人類の頭脳を超えるシンギュラリティが起こると予測察れています。
しかし本当でしょうか?
エンジニアの立場から言うと、人工知能自体の存在が怪しいです。
処理のスピードが上がるだけで、中身のロジックは進化していないはずです。
テクノロジーの世界では、まだ人間の感情を超える革新的な技術はでてきていません。
仕事はAIに奪われない│逆に楽に、短くなる。
IT化、AIの登場、国内製造業の減少などの理由から、資材調達の仕事も少なくなると思われていますが、そうは思いません。
先日以下のツイートをしました。
中小企業診断士強いですね。
ただね…
その中小企業がなくなっちゃう可能性よ。なお転職には簿記も強いですよね。 https://t.co/CP87P1ijpK
— NimU@購買職25年×週5日ジム通い (@kamokamoman) August 30, 2022
「中小企業診断士」のような対人の仕事では、ヒト対ヒトの関係が必要です。
午前中だけ働いてあとは余暇。あるいは、週に3日だけ働く。
こんな働き方になるのかもしれません。
なお中小企業診断士の資格は隙間時間で勉強しておくと、将来きっと役に立ちます。
資格取得の研修と、資格を維持する仕組みがメンドイから在職中というよりは、転職とか独立のタイミングで取得するのがオススメです。
ボクが使ってたサービスはスタディングと音声学習のオーディオブック。ながらで学習できるから、隙間時間に使ってるだけで年間100冊読めます。
なお、オススメの音声学習サービス5社比較は記事をどうぞ。
≫ジムトレ中は音声学習がおすすめ!オーディオブック5社比較した感想
AIに仕事が奪われるという解釈は科学的に正しくない
AIが予想を上回る速さで実用化したとしても問題ありません。
仕事が奪われる、なくなるという解釈は正しくないからです。
世の中は日々、便利になっていますが仕事はなくなりませんよね?
かつて「人力車をこいでいた人」は自動車の登場で職を失ったかもしれません。
でも「運転手」という新しい仕事ができ、以前よりも楽に稼げるようになりました。
つまり資材調達の仕事もAIの登場によって、もっと楽になるはずです。
具体的には「午前中だけ働けばOK!な未来」が予想できます。
ChatGPTから見える未来 ※2022.12.12追記
先日、ChatGPTというオープンソースのAIがローンチされました。
日本語対応もアリ、誰でも使えますので参考にどうぞ。
≫https://chat.openai.com/auth/login
使ってみた感想は、相当便利です。質問すると答えが10秒ほどで返ってくるから、グーグル検索するよりも早いですね。
特にデーターや論文系の検索は断然早く、仕事の効率が上がるなと感じています。
プログラミングコードの間違いや、数学問題の解き方、最適なポートフォリオ、経理上の質問など、人に相談するより正確に答えが返ってきます。
また「DALL-E」や「OpenAI Five」自動で動画作成やアートを書いてくれるAIも同時にリリースされていますね。
「OpenAI Codex」を使えば素人でも簡単なプログラミングコードが書けてしまいます。(じっさいにボクもpythonの独学をやめました)
こういったAIが出てきて改めて「仕事が奪われる職業」というのは下記の職業ですね。
・電話対応のオペレーター(チャットbotよりもはるかに優秀)
・税理士、弁護士、ファイナンシャルプランナー(AIが司法試験に合格済み)
・タクシーやトラックドライバー(自動運転は実装済み、tesla SEMIも予定)
・レジ打ちの仕事(テキサス州では完全自動のマクドナルドがあります)
なお、デメリットもあり、以下のとおり。
・AI学習期間が2019年ごろと思われ、やや情報が古い
・質問に回答する形式だから、質問力が問われる
・検索する人の属性によって、AIの回答傾向が変わる可能性がある
便利な反面、AIならではの課題も出てきそうです。
「情報が古い問題」は今後使う人が増えればアップデートされそうですが、質問する人の属性によって、AIの答え方が変わることも推測できます。
例えば、webの世界には新自由主義寄りの人が多い印象があり、そういった人が好む質問を打ち込むことによって、AI自体の思想がリベラル寄りに傾きすぎる、などです。
AIよりも心配することがある
セカンドキャリアに向けて、いかに自分の市場価値を高めていけるかが重要です。
これまでは特に専門性を持たなくても、ゼネラリストとしての能力があれば何とかなっていました。
これからのサラリーマンは努力して専門性を身につけていく必要があります。
政府の発表によると、2018年からすでに景気は後退しており、さらに2020年はコロナ騒ぎで景気後退は確実です。意図せず転職を強いられている方もおられるでしょう。
さらに、人生は100年時代に突入しており「60歳以降は余生」といった、これまでの人生観から、50歳以降の半分はセカンドキャリアとして仕事を続けていく考え方に変化していますよね?
なお、悲報として企業は将来高給取りになる使えない40代は早期にリストラしたいと考えています。
低成長少子化の未来では、企業は終身雇用、年功序列の維持ができないからです。
次の世代では人材ではなく、個人のスキルに給料を払う時代が来るため。中堅社員ほど、スキルの積み上げを意識しつつ仕事を選ぶべきですよね。
自分の市場価値を高め、市場に求められる人材になっておくことはとても重要です。
≫リストラ時代に中堅サラリーマンが行動しておくべき3つのこと
まとめ│資材調達の仕事はAIによって逆に楽になる
資材調達以外の仕事を否定するわけでは無いですが、AIの登場によって、なくなってしまう仕事は必ずあります。
働き方はこれからの時代、次の3つに分かれていきます。
1、マックジョブ
誰でもできる仕事を低賃金で責任小で働く仕事
2、スぺシャリスト
専門性を武器に、高時給、責任大で働く仕事
3、クリエイター
独立してゼロ~青天井の高所得で働く仕事
「AIに仕事を奪われないか心配」なのは、マックジョブで働く人たちです。
「いまの仕事がマックジョブなので心配、、」
もしもこんな状態なら、今やれる事は3つです。
・自分の市場価値を認識する
・自分の足りないスキルを磨く
・転職する
自分の市場価値は「転職サイト」で簡単な入力をするだけで簡単に分かります。
無料で利用できるサービスがあるので、素直に使いましょう。
あなたの「強み」を判断≫リクナビNEXT
あなたの「市場価値」を診断≫MIIDAS(ミイダス)の「市場価値診断」
足りないスキルを磨きつつ、今の仕事で生き残るのもいいですし、思い切って転職することもありです。
購買職のスキルをあげる方法は以下の記事で解説しています。
≫購買スキルマップと独立までのキャリアプラン│調達歴25年の集大成です
なお、ボクはスキルアップもしつつ、さらに以下の転職プランで年収をあげてきました。
年収が好転したきっかけは30歳前に転職サイトに登録したことだけでした。48歳の今は、年収の不安がないから毎日ジムに通えって笑える生活を満喫。
300万円だった年収を1500万円まであげてきた方法は以下の記事をどうぞ。
≫購買職でも年収1千万円は可能です│僕が給料を3倍にした3つの手順
では本記事は以上です。