購買転職の書類選考に通らない人「30代から転職活動を始めてみたけど、書類選考にすら通らない……転職エージェントにも相談してるし、書き方も勉強したのに何が悪いんだろうか?もう80社以上も選考に落ちているし、心が折れそうです……誰か助けて。」
上記の悩みを解決します。
・あなたが購買転職の書類審査に通らない3つの理由
・現役採用者のボクが書類審査を通すための改善点を解説
・職務経歴書と転職志望動機の書き方の完全講義
本記事を書いているボクも2回ほど転職活動の経験がありますが、書類審査に通らないと、面接でアピールもできないからツライですよね?「スタートラインにすら立たせてもらえないのかよ!」ってなる気持ちは分かります。
ただ、購買職として新卒や中途の採用員をしていると、あの時「選考に落ち続けた理由」がわかってきました。
本記事を読むことで「落ちる理由」がわかれば、あとは改善するだけです。きっと面接に進めるようになるから、購買職になることをあきらめないでくださいね。
【解決策あり】30代でも購買転職の書類選考に受からない3つの理由
購買部門の採用担当でもあるボクが断言しますが、書類選考で面接するかしないかの最初のフィルターは以下の3点のみです。
・学歴フィルター
・職歴フィルター
・見た目フィルター
厳しいですが「学歴」「職歴」「見た目」に傷があると、書類選考はまず通りません。
とはいえ、傷があったとしても、隠す方法を使えば問題なしです。
学歴フィルター
「学歴は関係ない」といっても、購買職として採用されるには大卒経験は必要です。
・高卒のA君
・専門学校卒のB君
・大卒のC君
1名しか面接しない場合、他が同条件ならC君を選ぶはず。
つまり、学歴に傷がある場合、普通の企業では面接に進めません。
学歴が不安な時の対処法
じゃあ、どうすればいいか?
・ベンチャー企業や中小企業のスタートアップに応募
・学歴不問の転職エージェントに依頼
・スキルや実績をアピールする
具体的には以下のサービスを試してみてください。ボクが実際に面接した人が使っていたサービスだから間違いないはず。
なお、MIIDAS(ミイダス)の市場価値診断をやってきたところ、購買職としてのボクのキャリアは262社からのオファーと提案年収は678万円ほどで最高年収は1100万円でした。
スキルと実績のアピールは簡単です
「学歴」の部分に自身のスキルや実績をアピールして書くだけでOKです。実際に「学歴」の欄に以下のように書いてきた人がいました。
・○○専門学校卒業後、すぐにプロ事務所に所属し、師匠の下で下積み修行を積み、通常3年かかるところ、1年で基礎部分を習得
・翌年から独立
・自身のWEBサイトとSNSを開設し集客
・初年度から売り上げ、〇〇円達成
・翌年からYoutubeを開設し動画編集スキルを習得。
・外注として人を雇いつつ、チャンネル運営のノウハウを習得。
・同年Youtube登録者○○人から、CTA3%で月に〇〇円の売り上げを生産
※学歴としての実績はありませんが、自身のスキルを伸ばすことで、個人としての稼ぎ方と外注管理のスキルを伸ばしてきました。
上記のように、あなたのスキルと実績に自信があるなら、書く場所がなくてもアピールするべきです。
正直な話、社会人として魅力的な人材は後者の人材です。
書類審査で、未知数な部分を面接で確認するわけで、書類の時点で有能な人材であることがわかれば、必ず「面接で人柄を見てみたい」となります。
なお、高学歴なのに書類選考に通らない方は、転職活動の本質理解が足りない可能性が高いです。
そんな時は以下の記事を参考にしてみてください。本質を理解している高学歴な人材なら企業は欲しがるはずだから、書類審査突破はすぐそこですよ。
≫現役採用者が検証する│高学歴でも内定が出ない人の改善点は1つだけ
入社してしまえば学歴不問です
なお、専門卒とフリーからの転職が問題なのは面接~就職するまでで、入社してしまえば人柄と実力勝負。
特に購買職は人柄が良ければ誰でも適性ありですし、入社後に磨けるスキルの方が多いから、学歴を気にする必要はないですよ。
購買職に求められる適性については以下の記事にまとめています。
≫購買部長が教える資材調達に採用されやすい人の適性5選【凡人OK】
また、購買職のキャリアパスについては記事が参考になるかと。
≫購買歴25年の僕がおすすめする!資材調達部員の稼げるキャリアパス
職歴フィルター
職歴での最重要は、現在が「無職」か「現職」かどうかです。
・現職公務員のA君
・現職ブラック企業のB君
・現在フリーランスで稼いでいるC君
能力として優秀なのはC君ということは理解できますが、会社員として採用活動をする場合、選ぶのはA君かB君です。
フリーランス全盛の時代といっても、会社にとっては組織に属さない人は「無職」です。
そして「無職」の人を選ぶ採用者は存在しません。
職歴が不安な時の対処法
転職活動は在職中に済ませるのは絶対です。でも、ブラックな環境で長く続けられないのも事実。
すでに離職していたり、現在はフリーランスという方も多いでしょう。
特に就職の軸がない20代は「契約社員ブーム」→「公務員ブーム」→「ITエンジニアブーム」とブームに乗りやすく「思っていたのと違う!」となって離職する方も多いです。
そんなあなたには、以下の方法がおすすめです。
・ベンチャー企業や中小企業のスタートアップに応募
・スキル重視の会社に応募
・職歴不問の転職エージェントに登録する
具体的には自分で企業を探してホームページの求人情報から直接応募すればOKです。手順は以下の記事で解説しています。
≫【未経験者向け】購買転職手順の完全講義│現役部長が求人の見方を解説
なお「いきなり求人に応募するのはハードルが高いなぁ……」という方は、以下のサービスを試してみてください。
ボクが実際に面接した人が使っていたサービスだから間違いないはず。
・UZUZ│ベンチャーや中小企業に強い。転職相談から始められるから心強い
・JAC Recruitment│スキルを重視したキャリア相談に定評のある転職エージェント
・就職ショップ│書類選考なし!あなたのやる気が評価される求人が多数あり
妥協した転職は後悔します
フリーランスからの転職はハードルが高いと思い込んで、妥協した転職をすると後悔します。
・興味のない業界に転職
・購買職が「おまけ」の職種に転職
・低収入の購買職に転職
当たり前すぎですよね。でも、転職で書類選考に落ち続けると、妥協した転職をしがちです。悪いエージェントなら、もしかしたら適当な職種をすすめてくるかもしれません。
ですが、ボクが関わった方の前職は以下のとおり、様々な職種で、購買から購買という方の方が少ないから、必ずしも購買職から購買職の転職である必要はないですね。
「銀行員で営業」「公務員で建築の発注などをしてた」「フリーランスの保険営業」「梱包資材会社の営業」「旅行代理店の海外担当」「電子部品業界の生産管理」
軸ずらし転職の注意点
とはいえ「いったん違う職種についてから購買職に軸ずらし転職もアリかも?」と思う方も多いはず。
そういった場合は、購買職の最重要は「原価管理」と「折衝」なので、もし一度クッションを入れるとしても、このあたりのスキルが磨ける業種がおすすめです。
実際にボクが異職種からの転職で採用にした人材の特徴としては以下のとおり。
・財務や経理関連に強い
・対外交渉の経験がある
・海外取引のスキルがある
・対人交渉(営業ほか)の経験がある
・製造業の経験がある
付け加えると、購買職を目指すなら、製造業の求人が一番多いかと思いますから、購買職の前段階としては「生産管理」もおすすめです。
生産管理は「営業」の要求を受けて「工場」の生産計画を決める仕事で、製造業の全体像がつかめます。
中には購買業務を兼任している会社も多くて、生産管理部の中に生産管理課-購買係があるイメージです。生産管理部員ですが、購買担当として働くことができます。
購買職は中小企業ほど兼任が多い
「購買機能」をどこの部署が担当するのか?は会社によって様々です。「営業」が担当する会社もあれば「工場」や「生産管理」が担当する会社もあります。
大企業になるほど、分業が進んでいて、小規模になるほど購買分門の担当範囲が広がっていく感じです。
分業している会社は「購買」は「おまけ」みたいに思っている会社なので、購買専門で仕事をしていくことは難しいです。
とくに「倉庫担当」「製造」といった工場の中の1人に組み込まれてしまうと、購買だけをする人になるのは難しく、工場長とかにならないと権限が与えられないかもしれません。
ですから、できれば「工場(直接作業部門)」に購買機能がある会社より「生産管理」や「営業」といった間接部門に機能がある会社の方がベターかなと。
なお、購買職の仕事内容と担当部門の別れ方については以下の記事を参考にどうぞ。
≫購買と調達の違いは機能です│会社の規模によって担当範囲が変わるだけ
見た目フィルター
「人は見た目が9割」は事実です。つまり初回の印象は超重要です。
履歴書の場合、見た目で差がつく部分は以下の2つです。
・顔写真
・文字
顔写真は爽やかで明るい印象であればOKで、文字は丁寧に書かれていればOKです。
特に写真で手を抜いている人は、どんなに人物が優れていても面接に進めないから、スタジオで撮影するのは当然として、多少の加工を使ってでも、奇跡の1枚に仕上げるべきかと。
見た目が不安な時の対処法
見た目の差というのは、顔がいいとか悪いとかいう話ではありません。
実際は、ほんの少しの手入れの差だったりするから、以下を改善しましょう
・髪型:美容室で「爽やかで好印象」のオーダーでOK
・眉毛:美容室で眉を整えてもらえばOK
・肌質:肌の透明感は清潔感と若さを印象付けます
「見た目」は自分が見る姿よりも「他人が見ている自分」のほうが断然、優先度が高いです。
例えば、そこまで見た目がよくないのにモテる人っていませんか?それは「他人から見られる自分」と「自分がなりたい自分」がマッチしているからです。
自分の趣味から外れると自己肯定感は少し下がるかもですが、転職活動中くらいは我慢するべきです。
なぜなら、そこを我慢できない人が多いから。それだけで他人と差別化できます。
実際、志望動機よりも先に目に入るのは、やはり「顔写真」です。人は見た目が9割というのは嫌だけど、採用においても事実ですからね。
なので、ここでライバルに負けないように努力するだけでもグッと面接に進める確率が上がります。
具体的に差をつける部分は以下のとおり。
・写真はプロに頼む
・清潔感がある髪型にする
・眉毛を整える
・肌と歯をきれいに保つ
・スーツをパリッと着こなす
このあたりは就職活動の基本中の基本であり、誰でもすぐにできるけど、手を抜きやすい部分ですから、もしできていないなら、即改善しましょう!
特に、営業や購買職は会社の顔となるから、清潔感は超重要です。
肌質は、とりあえず「ドクターⅭラボのVC100美容液」→「キュレルの保湿クリーム」を1か月継続すればOKです。肌の透明感が上がるから3歳くらい若返ります。
履歴書は手書きしないといけないの?
手書きかどうかを気にするのは無意味です。単にあなたにメリットがあるのかどうかで判断すればいい部分かなと。
字がきれいで、人柄が字にあらわれる。「誠実」「実直」「丁寧」といった「強み」が文字でアピールできるなら「手書き」が有効ですし、あまりよく思われないかも……と感じるなら、入力で作成した方がいいですね。
購買職で重要視される人柄については記事も参考にしてみてください。
≫資材調達・購買部に求められる人材の目指し方│仕事に向き合う羅針盤
現役採用者が2番目に見る項目の対処法
「学歴」「職歴」「見た目」の3つのフィルターを突破したら、次に見る項目は下記の2点です。
・職務経歴
・転職志望動機
とはいえ、この2点はテクニックでどうにでもなり、あなたの個性の部分でもあります。
特に購買職はスキルよりも人間性を大事にするから、職務経歴よりも転職志望動機の書き方が最重要です。
面接まで進める具体例は、以下の記事で解説しています。
まとめ
いくらあなたが優秀で熱意があったとしても、書類選考に通って面接に進めなければ、転職できません。
・学歴フィルター
・職歴フィルター
・見た目フィルター
上記に傷があると面接には進めないから、本記事を参考にまずは書類審査を突破しましょう。
採用担当者が最初に見るフィルターに傷があるあなたが、書類審査を突破するには、書類審査の本質を理解したうえで、人一倍の工夫と試行錯誤が必要です。
- フィルターを重視しない業界に応募
- 書類審査がない転職エージェントを選ぶ
- キャリア相談が充実している転職エージェントを選ぶ
- ほんの少し見た目で差をつける
- 魅力的な志望動機を作る
今は、書類選考に落ちまくって自信を無くしたり、時には萎えてしまっているかもしれませんが、できることから行動していけば、いずれライバルから抜け出して本当のあなたの性格や、熱意、実力が認められる場に立つことができます。
信じられないかもしれませんが、書類選考を突破できるキッカケは本当に些細なところなんですよ。
あきらめてしまえば、現状より下にしかなりません。
でも行動を積み上げていけば、かならず今よりいい未来にたどり着きます。
できることから始めていきましょう!
本記事で紹介したサービス一覧
・UZUZ│ベンチャーや中小企業に強い転職エージェント
・就職ショップ│書類選考なし!あなたのやる気が評価される求人多数
・MIIDAS(ミイダス)│診断入力で面接確定のオファーがもらえる
・JAC Recruitment│スキルを重視したキャリア相談に定評のある転職エージェント
書類審査を突破した後に読む記事
では、本記事は以上です。