志望動機・面接対策

転職の書類審査で落とされない志望動機の作り方│未経験テンプレあり

「転職活動の書類審査で落とされない志望動機の作り方」を知りたくないですか?

履歴書の「志望動機欄」は採用担当が転職者を選別する第一関門です。

まずはココを突破しないと面接には進めません。

転職の志望動機がかけない人:履歴書の志望動機欄でいつも書く手が止まっちゃうな。何を書けばいいの?採用担当者はどんな部分を重要視して見ているのかも知りたいです。

こんな疑問を解決します。

この記事を読むとわかること

・転職志望動機の作り方│未経験テンプレあり

・書類審査で落とされないポイント3選

・希望の転職先に受かりやすくする方法

この記事を書いているわたしも過去に3度の転職経験者です。

希望の会社に転職を成功させてスキルアップすることで、250万円からスタートした年収も1000万円を超える事ができました。

※専門性はプロフィール記事の通りです。

転職者に必須のMIIDAS(ミイダス)での市場価値診断では969社からのオファーと、最高で1100万円。平均の提案年収は678万円でした。

MIDAS市場価値レポート

 

NimU
NimU
今では部長職になり、200人以上の転職履歴書を見ていますが、いきなり履歴書で落ちてしまう人は、志望動機欄に問題がある場合が多いです。

この記事で上手に志望動機を作るテクニックを学ぶと、履歴書の書類選考でいきなり落とされることを予防できますよ。

転職の書類審査で落とされない志望動機の作り方│未経験テンプレあり

転職の書類審査で落とされない志望理由の作り方【未経験でも大丈夫】

書類審査で落とされない志望動機を作るポイントは以下の3点です。

1:志望動機を最初に作りこむ

2:採用側の求めていることを書く

3:志望企業とのリアルな接点を作る

順番に解説します。

1:志望動機を最初に作りこむ

最近の転職の求人はWEB上で応募する形式が増えています。

webの場合、提出のハードルが低いので、採用者はより多くの履歴書を見るようになっています。

webエントリーの場合、採用側は志望理由の部分を最重要に見ています。

書類では赤枠の部分に書いていたところが志望理由です。

履歴書

書類の場合とweb選考の違いは以下のとおり。

書類:上から順番に見ていくのである程度は目を通す

web:志望理由から先に見る

志望動機がダメだとほかの部分が見られない可能性が高いですよ。

2:採用側の求めていることを書く

「採用側が志望理由に何を見ようとしているか?」を考えてみると正しい志望理由の書き方が分かります。

採用側が志望理由で見たがっていることは「あなたと自社とのマッチング」です。

イメージしやすいのは、下の集合を表現するときに使う「ベン図」ですね。

ベン図

採用者が志望理由で見たいのは赤い部分。

企業とあなたのマッチング領域の大きさです。

この赤の部分が大きければ大きいほど「この人、うちに向いてるかも?」「面接してみたいな」と思ってもらえますよ。

つまり、書類審査で落とされる志望理由のパターンは2つです。

1、企業側の長所ばかり書いてある

2、自分の長所ばかり書いてある

例えば以下のような言葉はNGです。

「御社の経営理念に共感しました」

「御社の将来性にひかれました」

「御社なら前職の経験が生かせると思いました」

かもかもまん
かもかもまん
このような志望理由は採用者のマニュアルでは真っ先に評価を下げるべき「あいまいな志望理由ワースト3」として書いてありますので注意しましょう。

というわけで、ダメな志望動機の理解が深まったところで、書類選考で落とされなくなる志望理由にする改善点を説明します。

3:志望企業とのリアルな接点を作る

志望企業とのリアルな接点をつくると、説得力のある志望理由になります。

採用者に落とされる「あいまいな志望理由」になってしまう最大の原因は、志望企業とのリアルな接点を作っていないからです。

NimU
NimU
ここが改善できると志望理由はグッと良くなりますよ。

改善方法は以下の2つです。

志望企業をインターネットや新聞で事前調査する

志望企業の商品・サービスを利用する

① 志望企業をインターネットや新聞で事前調査する

 

志望企業の以下のことをネットで調べましょう。

・経営理念

・事業内容

・経営計画

・現在の主力商品

・過去のヒット商品

・社名の変遷

・最近のニュース

これらをネットや新聞で調べておくと、自然と共通言語が増えて共有部分が増えます。

ネットで見るだけなので誰でもできる改善策です。

NimU
NimU
ボクは漫画喫茶でやってました!

② 志望企業の商品・サービスを利用する

 

2番目は少し降雨道が必要ですが、以下のとおり。

・パンフレットやカタログを収集する

・店舗を見学する

・イベントに参加する

ここで同業他社との比較が出来ると「なぜその企業でなければダメなのか?」を明確に企業側に伝えることが出来るようになりますよ。

NimU
NimU
休日の気分転換に参加するといいですよ。

じゃあ次に、ダメなパターンを紹介しつつ、改善ポイントを解説していきます。

書類審査で落とされないポイント3選

落とされない志望動機のポイントは、以下の3つです。

① 企業の長所ばかりか書かない

② 自分長所ばかり書かない

③ 未経験なことで遠慮しない

上記のとおり。

落とされない志望動機を作るには、落とされる志望動機のダメなところを消してあげればOKです。

順番にダメな例を出しつつ、改善のテンプレも消化しますので参考にしてみて下さい。

ダメな例① 企業側の長所ばかり書いてある

「御社の○○という企業理念に賛同して応募しました」ばかり強調してくる人は書類審査で落とされます。

NimU
NimU
自社がすばらしいのは知ってるから!あなたはどんな理由でわが社に?

また「御社の福利厚生面がすばらしく・・」など待遇面ばかり強調してくる人もダメですね。

かもかもまん
かもかもまん
確かに待遇面は大事だけども!この人は働く気持ちがあるのだろうか?

こんな印象をもたれてしまいますよ。

では、上記2つの志望動機を修正していきます。

改善案:企業の長所とあなたの長所をマッチングさせよう

 

会社の特徴を調査して志望理由にするのは素晴らしいですが、相手のことが大好きな片思いと同じで、受ける側からすると肝心なあなたとの相性が不明ですよね。

この場合、以下のように書いていくと、採用側は、あなたへの関心がグッと高まります。

自分の経験と掛け合わせる

わたしは、○○という経験を通して、○○することの大切さを痛感してきました。

御社の経営理念である○○が、私の経験から得た教訓と通じる部分があり、ぜひ御社で働いてみたいと感じました。

体験と掛け合わせる

わたしは、常々御社の○○というサービスを利用していて、○○という点がすばらしいと思っていました。

御社のことを深く知るにつれ、この考えは御社の企業理念や、歴史からきているものだと気がつき、ぜひこのような環境で、これまで培ってきた○○という経験やスキルを生かしてみたいと考えるようになりました。

あなた自身の歴史と希望する会社の特徴を重ね合わせることで、あなたと企業の共通部分をアピールしましょう。

すると、志望理由に説得力が生まれて書類選考で落とされなくなります。

ダメな例② 自分の長所ばかり書いてある

「前職では○○という実績があり、御社の不足部分を補えるので募集しました!」みたいな抽象的な自己PRはテンプレっぽいので落とされます。

NimU
NimU
あなたがすごいのは分かったけど、具体的にどう生かせるかが知りたいよ!

また「わたしの○○というスキルは、御社を成長させることが出来るので志望しました!」見たいのもダメですね。

NimU
NimU
それは、あなたが決めることじゃないよね^^あまりに上から目線過ぎるのでは・・

こんな印象をもたれてしまいますよ。

では、上記2つの志望動機を修正していきます。

改善案:採用側に選ばせる

 

自分のスキルや実績に自信がありすぎると自身のことばかりアピールした志望動機になりがちです。

恋愛なら自分のことばかりアピールしてきて、こちらのことに本当に興味があるのか不明な軽いナンパ師みたいなイメージ。

「会社に貢献できる」というアピールは必要ですが「ただの自慢」や「上から目線」な態度に移らないような配慮が必要ですね。

この場合は以下のように書いていくと、採用側はあなたへの関心がグッと高まります。

役に立てる部分の明確化

私は前職で○○というスキルを伸ばしてきました。今現在、御社が新規事業として力をいれている○○の分野に、自身のこれまでの経験を生かすことが出来ると思い志望しました

あくまで選ぶのは企業側です。

あなた自身の歴史を希望する会社が力を入れている分野や事業に重ね合わせつつ「企業側に判断していただく」という姿勢を混ぜることができるといいですよ。

「この人は戦力になってくれそう」と思われ、書類選考で落とされなくなります。

③ 未経験なことで遠慮しない

あなたが業界未経験でも採用側の立場では、まったく気にしていません。

転職者というのは、経験者よりも新しい業界に挑戦している人のほうが圧倒的に多いからです。

最近の転職市場では「ピボットワーク」といって、まったく違う業界に転職して自身のスキルアップを狙う働き方のほうが一般的だったりします。

なので、未経験の業界への転職はまったく問題ないです。

志望動機を書くときは、むしろ以下のことに注意して書いたほうが有効です。

志望動機の書き方の注意点

・転職先の業界について、知ったかぶりはしない

・前職の仕事内容を詳細に伝える

知ったかぶりはしない

 

転職先の業界について詳細に調べるのはOKですが、知ったかぶりはすぐにバレます。

NimU
NimU
採用側からすると知ったかぶりをされると逆に印象が悪いですよ。

前職の仕事内容を詳細に伝える

 

現在のあなたの業界での職歴やスキルを詳細にイメージできるような志望動機は好印象です。

「この人のこのスキルや経験はコチラの業界のこの点で生かせそうだな」というように判断することが出来ます。

かもかもまん
かもかもまん
未経験のあなたがすべき事は、今現在の職歴やスキルを明確に採用者側に伝えることですよ。

希望の転職先に受かりやすくする方法

あとは行動あるのみですね。

転職エージェントに登録して求人を見つつ、企業の公式サイトから直接エントリーしていけばOKです。

具体的な手順は以下の記事が参考になるかと思います。

【未経験者向け】資材調達/購買転職手順の完全講義
【未経験者向け】購買転職手順の完全講義│現役部長が求人の見方を解説 こんな悩みを解決します。 本記事の内容 ・ 購買転職が未経験歓迎な理由 ・ 求人選びの注意点│見るべきポイ...

【未経験者向け】購買転職手順の完全講義│現役部長が求人の見方を解説

今回の記事は、わたしの実務経験から得た情報で書いてみましたが「ほかにも参考例が知りたい」「もっと違うアドバイスが欲しい」という方もおられるでしょう。

転職エージェントはそんなときに有益です。

NimU
NimU
わたしも、これまでの3度の転職で助けにられました。

転職って家族や友人に内緒だから、客観的に見てもらえる「転職エージェント」を利用しないと「企業のいいとこアピール」や「自分アピール」の転職志望動機になりがちです。

孤独な転職作業もアリですが、転職に成功した人って、ほぼ優秀な転職エージェントを利用していますよね。

転職エージェントの選び方

転職サービスは転職サイトではなく、エージェントを活用すべきです。

理由は以下のとおり。

・非公開の企業とのパイプがある

・あなた専用のエージェントが徹底サポートしてくれる

・あなたの志望する企業や業界で有利になる情報を持っている

転職エージェント自体は「どこでも大差なし」です。

たしかに会社ごとの特徴はありますけど、結局はエージェントの人とのマッチングだったりしますので。

以下の3社がおすすめなので、登録して実際にエージェントとお話してみてください。

NimU
NimU
ボクが過去3回で毎回利用していた3社です。

マイナビエージェント|定番です。案件も多いので、登録して損はしないはずです。

JACリクルートメント薦めたい転職エージェントNo.1。業界トップの実力と実績があり安心です。

doda│業界歴が長く、信頼できる転職サービス。地方案件にも強いですね。

 

補足明確な目的があるときの選び方

転職に明確な目的があるときには、専門性の高い転職エージェントを選んだほうが苦労が少なかったです。

転職はステージごとに最適な転職エージェントがあり、ボクの経験では以下のとおり。

20代:キャリアチェンジの転職

30代:キャリアを上げるための転職

40代:年収を上げるための転職

それぞれで使ってよかった転職エージェントは以下の記事にまとめています。

特別なステージにいる方は参考になるかと。特に30代のミドル転職は未来の人生を決めるので、とても重要です。

20代:キャリアチェンジの転職

20代で転職に成功した感想│第二新卒におすすめの転職サイトの選び方 20代の第二新卒転職でも大成功できる具体的な方法を知りたくありませんか? あわない会社をやっとの思いで退職できたの...

20代の転職でわかった│第二新卒はサイトとエージェント選びが9割

30代:キャリアを上げるための転職

30代ミドル購買部員が登録すべき転職サイトとおすすめエージェント30代のミドル転職で失敗しない方法を知りたくありませんか? 30代が20代と同じ感覚で転職活動をしてしまうと失敗するので注意が必要...

30代ミドル資材調達部員におすすめできる転職サイトとエージェント

40代:年収を上げるための転職

年収650万円以上│ハイクラスバイヤーにおすすめの転職エージェント

まとめ

失敗しない志望理由の書き方をまとめると以下の通り。

要点まとめ

・WEBでエントリーできるようになり、志望理由欄の重要性は増している

・転職の志望理由は、採用側が求めていることを書く

・採用側が見たいのは「あなたと自社とのマッチング」

・志望理由でアピールすべきは、企業とあなたのマッチング領域の大きさ

・書類審査で落ちる志望理由の原因は、志望理由が漠然としすぎていること

・志望企業とのリアルな接点をつくると、説得力のある志望理由になる

・あなたが業界未経験でも、採用側はまったく気にしていない

・未経験業界に挑戦する場合は、今の業界での職歴やスキルをより分かりやすく

志望理由の書き方ひとつで、あなたが面接までいけるか否かが決まってしまいます。

どれだけ魅力的な人材だとしても、書類審査で落とされてしまうとどうにもできません。

苦労して絞り込んで決めた会社なのに、書類審査で落ちてしまったら悲しすぎますよね。

あわせて以下の記事で、志望動機のテクニックを学んでもらえるとうれしいです。

では、今回は以上です。