あなたは今の仕事に疲れて消耗していませんか?または「ブラックな業界で働いているのでは?」という疑問を感じていませんか?
ブラック業界を疑っている人:今の仕事は激務過ぎないか?なんとなく就職してしまったけどなんか違うんだよなぁ、、もしかして、ボクってブラックな業界で働いているのでは?
こんな疑問を解決します。
この記事では転職3回の経験があり、資材購買歴25年のわたしが「ブラックな業界を見分ける3つのポイント」をまとめました。
「将来のビジョン」を持って就職を決めることが出来る人なんてほんの一部です。
今の職場がブラックな業界だと確信したら、すぐに転職を検討すべきですよ。
なお、本記事を執筆しているわたしのスキル測定結果は以下のとおり。
MIIDAS(ミイダス)での市場価値診断では262社からのオファーと最高で1100万円。平均の提案年収は678万円でした。
記事の信頼性のひとつになるかと。
なお、すでに転職を考えている方は以下の記事をどうぞ、
資材調達の仕事が激務だと感じたらブラック業界です│即転職でもOK
結論です。
人的資源を意図的に搾取して利益をキープせざるを得ない会社がブラック企業です。
(正確な意味を知りたい方はググってくださいね≫Wikipedia)
シンプルに言うとブラック企業とはこんな会社です。
・自社の商品で差別化できない会社
・人の資源を搾取し使い捨てすることで他社と差別化している会社
・またはその業界
そこで、ブラック企業になりやすい業界の特徴も3つにまとめてみました。
もし当てはまっているなら、ブラック業界を疑った方がいいですね。
1.労働集約型の業界
2.上層部が高収入な業界
3.華やかな業界
なお、どんな人でも入社1年もすると、なんとなく入った会社に疑問を感じます。
そんなふうに思うのは、きわめて普通の感覚です。
参考に、厚生労働省の雇用動向調査でも、多くの新入社員たちが疑問を感じています。
年齢 | 入職者数(千人) | 離職者数(千人) | 離職率 |
19歳以下 | 400.5 | 73.7 | 18.4% |
20~24歳 | 2600.6 | 411.6 | 15.8% |
25~29歳 | 3895.9 | 2.3 | 15.4% |
新卒入社の50%が3年以内に転職を検討し、そのうち30%以上が3年以内に実際に転職しています。
(出展元:厚生労働省 平成29年雇用動向調査結果の概要)
新卒で入社した会社に疑問を持つことは普通のことなので、入社してすぐに転職を検討する事は、ぜんぜん悪いことではありませんよ。
ブラック企業は業界で判断可能です
ブラック企業かどうかは業界全体で見ていくと分かりやすくなります。
給与水準や待遇は同じ業界内なら会社による差があまり無いからです。
例えば、同じ地方銀行同士なら銀行によって給与の差はあまりありません。
人的資源を意図的に搾取して利益をキープせざるを得ないのがブラックな業界の特徴です。
その業界の環境はこんな感じになりがちです。
・過酷な労働時間
・過酷なノルマ
・労働のわりに低賃金
・パワハラ・セクハラが横行
上記のとおり。
根拠として、以降では厚生労働省の平成29年雇用動向調査結果の概要を参照しながら解説していきます。
①離職の理由はブラック環境が多数を占める
離職者の理由で多いものは以下の理由です。
・仕事の内容
・人間関係
・労働時間
・給与
(出展元:厚生労働省 平成29年雇用動向調査結果の概要)
②離職者の数は業界によって大きな差がある
ブラックな業界は入職者も離職者も両方が多いという特徴があります。
業界全体がブラックになる理由は、業界の構造を考えるとわかりやすいです。
①労働集約型の業界
②ノルマがきつい業界
③夢がある業界
「夢がある業界は、ブラックになりにくいんじゃないの?」という疑問があると思いますが、このあたりが、わりと盲点になりやすいので要チェックですね。
順番に深堀りしていきましょう。
ブラック業界①労働集約型の業界
従業員の働く時間と売り上げが直結する業界は労働集約型の業界といいます。
業界の構造としてブラック化しやすい傾向があります。
▼労働集約型の業界例
・飲食業界
・宿泊業界
・接客業界
・福祉業界
いわゆる、『サービス業界』はブラック率高め。
・売り上げを上げるために休日も店を開ける
・時間を延長する
こんな安易な会社の戦略で従業員が消耗。さらに「お客様商売」なのでストレスもたまりやすいです。
労働集約型はホワイトっぽい業界でも勤務形態によってブラック化する
一見ホワイトっぽい業界も労働集約型の一面があります。
・建設業界
・製造業工場勤務
・運送業界
・IT下請け
逆に建設現場・工場・プログラミング下請けなどは納期とノルマがあり、ブラック要素しかありません。
・納期を守るために残業や休日出勤でカバー
・人がいないので、生産ノルマを守るために残業や休日出勤でカバー
ブラック業界②ノルマがキツくてグレーな業界
ノルマがキツい業界のことをノルマ産業といいます。
ノルマ産業もブラック化しやすい業界です。
▼ノルマ産業の業界例
・不動産業界
・訪問販売業界
不動産のように売れれば高額で利益率がよい商品はなかなか売れないため、どうしても個人のノルマがきつくなります。
訪問販売も同じ理由です。
例:「保険営業」「シロアリ駆除」「浄水器販売」「健康アイテム」
さらに、こういった業界は法規制の面でグレーな属性が高かったりします。
・「更新契約料」「敷金礼金」のグレーゾーンで売り上げ確保
・必要が無いのに「押し売りを社員に強要」「自分で買わせる」など
シロアリがいなくても、軒下にもぐって、下から「奥さん!大変なことになってます!」みたいな^^
ノルマがきついとホワイトっぽい業界でもブラック化します
以下の業界も一見ホワイトっぽいですがノルマ型の一面があります。
・金融
・保険・証券
この業界には将来の儲けが少ないのに、上層部が高収入という特徴があります。
データーでも入職率より離職率が高い珍しい業界となっています。
・上層部の高い給料を、現場の若手の労働力を搾取することで補填
・現場の人員を削減して補填
ブラック業界③夢がある業界【夢と希望で搾取】
夢がある業界のことを「やりがい搾取産業」といいます。
やりがい搾取型の産業もブラック化しやすい業界です。
▼夢がある業界
・出版業界
・テレビ業界
・広告代理店業界
「やりがい搾取」というブラック形態は本人が気がつかないのでやっかいな業界です。
・ネットの躍進で雑誌やテレビなどに配分される広告費も減少している
・収益構造が悪化してきているのに上層部の給与水準が高い
金融業界と同じ理由でブラック化しやすい
アニメーターや雑誌編集の勤務が激務なのは有名な話です。
やりがいでやっていける人はいいですけど「なんとなく就職」だと厳しいです。
たとえば、電通社員の自殺問題など、記憶に新しいところですよね。
実際にボクもパチンコ雑誌のライターをしてましたが、取材・実施・ライティング・更正・レイアウトなど全部一人作業です。
ライティングの時間は20%程度しかなく、仕事はほぼ雑用でして、若い人材に夢なんてないですよ。
華やかな業界ほど待遇面でブラック化しやすい
一見華やかな業界でも、ほかの業界に比べて賃金水準が低い場合にはブラックといってもいいでしょう。
代表的なのが、旅行代理店業界の業界ですね。
旅行業界はプランニング・現地視察から価格交渉まで個人で行うため、有能なスキルがある人が多いです。
業界のせいで「個人は有能なのに賃金が安すぎる」ということが、わりと存在しますので注意してください。
もしもあなたの能力が搾取されている環境なら、転職することで給料倍増も可能です。
ブラック企業を見抜く方法は以下の記事でも解説しています。
世の中には夢のようなホワイト企業が多数あります。
≫私立大学職員に聞いてみた!ホワイトすぎる仕事│求人の探し方も解説
知らずに優秀なあなたの能力が搾取され続けるのはもったいないですよ。
このあたりは「【現役人事担当が解説】優良な中小企業の選び方│大企業より幸福かも」の記事でホワイト企業の紹介をしています。
まとめ
ブラック企業の特長は以上です。
もしあなたが資材購買部に勤務していて、仕事が激務だと感じているなら業界がブラックの可能性が高いです。
なぜなら、本来なら資材調達の仕事は楽なはずですからね。
つまり、今の仕事がつらかったり、激務だと感じてるなら転職も考えるべきかなと。
つまらなすぎてもう無理!
精神的にもう無理!
金銭的にもう無理!
こんな方は転職すれば悩みから解放される可能性が高いです。
ブラック業界からはいますぐ転職したほうがいい理由
「なんとなく就職してしまったけど、本当に自分のやりたい仕事かな?」
こんな疑問をもったら、若いうちはガンガン挑戦したほうが後悔が少ないです。
最初の就職というのは期限も決められていて、競争もある中での決定です。
ここは断言しますが、ブラック企業で消耗して不幸になるのはあなた自身です。
心や体が壊れるとブラック企業のせいであなたの大切な時間が無意味に奪われてしまいます。
会社がブラックなら変わればOKですが、業界がブラックの場合は、あなたがどうがんばっても報われません。
もっと働きやすい業界は、あなたが知らないだけで、世の中にあふれています。
ブラック企業から逃げるのは当たり前の行動です
未来を変える行動は「あなた自身がやるのかやらないのか?だけ」だったりします。
「あの時行動しておけばよかった」と思う前に行動できるかどうかで全てが決まります。
ボクも第2新卒で「転職エージェントって無料だし、ちょっと登録しておくか」ぐらいの気持ちで、行動したおかげで人生が好転しました。
あの時、何も行動していなかったら、今頃は購買職でキャリアアップできてないですし、たぶん都会で孤独に消耗する人生だったのかなと。
転職の経験はサラリーマン生活を送る上でのスキルにもなります。
少しの行動ができなければ、未来は変えられないのに、ほとんどの人がその少しの行動ができません。
逆に、少しだけ行動できた人の人生は簡単に好転します。
この部分が「転職」「筋トレ」「副業」などに共通する部分でして、本ブログでいちばんに伝えたい「人生の教訓」です。
お金、対人関係、異性関係に悩まない人生をつかみましょう!
では。