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その求人で大丈夫?就活生の93%が知らない失敗しない企業の選び方

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資材調達・購買の求人を探している新卒生に向けた記事です。本記事では一足速く社会人となった筆者から企業の選び方の本質を解説します。

昨日まで学生だったのに、急に就職活動をはじめることになると、まず悩むのが

・自分は何がしたいんだろう

・自分は何が向いているんだろう

・自分に合う企業(求人)はどうやって探せばいいんだろう

上記の悩みを解決できます。

一般的には、就職支援サイトや書籍で自己分析や企業求人分析をするのが普通ですが、実は間違いです。

なぜ間違っているかは後述しますが、ポイントは、自分の頭で考えて出した答えかどうかっていうこと。

おそらく、自分の頭で考えると言うこと自体ができていない方が多いでしょう。

本記事では、GAFAなどの伸びている企業も採用している分析手法を元に、新卒の就活生が身につけておくべき本質的な思考をお伝えします。

この記事を読むと分かること

・誰でも簡単に自分のことが分析できる方法

・自分の本質的な適性を分析する方法

・自分の目的にあった企業の探し方

この記事を書いているボクの経歴はプロフィール記事のとおり。

  • 新卒では就職せずに大学院を目指し中途就職
  • 1回目の就職(一部上場の高収入企業)で消耗
  • 地方の中小企業への転職で大成功。
  • 企業分析・資材購買・新卒の採用業務を統括

いまは「自分にあった企業」で定時帰宅で働いていたら部長にまで昇進しちゃいました。

その求人で大丈夫?就活生の93%が知らない失敗しない企業の選び方

【新卒学生向け】失敗しない企業の選び方【資材購買を例に簡単解説】

結論ですが、世の中に言われている「企業選びの手法」そのものが間違っていますよね。

正しい手法は、本質的なフィルターを通してシンプルに選択することです。

学生のうちは「知らない」ので仕方が無いですが、間違った方法で選んだ企業で多くの社会人が理想と現実のギャップに苦しんでいるのも事実です。

では、なぜそうなってしまったのか?

このあたりを順番に解説していきます。

理想と現実は「就職希望企業ランキング」で明らかになる

新卒の学生のみなさん。

毎年発表される「○○年卒 就職希望企業ランキング」

PRTIMES様より引用:2021年卒就職希望企業ランキング(学情の集計)

これを見て、社会人の先輩がみな鼻で笑っているのをご存知でしょうか。

社会人の反応は「やっぱり学生って社会を知らないよね」です。

  • 上位はいつも同じ=漠然と世界で活躍したいという意識(日本オワコン)
  • でてくる企業は安定している=業績や株価などの数字で判断している
  • 前年から一気にランクインしてくる会社がある=トレンドに流されやすい

おそらく、これぐらいの思考で企業選びしてるはず。

ここで質問ですが、これって

  • あなたの仕事のキャリアと関係ありますか?
  • あなたの将来の姿と何の関係がありますか?
  • あなたにあった仕事につける可能性がありますか?

ということです。

おそらく、これから40年働く企業を選ぶ上で、一番大事な部分です。

もし、これが抜け落ちていれば、企業選びがうまくいくかどうかは、もはや運ですよね。

新卒学生の企業選びはフィルターの基準が間違っている

新卒の学生の企業選びにおいては、以下の事実が見て取れます。

選択のフィルター基準

  • 自分の漠然とした夢
  • そのときの雰囲気
  • 企業の業績や株価のデータ

これからの人生を左右するかもしれない企業選びにおいて、本質的に「これではだめ」ですよね。

でも、これは仕方なかったりします。

だって、働いたこと無いんだから。

では、どうすれば失敗しない企業選びができるのか?

これには社会人目線というか、採用者の目線も必要になってきます。

3つのステップで完結します。とても簡単ですよ。

新卒生が失敗しない企業の選び方

step1:自分を知る

step2:仕事の特性を知る

step3:企業を絞り込む【体験談で解説】

順番に解説します。

失敗しない企業の選び方step1:自分を知る

自分がどんな人間なのか?をまず知ることが大切です。

そして、企業目線もあわせて考えると、企業選びの軸がグッと見えてきます。

これは、細かい適性ではありません。おおまかにどんな人間かです。

マーケティングで使われる単純なツーバイツーボックス手法を使いましょう。

ツーバイツーボックス手法=要するに4つのマトリクス図です。

学生の夢が壊れるかもですが、一般論として企業が求めるのはこんな人材です。

  • 我慢強い
  • 空気が読める

社会に理不尽はつきもの。

「仕事が終わっているのに上司が帰るまで帰れない」

「有給休暇は権利上認められているのに許可が無いと取れない」

とか、数え上げればキリがありません。

「この人にそれ言っちゃダメ!」

「この場でそういう行動はダメ!」

といった、暗黙の了解的なものも社会にはあります。

すぐにキレて辞める人は困りますし、空気が読めないと会社の和が乱れます。

日本の、特に業績の安定した会社ほど、和を重んじる会社が多いんですよ。

これをマトリクスにするとこんな感じ。

多くの企業が求めるのはAの人材です。

空気を読む力が低い 空気を読む力が高い
我慢する力が強い C:研究者・単純労働 A:大企業・公務員 保守的な会社で成功
我慢する力が弱い D:社会的に不適合。在宅ワークやフリーターが向いている B:ベンチャー・先進的な会社で成功できる。または起業。

あなたの属性が、Aなら大企業や保守的な会社とのマッチングが高いので、

採用までの道も早く、入社しても違和感が無いかもしれません。

一方、BなのにAを目指せば、入社後に精神的なストレスに見舞われそうです。

CやDの人たち(ボクのように)は、最初から就職活動をしない!という選択もありということも分かりますね。

多くの先輩サラリーマンは「本来の性質をAやBに近づけて対応できる人たち」とも言えますね。

このように「自分の性質と企業の性質をマッチングして考えること」が、企業選びの本質です。

もし自分の性質が分からないときは、以下のサービスを使いましょう。

自己診断ツールがある転職サイト

リクナビNEXTの「グッドポイント診断」※自分の適性を知ることができる

MIIDAS(ミイダス)の「市場価値診断」※適正年収を知ることができる

アサインの「AI適職診断」※AI診断で適職を知ることができる

失敗しない企業の選び方step2:仕事の特性を知る

一般論で選ぶと失敗します。仕事の特性で選ぶべき。

世の中の仕事を、種類で層別すると失敗します。

この作業は、「就活の軸探し」とも言われていますよね。

仕事は、特性で層別すべきです。

そして、その特性は、何が自分にとって大切か、自身で見つけるべき。

このあたりは、過去記事でも書いています。

具体的に説明しますと、

▼一般的な仕事の層別

  • 業種
  • 企業規模
  • 成長性
  • 自分の好きな分野

「業界の成長性」「事業の規模」「株価」「成長性」「やりがい」

こんなものは、正直なところ、企業選びにおいて何も意味をなしません。

こんなフィルターで選んだ会社に就職したあと、

待っているものは「我慢」です。

それよりも有意義なフィルターを見つけましょう!それは、

  • 個人作業が好きか、チーム作業が好きか
  • 安定が好きか、変化が好きか
  • 攻めるのが好きか、守るのが好きか
  • 結果を速く知りたいか、そうではないか
  • 専門特化なのか汎用型なのか
  • とにかく年収なのか、そうではないのか

こんなフィルターです。

  • 個人作業が好きなのにチームで動く総合商社は無理です。
  • 安定志向なら、転勤や単身赴任は耐えられないでしょう
  • 攻めが好きなら、成長産業が向いています。
    安定した大企業では力を発揮できないかもしれません。
  • 結果を速く知りたいなら10年越しの巨大プロジェクトとか無理です。
    新車の開発だって5年越しです。
  • 専門特化なら研究者。幅広い知識ならマーケターとか広告業界がいいかも。
  • 年収ありきなら、年収が高ければ、どんな仕事環境にも耐えられるのか

これが、あなたの「就活の軸」です。

こんな感じに、

自分自身が一番大事だなと思う要素を就活初期に見つけます。

そのフィルターを通して、企業を選別していき、優劣は先の業績などの

「一般的な仕事の層別」を通して選ぶことが、企業選びの本質です。

ちなみに、企業の情報がうまく集められないときは、下のサービスを利用すると簡単でした。

無料で利用可能です。

OpenWork

【公式サイト】https://www.vorkers.com/

社員の口コミが書き込まれているサイトです。

年収や、企業風土など現場で働く方の意見を直接知ることができるので有益です。

わたしの経験上、会社の雰囲気はその会社のそのものを表します。

転職に失敗しないためには「OpenWork」の利用は必須レベルです。

転職会議

【公式サイト】https://jobtalk.jp/

「転職会議」は700万人以上の登録者があり、日本最大級の転職系書き込みサイトです。

実際に働いていた元社員や社員の会社に対する評価や年収、残業時間、有給消化率などを口コミとして見ることができるので、転職前には絶対に見ておくべきサイトです。

「転職会議」は毎週の更新書き込みも多いので、最新情報を知るうえで参考になります。

では次に、企業の絞り込み方を、ボクの実例で解説します。

失敗しない企業の選び方step3:企業を絞り込む【実例】

社会を早く知るといいですよ。

具体的には

・アルバイトをたくさんすることで自分のフィルターが見つかります。

・最近ではインターンシップもあり、積極的に活用すべき。

実際のボクはというと、学生時代はstep1でいうと、完全にDに属してました。

学生時代に分かったこと

  • 勉強(知識の習得)が好き
  • 人に教えるのが好き(マウントともいう)
  • 文章を書くのが好き
  • 接客業が苦手
  • 体育会系がキライ
  • 人から命令されるのがキライ
  • 集団行動が苦手

こんな理由から、就職活動を放棄して、経済学の大学院を目指しました。

大学院時代に分かったこと

  • 結果がすぐに出ないのがキライ
  • 経済学が好きではない
  • 研究生は奴隷
  • 貧乏が無理

こんな理由で研究者が向いていないことが分かってしまいます。

研究者というのは、本当に自由な時間とお金が足りませんよね……

そして次にしたことが、ライターですが、これは長続きしませんでした。

文章が雑誌に掲載されると自己承認欲求も満たされましたが、納期がきつすぎました。

ライター時代に分かったこと

  • せかされるのが苦手

これが分かりました。

そして、もう軸が分からなくなったボクは、年収を軸に仕事をしてみようと決意。

東京の一部上場大手メーカーに就職。年収だけは高かった、、

そのときの年収は新卒で600万くらい?

下のサイトで測定した適性年収よりも高かったと記憶しています。

>>MIIDAS(ミイダス)の「市場価値診断」

ちなみに現在測定しても960万~700万円くらい、、、

↓成長してないのか?

MIDAS市場価値レポート

大手高年収企業で分かったこと

  • 人ごみが無理
  • せかされる生活が苦手
  • 転勤は無理
  • 物つくりがすき
  • 人との競争が苦手
  • 威張ったサラリーマンかっこ悪い

ちなみに、年収を軸にするのもアリと言えばアリです。

学生で軸を決められる人なんて、少ないですからね。

そして大学4年と卒業後の2年を経てようやく自分の軸が決まります。

やっと決まった自分の軸

  • 幅広い勉強が好き
  • 接客業はできない
  • モノつくりがすき
  • 体育会系の集団行動は苦手
  • 人から指図されるのはキライ
  • 人ごみや通勤時間、転勤が無理
  • 結果は1月単位で出るほうがいい
  • 貧乏は無理でも高給取りになりたいわけではない

こんな自分の特徴と、マッチする企業を探せばいいですよね。

ボクが重要視したフィルターは以下のものでした。

最終的なフィルター

  • 田舎にある
  • モノつくり(工場)
  • 幅広い知識を得られる
  • 自分で仕組みを作れる
  • 人に教えることができる
  • 特に給料は高く無くていい
  • 威張ったサラリーマンはダサい

そして選んだ会社が今の会社です。

  • 地方の中小のメーカーで工場勤務
  • 資材購買職で幅広い知識が得られる
  • レベルを下げれば自分が一番になり仕組みつくりもできる
  • 自分の知識を発信できる
  • 田舎の人はやさしい

わりと条件を満たしているかなと思っています。

都会で就職していたときより100倍幸せです。

まとめ│新卒の就職活動のコツと注意点

一般的なフィルターで企業選びをするのはナンセンスですよ。

就職活動の要点は、いかに自分自身の軸をさがすフィルターを見つけられるかです。

いわゆる「就活の軸」ですが、これは就職後の人生においても有効です。

人生の場合は、「人生の羅針盤」と言う人もいます。

つまり、自分にとって何が一番大事なのか?を的確に判断していくことで、間違えた方向に行かないように修正していく「人生の地図」みたいなものですね。

就職活動のような「人生の節目」に大いに悩んで「人生の地図」を見つけてください。

すると『失敗や後悔の無い人生』が選べますよ。

もし自分で決めるのが難しいなら、無料サイトを利用するのも大いにありです。

ボクが実際に使っていたサービスは以下でした。

▼自分の特性を知る

リクナビNEXTの「グッドポイント診断」※自分の適性を知ることができる

アサインの「AI適職診断」※AI診断で適職を知ることができる

▼自分の適性年収を知る

MIIDAS(ミイダス)の「市場価値診断」※適正年収を知ることができる

▼幅広い業界の情報を探る

転職会議「クチコミを見られるサービス」

OpenWork「クチコミを見られるサービス」

Meets Company幅広い企業の説明会を案内するサービス」

▼ほかの人の就職活動を参考にする

就活ノート「ほかの人の就活状況を知ることができる」

では、よき就職活動を!

以上です。