こんな疑問を解決する記事です。
本記事の内容
・サラリーマンが原因に気がつかないまま35歳以降に脳死状態になる理由
・サラリーマンは60歳までに2度死ぬ│勉強しよう!
・脳死になる前に身に付けるべき7つの能力とは?
本記事を書いているボクはもう48歳です。30代で「仕事が急につらくなった経験」はもちろんあります。
もしあなたが、いつのまにか辛くなっているとしたら、今のうちに理由に気がつかないと消耗しちゃいますよ。
サラリーマンのキャリアマネジメントで一番差がつくのが35歳前後と60歳です。
よく仕事がつらいと嘆いているサラリーマンは、悲しいけど35歳で脱落したサラリーマンたちですね。
その後の60歳までの25年をつらい思いで過ごした挙句、60歳で「はい、さようなら」では悲しすぎますけど、それが現実。
若いときはお金もあり、元気も好奇心もあるから楽しいです。
でも一方で、35歳までにスキルも磨いておかなければ、辛いことになりますよ。
※追記:最近では45歳でリストラされるので10年つらい思いで働いて45歳で「はい、さようなら」に変わってきてるみたいです。
サラリーマンが35歳で一度は仕事を辞めたくなる理由│勉強不足です
多くのサラリーマンが35歳で急に仕事がつらいと感じるのには理由があります。
それは、35歳を超えると企業が急にスキルを求め始めるからです。
図は縦軸に入社からのスキル、横軸に年齢をとったグラフです。
35歳で、急に会社が求めるスキルが変化することが分かります。
このとき、急についていけなくなったり、自信をなくすことで、考えることをあきらめると、サラリーマンとして死んでしまいます。
これが、いわゆる「35歳サラリーマン脳死説」です。
サラリーマン35歳脳死説
会社は、35歳までの比較的若い人材には正直スキルを求めません。
だから楽しい。
人間性や、やる気のほうが格段に重要で、つまり、ポテンシャル重視です。
しかし、35歳を超えると企業は一転してスキルを求めはじめます。
- マネジメント経験があるか?
- 顧客を何社保有しているか?
- 会社の収益にどれだけ貢献できるのか?
要するに収益貢献を明確にイメージできる人材が求められるようになります。
35歳までに、会社が求めるスキルが無い場合にどうなるのか。
- 出世をあきらめ将来のリストラ対象になる
- 出世して、若い社員からバカにされる上司になる
- 会社がつまらなくなる
- 考えることをあきらめる
以前はそれでも何とかやっていけましたが、これからは終身雇用・年功序列の崩壊や45歳での黒字リストラが当たり前になっていきます。
つまり、40代でいきなり路頭に迷うことになりますね。
サラリーマンは60歳で2度死ぬ
さらに、かつては60歳定年でハッピーリタイアできました。
しかし現在は60歳でまた脳死のピンチです。
少子高齢化、積み立て制の年金制度のウソによって、年金の支給年齢は年々引き上げられていますよね。
その結果、70歳までは働かなければなりません。
一方で、60歳でいったん定年という制度が残り続けているので、60歳を超えるとスキルの無い人材は、再雇用という形で雇用延長されます。
つまり、給与も日給月給=バイト並みになってしまいますね。
35歳では脳死で済みましたが、60歳超えてからの脳死は深刻です。
- 部署変更で作業者になる
- 気力・体力が衰える
- 今までの部下よりも下の立場になる
- 会社の重要な情報も入ってこなくなる
こんな状態ですから、モチベーションを維持するほうが難しそうです。
むしろ、でしゃばると若い世代にうざがられるという悲惨な現実。
個人的には再雇用は、若い社員のアドバイザー的な形態がいいと思っています。
ですが、多くの定年者のレベルが達していないとしたら?
企業としてはどうすることもできません。
35歳で脳死したくなければ、7つの能力を身につけろ
あなたが脳死したくなければ。
結論は35歳までに会社から求められるスキルを身につけておけばいいだけです。
上の図は、先ほどのグラフに理想の成長曲線を重ねてみたもの。
つまり、社会人になってからも、遊びや婚活も楽しみつつ、スキルアップもしていきましょうよってこと。
この時期、まったくスキルアップのことを考えないと35歳で脳死します。
個人的には、20代~30代前半に仕事ばかりしてるのもNGという考えです。
20代~30代は独身の友達と、お金の心配をしないで遊べる最後のチャンス。
異性のことを考えたり、釣りでもスポーツでも、好きなことを好きな仲間とできるのは幸せですからね。
とはいえ、そんな時間が無いよ!と言う意見が聞こえてきそう。
なので、そんな問題を解決する方法について。
「時間を使わずにスキルアップするコツ」
このへんのことをサラリーマン歴25年のボクが紹介しましょう。
サラリーマンはこの2つの考え方で仕事すれば幸せになれる
以下の考え方を身につけておけば、35歳で脳死しなくて済みますよ。
- 考え方1:社長マインドを持って仕事をしよう
- 考え方2:自分原因論
順番に説明します。
考え方1:社長マインドを持って仕事をしよう
あなたが今いる会社で、あなた自身が会社の社長だと思いましょう。
そうすれば、
- 新しい価値を生みだす努力をするだろうし
- 新しい道を切り開くチャレンジもするでしょう。
結果として、自分も成長するよね、という考え方です。
どうせ仕事をするなら、楽しく仕事したほうがいいですよね。
考え方2:原因自分論
何か不都合があっても、それは必ず自分にも原因があるはずだと考えてみる。
自分に原因があると思って、何とかしようと模索する人だけが失敗を味方にできます。
これ、ギャンブルや釣りなどの自然を相手にしてる趣味をしてると簡単に手に入る考え方なんですけどね。
自分の思い通りにならないからって、暴れてみても、大当たりするわけでもなければ、魚がつれるわけでもない。
暴れたところで結局は何も変わらないですよね。
仕事でも私生活においても、何か不満に思うことに対して、誰かのせいにしたり仕組みのせいにしたりするのは簡単です。
でも、その不満に対して、決めたのは自分、では、変えられるのも自分。
それが『原因自分論』です。
仕事のみならず、私生活でも『原因自分論』で考えられると、心がグッと安定します。
サラリーマンに必要な7つの力
考え方という戦略を見つけたら、次は方法=戦術です。
サラリーマンが幸せに仕事をするために必要な7つの力を身につけましょう。
- ゴールを作る力
- リーダーの力
- 伝える力
- 読書の力
- 失敗の力
- 貢献の力
- 肉食の力
この7つの力について、補足程度に書いておきます。
ネタバレしますと、2013年に発行された、
「ビジネスマンは35歳で一度死ぬ: これから生き残る人が持つべき7つの力」
と言う本の引用です。
本記事では、60歳でもう一度死ぬという現代風に「2度死ぬ」としています。
「ビジネスマンは35歳で一度死ぬ: これから生き残る人が持つべき7つの力」
作者:鉢嶺登
あなたが現在享受している「安定」や「順調さ」は、これから先も続いていくという保証はありません。今の安泰に浸かりきっていれば、いざというときに何もできない人間になってしまいます。どんな時代になっても、どんな社会環境になっても、「自分で獲物を獲れる」稼ぐ力が必要不可欠。本書では、そのために大切な7つの力をご紹介します。
①ゴールを作る力
明確な目標(ゴール)は自己実現には欠かせない。
目標を作るということは、今後訪れる『壁』を乗り越える為に必要な要素
②リーダーの力
リーダーの力とは、自分を知り相手を見る力。
③伝える力
思いを伝えるという事は、すなわち、伝えた相手を動かすことができること
④読書の力
1番簡単で費用もかからない最高の自己投資は読書。
⑤失敗の力
失敗から学ぶことで、自分の中に多くの引き出しが得られる。
⑥貢献の力
誰かのためになることが、人間の幸福の原動力となる。
⑦肉食の力
会社に勤めていれば一生安泰という事はなく、自分で稼げるようになる必要がある。
常に危機感を持った狩人にならなければならない。
まとめ
「社長マインド」や「原因自分論」の考え方を持ち、「7つの力」を身につけていかなければ、サラリーマンは35歳と60歳で不幸な人生になります。
でも、つきつめると、実はこれって「個人で稼ぐ力」のことだったりしますよね。
これから、誰でもできる仕事は人件費の安い東南アジアにどんどん流れていきます。
AIによる自動化もますます進むでしょう
企業は終身雇用・年功序列を維持できないと宣言しちゃっています。
国は年金を維持できないから、副業をがんばってね。という方向性です。
今回紹介した書籍が刊行されたのは2013年のこと。
2013年でも、すでに今と同じことが言われていたわけですして、サラリーマンはいつの世も以下のことが、必要だってこと。
- 急展開に備えつつ、肉食の力をコツコツ積み上げる
- 勤め先の会社が今後どうなったとしても、大丈夫にしておく
- 自分で稼げる力、スキル、知識を身に付けておく
これが本質であり、結論だったりします。
もし、今何もしていないなら、何か行動しておくことが大事だって分かりますよね?
いつの世でも、落ちこぼれた人材は、行動していなかった人たちなんですから。
これは歴史が証明している真実です。
逆に努力さえしていれば、同じ働くにしても年収が2倍3倍になる未来が待っていますよ。
30代で年収650万円を達成できれば、資材調達部員が年収1,000万円を超えるのは超イージーです。