転職活動を実行するかしないか悩んでいませんか?
行動するかしないかを悩む理由は、希望に合わないポイントがあるからですよね。
すべてが満足する転職条件であれば、悩む必要もなく行動できますからね。
この記事は、BizHitsで掲載された「転職時に希望には合わないけど妥協した点7選」の記事を参考に、自身の転職体験をふまえて解説しています。
・転職でこの条件は妥協しても大丈夫なのか不安
・妥協してもいい条件と、妥協しない方がいい条件の違いが知りたい
・実際に転職した人の、その後の感想とか後悔してるのかとかも知りたい
こんな疑問が解決します。
わたしも実際に3回の転職活動を経験しました。
若い時には条件面で妥協することはありませんでしたが、35歳を過ぎたあたりから転職のハードルが上がって、悩むポイントも増えてきました。
希望条件のすべてを満たす職場を見つけられれば問題ないですが、そうならないことの想定は必要です。
転職活動の前に、あらかじめどんな妥協点があるのかを把握して、条件の優先度を決めておくといいです。
転職後に「こんなはずではなかった、、」と後悔することがなくなりますよ。
【実証】妥協した転職は後悔します│行動前に確認しておく7つのこと
結論:妥協のある転職は後悔前提で行動すべき。
現実です。理由は3つあります。
①転職の本質とずれているから
②不満は解決しないから
③ほかの選択もあるから
転職行動は大きく2つに分けることができます。
①:前向きな転職
②:後ろ向きな転職
本来の転職は、条件面でも右肩上がりであるべきです。
妥協条件のある転職で後悔する理由は、妥協する条件が「後ろ向き」だからです。
転職前に確認すべきポイント7選
転職で妥協したことがある人に聞いてみたポイントの上位7選を調査しました。
この妥協ポイント=確認すべきポイントです。
※参照元:株式会社ビズヒッツ【https://bizhits.co.jp/】
株式会社ビズヒッツが運営するメディアBizHitsは、ビジネスの問題を解決するメディア。会社員が抱える悩みを知るのに有益なサイトです。
妥協点ランキング | 妥協したポイント |
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【1位】ほかの条件を優先した | ・通勤の条件以外は希望通りだった(女性、22歳) ・その会社で働きたかった(男性、31歳) ・給与よりも働きやすさを優先(女性、41歳) |
【2位】すぐ転職したかった | ・人間関係が嫌ではやく転職したかった(女性、28歳) ・転職しないと、保育園を退園させられてしまう(女性、40歳) ・生活のため早く仕事に就けるところを優先した(男性、48歳) |
【3位】転職できなさそうだった | ・妥協しないと仕事が見つからないと思った(女性、26歳) ・落選が続き能力的に高望みだったと気づいた(男性、30歳) |
【4位】他に転職先がなかった | ・転職当時、他にいい条件の求人がなかった(女性、24歳) ・そこしか就職先が見つからなかった(女性、44歳) |
【5位】許容範囲だった | ・通勤時間が合計30分を越えなかったため(女性、29歳) ・交通費が出ないのと、朝が早いくらいなら(男性、60歳) |
【6位】理由に納得できた | ・初めて経験する業種・職種で仕方がないと思った(女性、26歳) ・不景気だったので業種は選べなかった(女性、34歳) |
【7位】時間が経てば解決することだった | ・通勤距離は、結婚したら変わるだろうと思った(女性、23歳) ・正社員化を前提としての契約社員契約と言われた(男性、36歳) |
調査対象:転職経験がある人
調査日:2021年2月26日~27日
調査方法:インターネットによる任意回答
男女別人数:女性327人/男性173人
転職先に満足している人は75.4%で、転職で妥協した点がある人の場合は、71.0%の人が「とても満足」「まあ満足」と回答しています。
つまり3割の人が最初から満足できない転職を選択している事になります。
妥協ポイントのダントツ1位は「他の希望条件を優先した」でした。
「収入時間」「通勤時間」「勤務日」「仕事内容」など「何かは条件を満たしているけど、一部の条件は仕方ないよね。」というわけです。
2位以下には「妥協しないと転職できなさそうだった」「他に求人・転職先がなかった」といった、仕方ないから転職先を決めたという消極的な声がランクインしていますよね。
転職で妥協したポイント:実例7選を見て思うこと
3回の転職活動経験をしたボクが上記を見て思うこと。
・多分また転職したくなりますね、、
・それなら転職する必要ないかも。
・妥協しない方法はいくらでもありますよ。
妥協するとまた転職したくなります
なぜなら、転職する理由は「今の仕事や環境に不満があるから」ですよね?
「仕事内容にやりがいがある」「その会社に入りたかった」「家から近い」「子育てしやすい」「正社員になれる」「収入」など、優先した条件を満たせば一瞬は満足できるかもしれません。
ですが「不満を妥協する」ことは、転職先でも新たな不満を生むだけです。
日本は生活保護の仕組みが充実しています
「早く転職したくて、希望に満たない職場で妥協した」という理由ならなおさらですね。
「生活のため」
「早く前の職場を辞めたかった」
「無職の期間をつくりたくなかった」
「子どもが保育園に在籍できるように」
など、理由はわかりますが、日本は失業保険や生活保護のしくみが強力です。
生活費を心配する必要はないので、冷静に考えれば焦って転職する必要は全くありません。
不安な人は知識が足りないだけ。
本を読んだり、世の中を広く見ることができると「会社に勤めなくても生きていけるな」と気が付くはず。
つまり、知識が足りないと選択肢が「就職」しかないように思えてしまいます。
ですが知識さえあれば、例えばこんな選択肢も見つかるはず。
・社会保障を得ながら職業訓練校に通いスキルを身に付ける
・アルバイトをしつつ事業を育てる
・いい転職先が見つかるまで行動を続ける
就職をしなくても人生は詰みませんが、学習や行動をやめると簡単に詰みます。
イヤな会社で我慢して働く⇒人生が詰んでいく
学習と行動を続ける⇒人生は詰まない
結論は「学習」と「行動」が大事です。
固定費は下げておきましょう
リスクをとる前には、防御力は徹底的に上げてから臨みましょう。
固定費の削減は必須です。
固定費は「バイヤーが教える年間60万円節約術│800万円返済した6つの行動」の記事のとおりに見直せば、月に5万円程度は余裕で下げられます。
日本はすでに低所得の国なので、13万円程度あれば生きていけます。
転職市場が厳しければスキルアップすればいいだけ
転職市場の厳しさを感じて希望条件を下げたという人も多くみられますが、本質とずれています。
「働けるだけでもありがたい」「ここを逃すと次がない」状況だと、妥協してでも決めたくなりますよね。
「これくらいなら仕方ないか」「交通費が半分出るならいいか」「自分は未経験だから」とか「不景気だから仕方がない」と納得してしまうと、生活が良くならないので後悔します。
未経験でも問題ない職種は必ずあり、妥協する必要は全然ないです。
なお、手に職があると妥協しないで済みます。
例えばボクはパチンコ、ライター、転売で稼ぐことができるので転職に焦る必要がありませんでした。
自分の今のスキルでは転職が厳しいのであれば、スキルアップすればいいだけ。
スキルといっても色々ありますが、これから伸びそうなスキルは以下の通り。
・プログラミング
・ライティング
・マーケティング
・動画編集
・デザイン
もちろん、ビジネスに直結した資材調達スキルや営業スキルでもOKです。
整体とか栄養士、パーソナルトレーナーのスキルでもいいですよね。
ポイントは「転職市場で横展開しやすいスキル」だということ。
転職の目的は「今よりも幸せな人生を送ること」
妥協して転職を繰り返すぐらいなら、いったん立ち止まってスキル習得に時間を使う方が本質的です。
スキル取得の方法は「サラリーマンの副業アルバイトは時間のムダ!僕が10万円稼げる理由」の記事で紹介しています。
思い込みによる勘違い│よく調べましょう
「土日祝の休みがない業界だから妥協した」
「最初は契約社員だけど、正社員登用前提」
「昇給予定がある」
というのは、自分に都合のいい思い込みではないですかね。
信じて入社した結果、そうならなかった時には不満がたまり、また転職を繰り返すことになります。
そんな妥協をするぐらいなら、現時点で希望を満たす会社が見つかるまで待った方が、結果的に幸せになれますよ。
日本には200万社以上の企業があるので、希望に合った会社がきっと見つかります。
転職で妥協するぐらいならスキルアップしよう
転職で妥協するくらいなら、一度立ち止まってスキルアップできないか?を考えるべき。
妥協した転職の後悔は消えることがないので、また転職したくなります。
次の転職先でも同じことが起こるので「スキルアップ×学習」はいつかはやらなければならないミッションです。
このミッションから逃げ続けると、将来性のない仕事で我慢することになります。
スキルは好きなことを選ぶ
スキルアップの勉強には終わりがないので、嫌いなことを選ぶと続きません。
好きなことを選びましょう。
好きなことはやっているうちに見つかります
「自分は何が好きなのか?」なんて、わかる人の方が少なくて「やってみて好きそうなら続ける」という感じになりますので。
なので、とりあえずやってみる「行動力」は超重要。
今はネットで無料学習できる手段が増えており、いい時代です。
「やれない」という言い訳は通用しません。
興味があったらまずは「無料体験」や「無料登録」する。
この辺りを習慣化できると強いです。
※登録したら、必ずやらなければならないという義務もないしノーリスク。
スキル習得が難しいなら業界は2択です
とはいえ、本気で勉強が嫌いな人もいますし、年齢や家庭の事情で転職の選択肢が少ない方もいます。
スキルアップができない状況なら、業界ぐらいは将来性の高い業界を選びましょう。
思考停止でもいいので、転職先の業界は「IT業界」か「製造業」をおすすめします。
未来は誰にも予想できませんが、日本と世界のTOP企業はほぼ、どちらかの業界ですよね。
・パソコンやwebの分野が好きならIT業界
・ものづくりが好きなら製造業(特にカーメーカーがおすすめ)
といった感じでOKです。
これからも拡大する可能性が高い⇒成長しやすい⇒給料も上がる。
という状況なので、少なくとも「低賃金で消耗する」ことはなさそうです。
スキルや知識は不要です
ベンチャーだと厳しいですが、収益を上げている会社ほど、スキルがなくても回る仕組みが確立されています。
厳しく言えば「搾取の仕組み」ですけど、逆に言えば、スキルや知識がなくても働けるってことです。
こういった環境で「少しだけでも成果が上がる工夫」をしていくことができれば、ブラックな業界に妥協して転職するよりは幸せになれます。
※少しだけ成果が上がる工夫は「できるだけ定時に帰る工夫」でOKです。あなたが工夫した分、生産性が上がって、ただのルーチン作業とは価値が段違いになります。
まとめ:妥協した転職は意味がない
転職する目的は大きく分けて4種類あります。
転職の4パターン | 内容 |
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1、キャリアアップ | 今よりもキャリア、年収のアップを目指す転職 |
2、キャリア復活 | 一度落ちたキャリアを元に戻すための転職 |
3、キャリア維持 | 今と同じキャリア、年収を維持する |
4、キャリアダウン | 今よりもキャリア、年収がダウンする転職 |
わたしも、その時々の状況で3回の転職活動を経験してきました。
転職というのは本来、右肩上がりに自身が成長できるものでなくてはなりません。
つまり正しい転職は1の「キャリアをアップさせる転職」です。
終身雇用も年功序列も崩れて、副業が奨励されるような環境では「転職スキル」こそが最強のスキルになりつつあります。
「転職エージェントの活用法を8項目で簡単解説│失敗したくない人必見」の記事で解説したように、転職には「正しい手順」があります。
正しい転職を行えば人生を良くしてくれますから、本質を間違えないようにしないと!ですね。