現在、定年は65歳~70歳となり、人生は100年時代に突入。定年後の時間は現役の時間よりも長くなっていきます。
この長い人生を、より健康に明るく健やかに過ごすために、実際に定年後や老後になって初めてジム通いをする方が増えています。
わたしも趣味でジム通いを続けているのですが、ジムでは4人ほど定年後にジム通いを始めた4名の方と仲良くさせていただいています。
今日は、そんな4名の方の近況や、ジムに通い始めてからの変化を紹介しながら、定年後のジム通いがおすすめな理由を解説してみたいと思います。
これからジム通いをはじめようかな?と興味がある方の後押しになるとうれしいですね。
Contents
定年後にスポーツジム通いを始めると起こる4つの良い事【実例紹介】
ジム通いの良いところは4つです。
1、定年後の運動不足・コミュニケーション不足を解消
2、精神的な安定効果
3、若返りの効果
4、心肺機能のアップで疲れにくくなる効果
1、定年後の運動不足・コミュニケーション不足を解消
実際に、ボクの友達のおじいさんに話を聞いたら、仕事に忙しかった多くの人(特に男性)が、定年を迎えてしばらくすると
・これといった趣味もなく何もすることがない
・家に閉じこもってばかりで運動不足に
・会社を離れて話し相手がいない
という状況になるそうです。
毎日決まった時間に家を出て、夕方まで仕事をして、家に帰って家族と話す。
こんな生活から一転、日中は誰とも離さず会わないという事が続くと気分も落ち込んでしまいます。
「このままでは寝たきりになってしまう!」
こんな思いでジム通いをはじめたら、驚くほど毎日が楽しくなったようです。
わたしも、明日から会社に来なくても良いといわれたら、特にやる事がないように思います。
そんな時、確かにジム通いなら全部の問題が解決されそうですね。
なぜなら、マラソンや将棋や釣りなど、趣味にできることは他にもありますが、一人遊びで孤独な感じもします。
ジム通いなら比較的ハードルが低く、自分のペースではじめられそうです。
お金を払うことで定期的に通うようになりますし、通っているうちに新しい出会いも期待できますよね。
最近のジムには筋トレやランニングマシンの設備だけでなく、スタジオやプール、大浴場、サウナ、マッサージチェアなど、楽しく通えるよう工夫もされいますから、毎日でも楽しく続けられます。
運動をしなくても、お風呂に入って、サウナでおしゃべりして、マッサージをして家に帰る。
こんな楽しみ方をされている年配の方がたくさんおられますが、皆さん楽しそうですよ。
2、精神的な安定効果
家にこもって会話が無い状況が続くと、どうしても気分がふさぎこんでしまいます。
健康な状態ならまだ我慢できますが、高齢で体が不自由になってきますと、ますます落ち込んでしまいます。
家で本を読もうにも、老眼で字が読みにくかったり、更年期なのか良く分からないけど体がだるかったり、頭痛が頻繁に起こったりと、若いときにはなかった辛さがでてきます。
そんな状態を改善してくれるのが「筋力トレーニング」です。
運動には筋力トレーニングと有酸素運動(水泳やランニングなど)があります。
実は、筋トレは筋肉をつける以外に、精神的を健康的に安定させる効果が期待できます。
もちろん、筋トレで見た目が良くなり、自信がもてるということもあるのですが、筋トレにはメンタルによいホルモンを出してくれる効果があるからです。
そのホルモンは主に2つです。
・テストステロン
・セロトニン
テストステロンは男性らしい体を作るホルモン
筋トレは、男性ホルモンの一つであるテストステロンの分泌を促します。
テストステロンは、男性機能を向上させるだけではなく、やる気や闘争心をアップさせ、男性らしい体や精神を作ります。
また、新しいことに挑戦しようとするチャレンジ精神や、家族や友達を大切にしようとする優しい気持ちにも関係していると言われています。
セロトニンは不安を和らげるホルモン
運動をすると、セロトニンという精神安定に効果のある神経伝達物質が分泌されます。
セロトニンは不安な気持ちをやわらげる効果があるので、うつ病にも効果があるとされています。
実際に「年を取ると気分が落ち込むんですか?」と聞いてみたのですが、筋トレをすると、なぜか声を良く出すようになるみたいです。
声を良く出し、よく笑うという生活ができるので、気分が落ち込む暇がないよ!
こんなことをいって笑われてしまいました。
3、若返りの効果
筋トレや運動をすると、成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは、成人になったあとも代謝をコントロールする作用がありますよ。
・筋肉をつくる作用
・脂肪を燃焼させる作用
・骨をつくる作用
・生殖機能や免疫機能を維持する機能
さらに成長ホルモンは若返りホルモンとも言われ、加齢の予防にも効果的です。
例えば、高齢者の多くが椅子に座った姿勢から立ち上がるのに大変な労力が必要とされるように、加齢とともに筋力は低下します。
トレーニングをしていない一般人では、30歳あたりから筋力が年々低下し、30歳の筋力を100としたら、80歳では40に低下します。
実際に、ジムのお知り合いは「ゴルフの飛距離が落ちるのが耐えられない」という理由でジム通いをはじめられたそうです。
毎週、バーベルを使ったスタジオレッスンを一緒にしているのですが、ゴルフの飛距離が落ちるどころか、定年後に飛距離が上がっているとのコト。
「最近シャフトの堅さをワンランク堅いものに変えた!」と言っていましたね。
筋トレによる筋肥大に年齢は関係ない
筋トレを行っていれば、80歳であっても20歳の非トレーニング者と同じ筋力を維持できる事が知られています。
つまり、加齢により筋力が低下するのは、生活での活動が低下する事が主な原因であり、逆に活動量を維持すれば、筋力の低下をかなり抑制する事ができます。
出典:杏林書院の「入門運動生理学」:勝田 茂(筑波大学名誉教授)編著
4、心肺機能のアップで疲れにくくなる効果
有酸素運動(ジョギングや水泳、エアロビクスやサイクリング)は痩せるために行うという印象も強いですが、肥満が解消されるだけでなく、次の効果があります。
・血糖値や血圧を安定させる効果
・外呼吸をよりスムーズにする効果
・血液の循環をより効率的にする効果
全身持久力の指標である最大酸素摂取量は20歳頃から変化し始め、加齢によってほぼ直線的に低下しますが、身体活動量を維持することにより、かなり低下を抑制する事ができます。
出典:杏林書院の「入門運動生理学」:勝田 茂(筑波大学名誉教授)編著
効率よく運動の効果を得るための有酸素運動の頻度は次の通り。
・少なくとも週に3~5回は行うこと
・強度が中等度の有酸素運動を20~60分間行い計150分以上運動すること
※中等度の有酸素運動というのは、ややきつくて、笑顔でできる程度の運動のことです。
具体的には早足でのウオーキングや、軽いダンスレッスン、ステップ運動などですね。
例えば、ジムの知り合いの65歳の女性は、ジムに来る前は、ほんとうにガリガリで、膝が痛くて歩くのもつらい、、という感じでしたが、ステップのレッスンを3ヶ月一緒に続けたら、背筋がすっと伸びて、本当に若々しくなりましたよ。
故郷が同じ飛騨なので、たまにホウバ寿司を持ってきてくれる間柄になりました。
これからもジムに通って、若さを保って欲しいですね。
健康寿命を延ばして生き生きと彩りのある人生をどうぞ!
定年後や老後にジム通いをはじめるメリットは次の通り。
・体も心も健康にする効果が期待できる
・様々な病気の予防にも効果的
・結果として、健康寿命も長くすることが科学的にも証明されています
定年後の日常に運動を取り入れることは、有意義で健康的な生活を送るためにとても大切です。
ジム通いは、人とのコミュニケーションができたり、ジム仲間ができたりするので、孤独になりがちな定年後の趣味としても最適ですね。
毎日に彩が生まれるので、生き生きとした人生を過ごす事ができますよ!
健康以外に投資するものって無いですよ。
ジム通いはどうしてもお金がかかってしまいます。
ジムに通うメリットはとても大きいので「メリットのほうが大きそうだな!」と思えたら、是非ジム通いを検討してみてくださいね。
ジム通いの始め方は「40歳でもモテ続けたい人のジム通いの始め方まとめ│すぐ始めるべき」の記事を参考にどうぞ。
とはいえ、「ジム通いは心配かも」という方もおられると思います。
そんな方も、日常にウォーキングや腕立て伏せ、腹筋、スクワットなどの筋トレを取り入れれば、同じように、有意義で健康的な生活を維持することができます。
一方、「お金は問題じゃないけど、健康面や体力が心配」という方には、高齢者でも安心なジムをどうぞ。
・ダンディハウス PERSONAL GYM│エステ気分で通えて運動はたったの40分
・月額制ライザップ│あのライザップが月額制。しかも医者のサポート付きで安心
定年後・老後に何をしようかな?なんて悩んでいる方は、一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
わたし自身はジム通いを40歳から始めましたが、一生続けていける趣味ができて満足していますよ!
今回は以上です。