こんな疑問に答えます。
この記事では、現役で工場勤務(資材調達部)のわたしの日常を紹介します。
わたしも前職では毎日の満員電車通勤に疲れ果てていました。
地方工場に転職した今の通勤は自転車で10分、歩いて、20分、車で5分。
ストレスゼロです。
「地方の工場勤務×資材調達の担当」の仕事はぶっちゃけとても楽です。
・資材購買の仕事の日常はつらいのか知りたい方
・地方勤務、工場勤務のメリットを知りたい方
・今がつらくて残業ゼロで働きたい方
そんなあなたの疑問が解決できます。
・工場勤務の資材購買調達部員の日常
・工場勤務の良いところ
・定時で帰宅は最高の働き方
なお、本記事は間接部門の日常ふだから、人間関係はがっつりあります。
「人間関係が苦手だよ!」って方はラインでの「ものつくり」を選べば、うざい人間関係もいっさいなしで、給料は同じだからラインで働ける仕事がいいかもです。
ライン仕事はこちらからどうぞ。
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工場勤務の調達・購買部の仕事内容│残業ゼロで快適な日常ルーティン
それでは、平均的な工場勤務の資材購買調達部員の日常をどうぞ。
7時40分:出社
工場勤務の始業は少し早めの8時からです。
家から会社までは車で5分なので、始業20分前に到着といっても朝は7時30分までゆっくりできます。
今日は「儲けの9割は値決めで決まる」という本で原価管理の復習でした。
朝は脳がフレッシュな状態なので、インプットに最適ですよ。
8時00分:始業~その日のメインの仕事の準備
朝はメールチェックから!という人が多いですが、メールチェックは「作業」なので頭が疲れたときに取り組む仕事です。
頭がフレッシュな朝は「思考」に時間を使うと有意義ですよね。
本日は、午前と午後に1件づつ来客対応があります。
午後からの来客では取引先からの「値上げの申し入れ」が控えていたので、値上げを抑えてもらうための資料を作成しました。
9時30分:メールチェック~発注処理
頭が疲れてきたので、メールの確認です。
資材購買調達の仕事はわりと多くの取引先と関係しています。
社内メールも含めると、一日に100件程度のメールを処理します。
この時間は、昨日の定時後から本日のこの時間までにたまったメールの確認です。
ポイントは、ガンガン処理していくことです。
単語帳を解くかのように次々処理していきます。
資材購買の仕事では、すばやく処理していくこと(クイックアウトプット)が重要です。
10時00分~15分:コーヒータイム
工場勤務には一日2回のコーヒータイムがあります。
工場は安全第一ですから、現場の集中力が切れないようにブレイクタイムがあるんですよ。
10時15分~11時:来客資料作成
この日は午前の来客が11時から控えていましたので資料を作ります。
おもに次月以降の先行情報の資料や、品質関連の課題に関する資料を作っておきます。
資料があるのとないのでは、打ち合わせの時間が大きく変わります。
ちなみに、資材購買調達の仕事は自分から取引先に出かけることはありません。
営業と違って、外出が少ないことを楽と思うか?つまらないと思うか?は人それぞれですが、わたしは相手が来てくれるほうが楽だったりします。
11時00分~来客対応
定期的な来客対応では、世間話で場を和ませつつ先行情報の資料を見ながら取引先の在庫や手配を決めていきます。
来客といっても堅苦しいものではなく、いつも電話で話している相手なので気楽な雰囲気でお打ち合わせできますよ。
不真面目にみえるかもしれないですが、担当者と親密な関係を築いておくことでイザというときの協力に差が出たりします。
会社の顔として外部との関係性を築くことも資材購買調達部員の大切な仕事です。
12時~12時45分:昼休み
工場勤務の食事は食堂給食があります。
食堂のおばさんが厨房で作った暖かいご飯とお味噌汁に定食・どんぶり・麺類・カレーから選ぶことができます。
会社が半分負担してくれるので、200円で食事が食べられます。
これが実は最高です。
暖かくてバランスのいい食事が毎日200円で食べられて、おかわり自由ですw
就活中には世の中の都会のサラリーマンの食事時間の風景を一度見ておくといいですよ。
昼休憩は短いですが、食堂で食べれば30分以上は時間が余ります。
30分は好きなことをして過ごします。
友人と談笑したり、SNSをしたり、ゲームをしたり、キャッチボールをしたり。
入社したての20代は気になる女子社員とずっとしゃべってましたよね。
40代の今は昼寝をする事にしています。
15分寝るだけで、午後からの仕事がはかどります。
13時~14時:来客対応(2件目)
午後からは本日2件目の来客対応です。
議題は「値上げの申し入れ」という重い内容でしたが、午前中に作成した「値上げ抑制資料」のおかげで、無事に値上げを回避することができました。
回避できた値上げは、購買の成果として、記録に残しておきます。
今回は、材料単価30円/kgの値上げをゼロに抑制できましたので
30円×月間使用量10トン=300,000円/月。
年間で1200万円ほど、個人で会社に貢献できました。
資材購買調達の仕事は取引先の来客対応が半分を占めます。
人と接することが多いので、話すことが苦手だと少しつらいかもしれません。
男性は「一日に話すことができる量が決まっている」とも言われています。
資材購買調達部員は、みんな家に帰ると無口なのかもしれないですね。
14時~15時:社内関係者との打ち合わせ
この日は社内の関係者とのDR(デザインレビュー)の打ち合わせがありました。
DRとは、新規製品の設計の事前打ち合わせのようなものです。
営業・現場・設計・技術・購買といった関係者が集まって、材料・設備・設計・工数などといった情報の交換と協議をします。
DRは新規製品が多い企業ほど頻繁に行われます。
お客様に迷惑をかけないことが第一ですが、社内コストの最小化という面でも大事な活動になります。
15時~16時:15分間のコーヒータイムと改善の時間
午後のコーヒータイムを満喫したあとは、自由な時間に当てています。
資材購買調達の仕事は自分次第で時間を作ることができます。
事前準備とクイックアウトプットで会議時間を短縮しつつ、業務を効率化するための仕組みを作っていくと、さらに時間が生まれます。
- エクセルのマクロを組んだり
- アシスタントに業務を移管したり
- より分かりやすい手順書を作成したり
これが資材購買調達のいいところです。
16時00分~16時30分:発注業務
社内の購入要求を精査して取引先に注文する仕事は毎日定時前に行っています。
大体一日に100件前後の注文書を発行しますが、これも効率化すれば15分で完了します。
発注ボタンを押すだけで、自動メールで相手に注文書が届く仕組みを作っておけば、単価と手配量のチェックをするだけの作業で、サクサクと注文処理が完了します。
納期回答も相手がWEB上で入力したものを、社内システムに取り込む仕組みを作っておけば、自分で関係部署に納期の回答をすることも省略できます。
すべてのルーチン業務を自動化しておくと「自分がいなくても回る状態」にしておくことができます。
16時30分~45分:課題をまとめて帰宅
明日のTODOリストを作って、本日の仕事は終わりです。
定時以降に会社にいると、定時以降から仕事を始める営業や上司から仕事が回ってくる可能性が高いです。
周りの人は仕事をしていても自分の仕事は15時にはとっくに終わっています。
年間1億2000万円のコストダウン貢献もしてます。
緊急の用事があれば携帯電話もありますからね(わたしは電話はオフですw)
帰宅後:ジムに直行
定時で帰って通勤時間が車で5分なら仕事終わりに何でもできます。
19時~22時くらいまで気の会う仲間と汗を流し、ストレスを発散して帰宅します。
23時~:ブログを書いたり本を読んだり
帰宅後はジムでお風呂も入っているので、あとは寝るだけの状態です。
ココは自由な時間なので何をしてもOKです
・読書
・映画を見る
・ブログを書く
・ゲームをする
・youtubeを見る
などなど、趣味を楽しんでいます。
お金もありますから、同じ時間があれば学生時代よりも楽しくて当然です。
2時00分:就寝
23時に帰宅して2時に就寝ということで、帰宅後3時間は自由に使っていますね。
わたしは睡眠時間が4時間で十分なのですが、もっと眠りたければ、もとろんすぐに寝ちゃってもOKです。
工場勤務のデメリットは少ない
工場勤務と言うと、作業着がイヤとか、スマートじゃないとか思うかもしれません。
特に社会人に対するテレビドラマのイメージがあればなおさらです。
・通勤がゼロストレス(徒歩、自転車、自動車と選べてとても楽)
・私服(Tシャツジーパンでもok)で通勤できる
・昼食は自分で選ぶ必要が無く15分で食べられる
・制服は楽(慣れればかっこいい)
さらに金銭的なメリットもあります。
・通勤時間2時間は月に40時間のロス(時給換算して考えよう)
・昼食代の差額300円は月間6,000円もお得
・スーツ・靴・かばん・クリーニングなどの経費も不要
・地方は家賃も物価も安い(駐車場代はタダ)
わたしの新卒は東京の一部上場のメーカー勤務でした。
長い人生で「何が自分にとって一番大事なのか?」を考えてみるのも大事ですよね。
・がっつりは働きたくないけど、専門性は高めたい!
・仕事以外の時間を増やして友人、恋人、趣味に使いたい
・スキルアップして将来の可能性(年収)をふやしていきたい
工場勤務はそんなわがままビジネスマンにぴったりな職種です。
やりたいことがあるのに、我慢して仕事で時間をとられる人生はもったいないですよね。
最近は自由な働き方を希望する人が増えているから、LINEで簡単に工場勤務の仕事が探せるようになっています。
「仕事だけの人生で消耗したくないよ!」って方は覗いてみてもいいのかなと。
将来の年収を増やしましょう
なお、残業をゼロにした効率化のスキルは転職時の大きな武器になります。
「業務効率の経験」に「専門的なスキル」を加えると、思いがけず優良企業に転職するチャンスが広がりますよ。
ですから、残業ゼロの恩恵を趣味や遊びに使うのもいいですが、キャリアプランを考えるならスキルアップに時間を使う方が有益です。
個人的な経験で参考にならないかもですが、ボクは30歳のミドル転職→40歳のハイクラス転職を通じて年収を上げてきました。
年収1000万円のオファーをもらうには、年収650万円以上で登録できるハイクラス転職のエージェントを使えると効率的です。
工場勤務の資材調達・購買職なら以下の未来を選ぶことができます。
20代は遊んでもOKですが、30代になったら、このあたりの戦略も意識しておくと良い未来が待っているかもしれません。
では!(^^)!