資材調達ってどんな仕事?

有能な資材調達部員だけが知っている市場情報の入手先5選とまとめ方

資材調達の仕事に必要な情報の入手先を知りたいですか?

社内関係先から突然「最近の為替動向は?」とか「地金の相場はどうなってる?」なんて聞かれることがありますよね?

そんなときに「すぐに答えられる社員」と「すぐ調べますという社員」ではどちらが評価が高いでしょうか。

この記事では資材購買部長としてバイヤー歴25年のわたしが入社時から実践している情報収集方法と情報ソースを5つ紹介します。

この記事を読むと分かること

・資材調達部長が実践する情報収集方法

・現役の資材購買部長の情報ソース

営業マンが外に出られないコロナ禍においては、資材調達部員の情報収集能力が注目されます。

経営層も情報が取りにくいので、取引先からの情報が貴重な情報源になるからです。

適切な情報をすぐに、しかも分かりやすく提供できると、あなたの評価が爆上がりします。

前向きに自身のスキルアップに生かしてみてください。

有能な資材調達部員だけが知っている市場情報の入手先5選とまとめ方

購買部長が実践する情報収集5選│一目置かれる資材調達部員になれる

資材調達部員として収集すべき情報は5つです。

1、購買先情報

2、技術動向

3、市況

4、景気

5、業界動向

 

それぞれの「情報ソース」と「一目置かれるまとめ方のコツ」を紹介します。

 

1、購買先情報のソースとまとめ方

 

購買先情報は、その名の通り購買先の情報です。

既存と新規に分けてまとめていきます。

既存購買先はシンプルにリスト化すればOK

 

既存購買先の情報は以下の情報をまとめます。

・住所、電話番号

・問い合わせ担当者のメールアドレス

・信用情報(帝国データバンク、官報検索などから)

・組織のツリー図とキーマン

※官報は>国立印刷局:インターネット官報で調べる事ができます。

 

得られた情報は都道府県別にまとめておくと便利です。

地震災害や台風被害の際にBCP対象の購買先を一発で絞り込む事ができます。

有事の際には情報のスピードが大切ですからね。

複数人に分けて確認すれば始業5分ですべての情報をまとめる事ができます。

 

新規の取引先│まずは情報入手から

 

新規の取引先情報は以下から入手します。

・銀行や専門機関のビジネスマッチング

・銀行系のシンクタンク

・信用情報機関

※銀行系のシンクタンクには以下のものがあります。

SMBCコンサルティング「最新業界レポート」

三井住友銀「産業レポート」

みずほ銀行「みずほ産業調査」

 

入手した情報を元にリスト化し、開発計画を立てます。

優先度は既存取引先への依存度合いによって格付けすると有効です。

1社購買ほどBCPでのリスクが高いからですね。

下表の表に点数化すると、報告や承認作業がスムーズになりますよ。

点数は◎5点、○3点、×1点でOKです。

優先度 効果 実現性 合計
企業A 15点
企業B 9点
企業C × 9点

 

2、技術動向の情報ソースとまとめ方

 

業界の技術動向はロードマップ状にまとめると便利です。

経営層、技術部門、営業部門に伝える際に分かりやすく、取引先への情報提供にも使えます。

自分で情報をまとめ、提供することで取引先からの情報提供も得やすくなるメリットがあります。

相手から何かをもらうとお返ししなきゃ悪いという心理が生まれます。

応報性の原理という心理学のテクニックです。

 

情報ソースはネットで

 

情報の入手先はネットで完結する事ができます。

・経済産業省の技術戦略マップ、技術ロードマップ

・日本経済新聞社のwebマガジン│日経BP

・国内外の展示会に参加

経済産業省:産業技術ビジョン2020

日経BP:テクノロジーロードマップ2021-2030

※テクノロジーロードマップは高額で、購入は無理ですが、webマガジンに登録しておけば、チラ見できるサービスがあります。

 

3、市況の情報ソースとまとめ方

市況情報の中でも一番利用頻度が高い情報は原料取引価格です。

・鉄、銅、アルミなどの金属価格

・筋、銀、パラジウムなどの貴金属情報

・ナフサ価格

・原油価格

・為替変動

原材料の価格変動は経営に直結します。

原材料の取引価格は日本経済新聞に毎日掲載されています。

変動時には経営層への情報提供が瞬時にできるようにしておきましょう。

 

ニュースチェックのコツは習慣化です。

例えばスマートニュースのアプリをダウンロードしておけば、通勤途中や昼休みにサクッと必要なニュースだけを確認する事ができますよね。

スマートニュース

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SmartNews, Inc.無料posted withアプリーチ

 

スマートニュース完全無料で話題のニュースがすぐに読めるアプリです。

話題のニュースだけではなく、豊富なコンテンツから、自分のライフスタイルにあったチャンネルを追加/削除でき、並び替えも自由自在。あなた好みにカスタマイズできます。

 

出勤時間が徒歩15分の私の習慣化方法

わたしの出勤は会社まで徒歩15分なので、朝起きたら「アレクサ!おはよう」とamazon-echoに話しかけることで「習慣化」しています。

すると順番に予定やニュース他、必要な情報を読み上げる設定にしてます。

google Nest Hubやamazon echoなどのスマートスピーカーのおかげで、時短になりました。

市況情報の入手先

 

市況情報は新聞でも得られるため、地金変動の情報以外は経営層には響きませんが、若手の取引先営業マンには響きます。

若い人は新聞読まないですからね。

社会人は圧倒的に勉強しない人が多いです。

なので、表面情報だけでも入手しておくと有益です。

情報の入手先は以下の3つです。

・日本経済新聞の原料取引価格

・銀行の情報

・週間ダイヤモンド

週間ダイヤモンドは学生時代から、かれこれ30年ほど定期購読しています。

・信頼の創刊100年の歴史

・独自調査の有益な特集が多く業界マップなど役に立ちます

・読んだ後も営業にあげると喜ばれるのでオススメです

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※定期購読なら1冊390円で読めるのでお得ですよね。

 

4、景気動向の情報ソースとまとめ方

景気動向の情報ソースとまとめ方

景気に敏感な電子部品業界や自動車業界では動向ウオッチは特に重要です。

資材調達部では3~6ヶ月先に必要な材料や資材を調達しています。

もし資材調達部がポンコツだと、在庫を抱えて収益に迷惑をかける事になりますからね。

商社や問屋に在庫を抱えさせてしまうと、最終的には値上げとなって跳ね返ってきます。

景気動向は主に以下のソースから入手できます。

・内閣府の景気動向指数>内閣府景気動向指数

・日銀の全国企業短観>日銀 全国企業短期経済観測調査

※日銀短観は四半期ごとに発表されます。

 

5、業界動向の情報ソースとまとめ方

コロナ禍でテレワークや外出自粛が進んだ昨今、いかに業界動向を入手するかが課題になっています。

経営陣が直接情報を収集できる機会が減っているからです。

特にアジア圏の海外情報はまったく入ってきません。

アジア圏では会食などで重要な情報交換をする習慣がまだ強いですからね。

 

そのため広範囲に商社や海外業者とつながりを持つ購買担当者の情報収集能力に注目が集まっています。

資材調達部員の業界動向入手ソースは主に3つあります。

・インターネット

・専門誌

・個別収集

インターネットと専門書での情報収集はすでに書いたとおり。

なかでも最も有効な情報ソースは以下の2つです。

スマートニュース│スマホアプリ

日本経済新聞社のwebマガジン│日経BP

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個別情報のカギは担当者の人脈です

 

個別情報は、取引先のキーマンから得るしかありません。

どれだけの人物と商談をしてきたかが問われます。

・積極的に新規開拓してきた人材

・既存取引先との心地いい関係で過ごしてきた人材

どちらの人材の情報収集能力が優れているのかは明らかですよね。

資材調達担当者の責務は、常に新規の取引先を開拓し有利購買を実現することです。

まとめ│情報収集は若手の調達担当者荷こそ必要なスキル

まとめ│情報収集は若手の調達担当者荷こそ必要なスキル

情報を収集し分かりやすく加工して社内展開することは、資材調達部員の役割のひとつです。

近年、資材購買の情報収集スキルは特に注目されています。

情報収集の速さと、分かりやすさは、特に若手や新人の資材調達部員にとって他人との差別化をしやすい分野です。

ネットを利用した情報収集は若者のほうが得意ですからね。

若手でも自身の付加価値をつける事ができるので、ぜひ伸ばして欲しいスキルです。

情報の収集ソースを確保して、必要な情報に加工して発信することができれば、あなたの存在がなくてはならないものになるでしょう。

特に、コロナ禍で情報ソースに乏しい今の状況は若手にとってチャンスですよ。

現役の資材調達部長であるワタシが部下に特に推薦している情報ソースは以下の2つです。

日本経済新聞社のwebマガジン│日経BP

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