美容と健康のためにも痩せたいけれど、運動も無理だし、好きなものも食べたい、、
こんな悩みを解決するものが「置き換えダイエット食品」です。
1日3食のうち、1食あるいは2食をダイエット食品に置き換えるだけで、手軽にダイエットができる方法として、人気を集めています。
アサヒ、DHCなどさまざまなメーカーから販売されていますから、どんな基準でどんなものを買えばいいのか?が新たな悩みになったりしているようですね。
ですが、よく思い出してください。
「~するだけで」なんて上手い話はだいたい騙されています。
科学的には、一時期痩せたとしても食事を戻せば元に戻ってしまうだけでなく、リバウンドの可能性が非常に高いダイエットですよね。
今回はそんな「当たり前の話」になぜ騙されてしまうのか?について書いていきます。
・置き換えダイエットのウソ
・置き換えダイエットがダメな理由
・正しい置き換えダイエットとは?
・正しい置き換えで安全にダイエットする方法
特に若い人が「置き換えダイエット」をしてしまうことはすごく危険です。
一生ダイエットを続けることになるか、痩せられない体になって、将来は肥満確定なので、今回の記事をぜひ参考にしてください。
過去記事でも紹介しましたが、現役アイドルのロケットパンチのJURIさんも同じような意見を発信していますよ。
>>ロケットパンチのジュリが語るダイエット論に感動!【女子必見です】
>>youtube[#JURIFUL_DAYS] EP.6 ガールグループ⭐ダイエット方法
・置き換えダイエットを検討している方
・正しく健康にダイエットしたい方
Contents
成功する置き換えダイエットのコツ│プロテインだけならリバウンド確定

置き換えダイエットとは、1食か2食を何かに置き換えるというものです。
食事を見直して、低カロリーの鶏肉を食べたりする「カロリー制限」とは違います。
で、置き換えてどうするの?ってこと。
ダイエットしたいなら、そもそも食べなければいいのでは?
なぜ置き換えなければならないのか?冷静に判断してみましょう。
よく考えてみると分かるはずです。
あなたは食品メーカーの広告に載せられてお金を払っているだけです。
食品メーカーは売るために、もっともらしい理由をつけているだけ。
アナタの体重とか、その後の健康のことなんて何も考えていないですよ。
”だから” 危険なんです。
置き換えダイエットがダメな理由
置き換えダイエットが決定的にダメな理由は3つあります。
1、一生続けられない
2、お金がかかりすぎる
3、カラダへのリスクが大きすぎる
1、置き換えダイエットは一生続けられない
例えば、置き換えダイエット食品の代表的なものとして
- プロテイン
- 酵素ドリンク
- スムージー
- スープ
- こんにゃく麺
こんなものがありますよね。
カロリーは50~200kcalぐらいですから、確かに今までの食事(例えば500kcal)を置き換えれば、ダイエット効果があるかもしれません。
ですが、一生この食事をつづけられるのしょうか?
もし、もとの食事に戻すなら、その瞬間にリバウンド確定です。
理由は、人間は元に戻ろうとする機能(ホメオスタシス)を持っているから。
これは本能的に持っているので自分ではどうすることもできません。
↓詳しくは過去記事で書いています。
「いやいや、一生続けるつもりだよ!」という方がおられるかもしれませんがそれは無理。
そもそも置き換えでダイエットをしようとしているあなたは食べる事が大好きで、運動や食事制限などのメンドウな事がキライな性格だからです。
別に悪いことではないんですよ。
それは人間ならごく普通の行動ですからね。
2、置き換えダイエットはお金がかかりすぎる
次に問題なのは価格です。
置き換えダイエット食品は、月に5,000円~30,000円かかります。
通常の食事代にプラスしてです。
そんなに払うなら、ライザップなどの短期集中のパーソナルジムに行く方が確実に痩せられます。
ですが、そもそも置き換えダイエットを検討しているあなたは、運動とかメンドウなことはいやなタイプ。
他の手を考えましょう。
3、置き換えダイエットはカラダへのリスクが大きすぎる
摂取カロリーを極度に減らす「置き換えダイエット」は、筋肉を分解してエネルギーに変えるようになるため太りやすい体になるばかりでなく、他にも体への悪影響があります。
- 生理が止まる
- お肌の劣化
- 脱毛
- 骨粗しょう症
- 摂食障害の誘発
冷静に考えれば考えるほど、何もいい事がないと思うのですが、、、
それでも「ダイエットしたい!」というあなたの解決策はもちろん用意してあります。
ウソに騙されないで!これが本当の置き換えダイエット
正しい置き換えダイエットとは?
置き換えダイエットには、間違った方法と正しい方法があります。
間違った方法はこれまで書いてきたような「極端にカロリーを制限する置き換え」です。
正しい方法は2つあります。
1、今食べている食品を、よりカロリーの低い商品に置き換える方法
2、そのときカラダに必要な栄養素を置き換える方法
ボクが実践している具体例を出して説明します(効果アリ)
1、今食べている食品を、よりカロリーの低い商品に置き換える方法
今売っているものって、必ずカロリー表示がありますよね。
購入するときに一番カロリーの低いものを買うように心がけるだけでも効果があります。
やってみると、似たような食品でもカロリーが大きく違う事に気がつくはずです。
ポイントは、より低脂質の食品を選ぶということ!
例えば
- カレーライス>キーマカレー
- ブラックチョコ>ミルクチョコ
- アイスクリーム>氷アイス
- ベーコン>ロースハム
- ミートソース>たらこパスタ
- チーズ>カッテージチーズ
- ヨーグルト>ギリシャヨーグルト
- プリン>こんにゃくプリン
- コーラ>ダイエットコーラ
こんな感じに無数に置き換えができます。
ダイエットにオススメの食品は他の記事にもまとめてありますから参考にしてみてください。
2、カラダに必要な栄養素で置き換える方法
ダイエット中に無性に何かが食べたくなるのは、体に栄養が足りていないサインです。
なので、暴飲暴食をしそうになったら置き換え食で足りない栄養素を埋めてあげます。
そうすると食欲が抑えられます。
実際にかなりの高確率で食べたい衝動が落ち着きますのでオススメです。
下に体の状態とそのときに必要な食材をまとめておきました。
症状 | 体の状態 | たべるもの |
揚げ物が食べたい! | カリウム不足 | アボカド、納豆、バナナ、りんご |
しょっぱいものが食べたい! | ミネラル不足 | 魚介類、ナッツ、豆腐、納豆 |
パン(小麦)が食べたい! | たんぱく質不足 | 赤み肉、チーズ、卵、サラダチキン |
甘いものが食べたい! | マグネシウム不足 | サバ、クルミ、きのこ、ひじき |
それでも食べたくて仕方がないなら、我慢せずに食べてもOKです。
そのほうがストレスにならず、ダイエットを継続しやすくなります。
ダイエットは長期戦ですから、続けることが一番重要です。
サラダや豆腐など、低カロリー食品のトッピングに上記の食材を組み合わせて食べてあげると無理なくできますよ。
3食は本来食べ過ぎかも?
そもそも論として、現代人は食べすぎです。
トレーニングも肉体労働もしないような現代人にとって、ダイエットの本質は「何を食べるか?」ではなくて、「食べない時間をいかに作るか?」
という事に行き着きます。
現代人は1日に2食で十分ということは医学的にも証明されています。
医者でもある青木厚ドクターの著書「空腹こそ最強の薬」の引用です。
人類の長い歴史の中でも一日3食の習慣は、日本では江戸時代くらいから始まったとされています。
江戸時代といえば、家電もなく、日常が肉体労働ですから3食きっちり食べてあげる必要がありました。
でも現代人は昔より肉体労働してませんよね?
そしていつでも好きなものが食べられる環境に生きています。
つまり食べすぎ。
なので、当然太るよね、、、って話です。
そもそも置き換えダイエットは必要なくて、朝食が不必要なんですね。
これは余談ですが、本の中では16時間の空腹時間を作ることで、マクロファージが活性化し、細胞の新陳代謝が促進されるとあります。
細胞の新陳代謝が促進されるということは、新しい細胞に生まれ変わるということですから、内臓疾患、ガンの予防、アンチエイジングなどにも効果があるとされています。
わたしも16時間の断食を実践していますが、胃腸や肌の調子は至って順調です。
16時間なにも食べてはいけないとううことではなくて、糖質をさければOKなので、意外と簡単に実践できますよ。
具体的にはナッツ類とか、コーヒー、チーズ、ヨーグルト、プロテインなどはOKです。
参考にしてみてください。
それでも置き換えダイエットで痩せたいあなたへ
ここまで置き換えダイエットのダメな部分を書いてきましたが、それでも短期的「「3食抜いてでもやせなければ!」ということもありますよね。
そんなとき、3食抜くことは本当に危険なので妥協案を紹介しておきます。
結論は「高タンパクな食事」です。
最近の言葉で言えば「脂質制限」もしくは「糖質制限」な食事への置き換えです。
1食だけ置き換えるのなら体へのダメージも少ないです。
置き換えダイエットは栄養バランスが大事
ダイエットで最も不足しやすいのがタンパク質です。
食事における5大栄養素の炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルのうち、炭水化物と脂肪は通常の食事で十分とれます。
ビタミン・ミネラルは食材の中に含まれますし、不足なら追加でサプリメントとして摂れば問題ないでしょう。
なので、どうしても置き換えダイエットが必要な場合には、高タンパク質な食事で置き換えしていくことがポイントです。
例えば、甘いものがやめられないなら、アイスをプロテインジェラートに変えてみるとかはどうですか。
≫プロテインジェラート「AirDolce (エアードルチェ)」
まとめ

ここまで、置き換えダイエットは運動も食事制限もしたくないあなたの心理をたくみに突いた「危ないダイエット」だということを説明してきました。
とくに若い時期に筋肉を減らして、代謝を下げてしまう「置き換えダイエット」は危険です。
リバウンドを約束するだけではなく、生理がとまったり、摂食障害を引き起こしたりと重大な病気につながるリスクさえあります。
現代人はそもそもが食べすぎなので、置き換えをしなくても、上手にカリーコントロールをすれば、運動も食事制限もすることなくダイエットはできます。
事実、中年で代謝が落ちまくった47歳でも体脂肪率は15%以下、20代のころよりも引き締まったカラダを維持できています。
きれいになった自分やかっこいい自分は、自信を与えてくれたり、自分を変えるきっかけにもなるので、ダイエット自体は悪いコトではありません。
大事なのは、「自分のカラダを大切にすること」そして「上手にダイエットと付き合ってあげることです。
正しい知識をつけて、健康的にダイエットを楽しみましょう!
今回は以上です。