優良な中小企業の探し方を知りたいですか?
ブラック企業で心身ともに疲れると、次の転職先はブラックではない職場がいいですよね。
「大企業だからブラックではない」という情報は幻想です。
うかつに信じ込んで転職活動をした結果、またブラック企業だった!なんて最悪です。
・ホワイト企業とは何か?を理解する
・ホワイト企業上位ランキングのウソを理解する【実例で解説】
・本当にホワイトな、狙い目は、じつは○○な会社
・本当のホワイト企業に転職する方法
この記事を書いているボクですが、一部上場の東京勤務⇒営業で消耗⇒ホワイトな地方の中小企業へ転職⇒資材購買・採用・労働組合の委員長を兼務しつつ幸せに副業してます。
市場価値は、転職者に必須のMIIDAS(ミイダス)では262社からのオファーと、最高で1100万円。平均の提案年収は678万円でした。
この記事は以下の経験と情報をもとに執筆しています。
- 取引先の製造業100社以上との交流
- 取引先の営業・幹部との交流(1,000人以上)
- 大手電機・車載メーカーへの取り引き
- 現役の就活生との交流
- 転職エージェントとの交流
- 転職フェアなどで、他社の採用担当者との交流
- 労働組合の委員長として、厚生労働省レポート等の勉強
- 大学の同期に銀行・金融系が多い
ネットの情報をうのみにせず『自分の目』で見極めれば、幸せな転職がまっていますよ。
優良な中小企業の選び方│大企業より幸福かも
この記事では、ホワイト企業とは言わずに『ブラックではない』企業としています。
なぜなら、ホワイトか?ブラックか?はそれぞれの個人の感じ方によるからです。
例えば、もしも強い使命感で、なにかを成し遂げることが目的なら、勤務時間が長くても、給料が安くても、苦痛はないですよね。
例えば、研究者や、発明家、起業家を目指す人です。
このときは、仕事の環境よりも「何を成し遂げるか?」のほうが大事だったりします。
一方で、凡人は「何を成し遂げるか?」よりも、自分の生活環境や精神状態のほうが大事。
大事なことはシンプルに『普通の生活とか幸せ』です。
ホワイト企業の基準とは?
世間で言われている、ホワイト企業の基準
- 休日が多い
- 残業時間が少ない
- 福利厚生が充実
- 女性が働きやすい
- 新人教育や研修がしっかりしている
- 従業員のキャリア設計をフォローしてくれる
ホワイト企業とされる企業の特徴として、種々の要素が挙げられるが、ワーク・ライフ・バランスの充実のほかダイバーシティの推進などの面で優れた会社を指す。
東洋経済は2013年に「ホワイト企業トップ300」という企画を行い、新卒で入社した社員の定着率の高い企業の300位までの順位を公表した。
ただし、ホワイト企業の中でも、長時間労働や交代勤務、パワハラやセクハラが横行している部署(ブラック部署)もあるので注意が必要である。
ホワイト企業マーク認定制度
厚生労働省や経済産業省では、従業員の福利厚生や職場環境の改善などについて、一定の基準を満たした企業を認定する制度を複数設けている。
安全衛生優良企業公表制度(ホワイトマーク)
労働安全衛生に関して積極的な取組を行っている企業を認定・企業名を公表する制度。厚生労働省が実施している。
健康経営優良法人認定制度
特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度。経済産業省が実施しており、大規模法人の場合は「ホワイト500」とも呼ばれる。
くるみん(子育て支援)
一定の基準を満たした企業を「子育てサポート企業」として認定する制度。厚生労働省が実施しており、上位認定に「プラチナくるみん」がある。
えるぼし(女性活躍推進)
女性の活躍推進に関する取組の実施状況等が優良な企業を「女性活躍推進企業」として認定する制度。厚生労働省が実施している。
ユースエール(若者の採用・育成促進)
若者の雇用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業を認定する制度。 厚生労働省が実施している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホワイトになりやすい業界の特徴
世の中にはブラック化しやすい業界と、ブラック化しにくい業界があります。
ブラックなのは会社ではなく、その業界そのものなんですよね。
ホワイトになりやすい業界の特徴は2つあります。
・国からの保護が厚く、競争が少ない業界
・市民生活にどうしても必要な業界
たとえば、ネットで調べるとホワイト業界は大体こんなランキングになっています。
ホワイト業界ランキング
- 1位 地方公務員業界
- 2位 郵便局やJRなどの元・公務員業界
- 3位 電気・ガス・水道などのインフラ業界
- 4位 航空・海運業界
- 5位 化学系業界
- 6位 私立大学業界
- 7位 石油・石炭業界
- 8位 輸送機器業界
(出展元:厚生労働省 平成29年雇用動向調査結果の概要)
注意点は、厚生労働省の離職率のデータで業界のしくみ自体がブラック化しにくいことはわかるのですが、企業がホワイトかどうかは別問題ということです。
残業がなく、福利厚生がしっかりして、給料が高かったとしても、下の企業はブラックですよね。
・イジメやパワハラが横行するような体質
・転勤が多く、単身赴任になりやすい
・競争が激しく、派閥などの人間関係が疲れる
・まったくやる気の出ない職場の環境
経験では、こんな会社で働くと、わりと下の状態になります。
地方公務員:人間関係で疲弊・うつ病になった友人
医薬品業界:医者の接待で消耗・地方転勤も多く家族と暮らせない人
カーメーカー:社内競争が激しく、劣等感からストレス過多でアルコール依存
次の項では、実際にボクが聞いた「これはホワイト!」という業界例を紹介していきます。
ホワイトな業界の例
電気・ガス業界の本社勤務
ライフラインなので、どれだけ赤字になろうがつぶれません。福利厚生も超充実。大学の先輩に聞くと、まったく不満が無いとのこと。
唯一の不安は東京電力のような事故みたいですが、レアケースにすぎないですよね。
航空業界
JALとANAの実質2社独占のため、競争が少ないうえに、CAなど女性が多い職場環境で、育児や出産などに対するサポートがしっかりしている。
給与水準が高いうえに、安全第一から、過重労働なし。社会的なステータスが高く満足度が高い。
海運業界
日本郵船・商船三井・川崎汽船の3社で独占しており、利益率が高いため、福利厚生が充実しています。
実際に取引先社員に聞いたところ不満が一切無く、離職率も超低いとのこと。
私立大学職員
少子化に伴う定員厳格化や、教育費の無償化など、教育機関ゆえの国からすごく保護されている。職場内での出世競争が一切ないので人間関係も良好。
筆者自身、大学院→教授職を目指していたときに、職場をうろうろしてましたが、とてもゆったりとした雰囲気を感じました。
ほんとうのホワイト業界への転職は、現実には難しい
上記で紹介した本当のホワイト業界への転職は超難関です。
・そもそも転職案件がない
・倍率が超高く、転職成功率が低い
就職できなければ絵に描いたモチですよね。
実際に就職活動をすると、ネットで得られるホワイトな企業は現実にはなかなか就職できないんですよね。
ここで「同じ業界なら」とすこし妥協して一段低い会社を選ぶと、ブラックへの再転職率が高くなってしまいます。
・私立大学が無理なので、公立大学に転職
・電気・ガスの本社勤務が無理なので、地方支店勤務に転職
ホワイト企業に転職するなら優良な中小企業を狙う
あまり名前を聞かないような中小企業でも、儲かっていてホワイトな企業はたくさんあります。
未来工業は残業禁止。年間休日140日。年末年始20連休など「ホワイト企業」として知られると同時に、製造業で営業利益率14.6%と高い収益性を誇っています。
このような企業は探すのに時間がかかる半面、倍率も低く転職にねらい目です。
ホワイト企業に転職して『成功した!』といえる人は、ほぼこの条件で転職をしていますね。
そして、ネットで調べた優良企業より、ホワイト中小で働く人のほうが圧倒的に幸せ度が高いかったりします。
もしブラック企業で疲れているなら、現実的にホワイト企業に転職する方法を選ぶと効率的です。
そのほうが早く『普通の暮らし』を手に入れることができます。
優良な中小企業の見極め方
優良な中小企業を見極めるポイントは2つです。
・シェアが高く競争が少ない
・営業利益率が10%前後
いわゆるニッチな業界・製品・サービスを扱う会社です。
たとえば、道路の標識をデザインしたり製作している会社は国が取引先で競争相手がいないとか、生理用品の製造機械を製作する会社はほぼ独占受注など。
意外なところに超優良企業がありますよ。
優良な中小企業を探す方法
優良な中小企業を見極めたら、次に探す方法は3つです。
その① 就職四季報(特に優良中堅企業版)を利用する
その② 転職エージェントを利用する
その③ クチコミサイトを利用する
その① 就職四季報(特に優良中堅企業版)を利用する
参考に、こういった本です。
その② 転職エージェントを利用する
迷ったら以下の転職サービスに登録しておけば間違いありません。
実際に使ってよかった転職サイトと当社に面接に来た人が利用の多かった転職エージェントです。
リクナビNEXTの「グッドポイント診断」※自分の適性を知ることができる
MIIDAS(ミイダス)の「市場価値診断」※適正年収を知ることができる
VIEW(ビュー)の「AI適職診断」※AI診断で適職を知ることができる
マイナビジョブ20’s│20代に特化しているので初めての転職者にやさしい
Re就活│20代第2新卒転職の最大手。満足度調査4冠達成の実績
転職shop│業界大手のリクルートが運営する20代特化型転職サービス
マイナビエージェント|定番です。案件も多いので、登録して損はしないはず
JACリクルートメント│薦めたい転職エージェントNo.1。業界トップの実力と実績があり安心です。
doda│業界歴が長く、信頼できる転職サービス。地方案件にも強いですね。
なお、上記は「20代で転職に成功した感想│第二新卒におすすめの転職サイトの選び方」の記事で体験談をまとめています。
その③ クチコミサイトを利用する
OpenWork
【公式サイト】https://www.vorkers.com/
社員の口コミが書き込まれているサイトです。
転職会議
【公式サイト】https://jobtalk.jp/
「転職会議」は700万人以上の登録者があり、日本最大級の転職系書き込みサイトです。
まとめ│中小企業に就職するときのコツと注意点
最後にまとめますね。
ブラックではない企業を選ぶ方法はシンプルに2つです。
- ネット情報を鵜呑みにしない
- ホワイトな業界のホワイトな企業を選ぶ
次にホワイトになりやすい業界の特徴もシンプルに2つだけ。
- 国からの保護が厚く、競争が少ない業界
- 市民生活にどうしても必要な業界
見極めることは簡単ですね。
ですが、実際問題として、本当のホワイト業界への転職は超困難です。
なので、現実的にホワイト企業に転職するなら優良な中小企業が狙い目になります。
転職しにくい企業への転職活動を続けてブラック企業で我慢するよりも、現実的に転職できる「ホワイトな中小企業」にさっさと転職した人の方が満足度が高くて幸せそうです。
ホワイトな中小企業の条件は2つで絞り込んでいきます。
- シェアが高く競争が少ない
- 営業利益率が10%前後
絞り込む方法は以下の方法が効率的です。
- 就職四季報(特に優良中堅企業版)を利用
- 転職エージェントを利用
- クチコミサイトを利用
中小企業で働くときの注意点は、人材が大企業ほど豊富ではない点です。
人材レベルの違いに戸惑うこともあるので、慎重にクチコミや転職エージェントから情報をとっておく必要があります。
ただ、ホワイト企業で働くとシンプルに幸福度が上がるので人生が一変します。
いったん行動してしまえば「なんですぐに行動しなかったんだろう」と思うはずです。
なお、一歩が踏み出せない方のご参考に紹介したいのですが、転職エージェントは相談も無料ですし、相談したら転職しなければならないわけではないので、ぶっちゃけノーリスクです。
転職に成功した今でも、定期的に転職エージェントにキャリア相談ができるのでとても有益ですよ。
ブラック企業で消耗する人生よりよほど有益な未来が選べますので、この機会に是非どうぞ!
迷ったら以下の転職サービスに登録しておけば間違いありません。
実際に使ってよかった転職サイトと当社に面接に来た人が利用の多かった転職エージェントです。
リクナビNEXTの「グッドポイント診断」※自分の適性を知ることができる
MIIDAS(ミイダス)の「市場価値診断」※適正年収を知ることができる
VIEW(ビュー)の「AI適職診断」※AI診断で適職を知ることができる
マイナビジョブ20’s│20代に特化しているので初めての転職者にやさしい
Re就活│20代第2新卒転職の最大手。満足度調査4冠達成の実績
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JACリクルートメント│薦めたい転職エージェントNo.1。業界トップの実力と実績があり安心です。
doda│業界歴が長く、信頼できる転職サービス。地方案件にも強いですね。
では以上です。