「転職活動の書類審査で落とされない志望動機の作り方」を知りたくないですか?
履歴書の「志望動機欄」は採用担当が転職者を選別する第一関門です。
まずはココを突破しないと面接には進めません。
転職活動で書類審査が通らない人:履歴書が全然通らない……。もう30社も提出しているのに、ここまで面接に進めないと、さすがに焦る。いったい採用用担当者はどんな部分を重要視して見ているのだろうか?転職活動は頑張りたいけど、もう何を書いても通らない気がしてきているから、誰か、助けて……
こんな疑問を解決します。
・転職志望動機の作り方│未経験テンプレあり
・書類審査で落とされないポイント3選
・希望の転職先に受かりやすくする方法
この記事を書いているわたしも過去に3度の転職経験者です。
希望の会社に転職を成功させてスキルアップすることで、250万円からスタートした年収も1000万円を超える事ができました。
※専門性はプロフィール記事の通りです。
転職者に必須のMIIDAS(ミイダス)での市場価値診断では969社からのオファーと、最高で1100万円。平均の提案年収は678万円でした。
この記事で上手に志望動機を作るテクニックを学ぶと、履歴書の書類選考でいきなり落とされることがなくなります。
書類審査で落とされない転職志望動機の作り方【未経験テンプレあり】
書類審査で落とされない志望動機を作るポイントは以下の3点です。
1:志望動機を最初に作りこむ
2:採用側の求めていることを書く
3:志望企業とのリアルな接点を作る
順番に解説します。
1:志望動機を最初に作りこむ
最近の転職の求人はWEB上で応募する形式が増えています。
webの場合、提出のハードルが低いので、採用者はより多くの履歴書を見るようになっています。
webエントリーの場合、採用側は志望理由の部分を最重要に見ています。
書類では赤枠の部分に書いていたところが志望理由です。
書類の場合とweb選考の違いは以下のとおり。
書類:上から順番に見ていくのである程度は目を通す
web:志望理由から先に見る
志望動機がダメだとほかの部分が見られない可能性が高いから、志望動機の作りこみは最重要です。
見た目の印象も大事です
志望動機よりも先に目に入るのは、やはり「顔写真」です。人は見た目が9割というのは嫌だけど、採用においても、恋愛においても、ほぼ事実ですからね。
なので、ここでライバルに負けないように努力するだけでもグッと面接に進める確率が上がります。
具体的に差をつける部分は以下のとおり。
・写真はプロに頼む
・清潔感がある髪型にする
・眉毛を整える
・肌と歯をきれいに保つ
・スーツをパリッと着こなす
このあたりは就職活動の基本中の基本であり、誰でもすぐにできるけど、手を抜きやすい部分ですから、もしできていないなら、即改善しましょう!
特に、営業や購買職は会社の顔となるから、清潔感は超重要です。
肌質は、とりあえず「ドクターⅭラボのVC100美容液」→「キュレルの保湿クリーム」を1か月継続すればOKです。肌の透明感が上がるから3歳くらい若返ります。
なおボクは、スーツの着こなしは「スーツ」や「メンタリスト」の映画を参考にしました。Netflixで観れますから、初回無料登録の特典を利用して見ておくといいですよ。
2:採用側の求めていることを書く
「採用側が志望理由に何を見ようとしているか?」を考えてみると正しい志望理由の書き方が分かります。
採用側が志望理由で見たがっていることは「あなたと自社とのマッチング」です。
イメージしやすいのは、下の集合を表現するときに使う「ベン図」ですね。
採用者が志望理由で見たいのは赤い部分。
企業とあなたのマッチング領域の大きさです。
この赤の部分が大きければ大きいほど「この人、うちに向いてるかも?」「面接してみたいな」と思ってもらえますよ。
つまり、書類審査で落とされる志望理由のパターンは2つです。
1、企業側の長所ばかり書いてある
2、自分の長所ばかり書いてある
例えば以下のような言葉はNGです。
「御社の経営理念に共感しました」
「御社の将来性にひかれました」
「御社なら前職の経験が生かせると思いました」
というわけで、ダメな志望動機の理解が深まったところで、書類選考で落とされなくなる志望理由にする改善点を説明します。
3:志望企業とのリアルな接点を作る
志望企業とのリアルな接点をつくると、説得力のある志望理由になります。
採用者に落とされる「あいまいな志望理由」になってしまう最大の原因は、志望企業とのリアルな接点を作っていないからです。
改善方法は以下の2つです。
① 志望企業をインターネットや新聞で事前調査する
② 志望企業の商品・サービスを利用する
① 志望企業をインターネットや新聞で事前調査する
志望企業の以下のことをネットで調べましょう。
・経営理念
・事業内容
・経営計画
・現在の主力商品
・過去のヒット商品
・社名の変遷
・最近のニュース
これらをネットや新聞で調べておくと、自然と共通言語が増えて共有部分が増えます。
ネットで見るだけなので誰でもできる改善策です。
② 志望企業の商品・サービスを利用する
2番目は少しだけ行動が必要ですが、以下のとおり。
・パンフレットやカタログを収集する
・店舗を見学する
・イベントに参加する
ここで同業他社との比較が出来ると「なぜその企業でなければダメなのか?」を明確に企業側に伝えることが出来るようになりますよ。
じゃあ次に、ダメなパターンを紹介しつつ、改善ポイントを解説していきます。
書類審査で落とされないポイント3選
落とされない志望動機のポイントは、以下の3つです。
① 企業の長所ばかりか書かない
② 自分長所ばかり書かない
③ 未経験なことで遠慮しない
上記のとおり。
落とされない志望動機を作るには、落とされる志望動機のダメなところを消してあげればOKです。
順番にダメな例を出しつつ、改善のテンプレも消化しますので参考にしてみて下さい。
ダメな例① 企業側の長所ばかり書いてある
「御社の○○という企業理念に賛同して応募しました」ばかり強調してくる人は書類審査で落とされます。
また「御社の福利厚生面がすばらしく・・」など待遇面ばかり強調してくる人もダメですね。
こんな印象をもたれてしまいますよ。
では、上記2つの志望動機を修正していきます。
改善案:企業の長所とあなたの長所をマッチングさせよう
会社の特徴を調査して志望理由にするのは素晴らしいですが、相手のことが大好きな片思いと同じで、受ける側からすると肝心なあなたとの相性が不明ですよね。
この場合、以下のように書いていくと、採用側は、あなたへの関心がグッと高まります。
自分の経験と掛け合わせる
わたしは、○○という経験を通して、○○することの大切さを痛感してきました。
御社の経営理念である○○が、私の経験から得た教訓と通じる部分があり、ぜひ御社で働いてみたいと感じました。
体験と掛け合わせる
わたしは、常々御社の○○というサービスを利用していて、○○という点がすばらしいと思っていました。
御社のことを深く知るにつれ、この考えは御社の企業理念や、歴史からきているものだと気がつき、ぜひこのような環境で、これまで培ってきた○○という経験やスキルを生かしてみたいと考えるようになりました。
あなた自身の歴史と希望する会社の特徴を重ね合わせることで、あなたと企業の共通部分をアピールしましょう。
すると、志望理由に説得力が生まれて書類選考で落とされなくなります。
ダメな例② 自分の長所ばかり書いてある
「前職では○○という実績があり、御社の不足部分を補えるので募集しました!」みたいな抽象的な自己PRはテンプレっぽいので落とされます。
また「わたしの○○というスキルは、御社を成長させることが出来るので志望しました!」見たいのもダメですね。
こんな印象をもたれてしまいますよ。
では、上記2つの志望動機を修正していきます。
改善案:採用側に選ばせる
自分のスキルや実績に自信がありすぎると自身のことばかりアピールした志望動機になりがちです。
恋愛なら自分のことばかりアピールしてきて、こちらのことに本当に興味があるのか不明な軽いナンパ師みたいなイメージ。
「会社に貢献できる」というアピールは必要ですが「ただの自慢」や「上から目線」な態度に移らないような配慮が必要ですね。
この場合は以下のように書いていくと、採用側はあなたへの関心がグッと高まります。
役に立てる部分の明確化
私は前職で○○というスキルを伸ばしてきました。今現在、御社が新規事業として力をいれている○○の分野に、自身のこれまでの経験を生かすことが出来ると思い志望しました
あくまで選ぶのは企業側です。
あなた自身の歴史を希望する会社が力を入れている分野や事業に重ね合わせつつ「企業側に判断していただく」という姿勢を混ぜることができるといいですよ。
「この人は戦力になってくれそう」と思われ、書類選考で落とされなくなります。
③ 未経験なことで遠慮しない
あなたが業界未経験でも採用側の立場では、まったく気にしていません。
転職者というのは、経験者よりも新しい業界に挑戦している人のほうが圧倒的に多いからです。
最近の転職市場では「ピボットワーク」といって、まったく違う業界に転職して自身のスキルアップを狙う働き方のほうが一般的だったりします。
なので、未経験の業界への転職はまったく問題ないです。
志望動機を書くときは、むしろ以下のことに注意して書いたほうが有効です。
・転職先の業界について、知ったかぶりはしない
・前職の仕事内容を詳細に伝える
知ったかぶりはしない
転職先の業界について詳細に調べるのはOKですが、知ったかぶりはすぐにバレます。
前職の仕事内容を詳細に伝える
現在のあなたの業界での職歴やスキルを詳細にイメージできるような志望動機は好印象です。
「この人のこのスキルや経験はコチラの業界のこの点で生かせそうだな」というように判断することが出来ます。
希望の転職先に受かりやすくする方法
あとは行動あるのみですね。
転職エージェントに登録して求人を見つつ、企業の公式サイトから直接エントリーしていけばOKです。
具体的な手順は以下の記事が参考になるかと思います。
≫【未経験者向け】購買転職手順の完全講義│現役部長が求人の見方を解説
今回の記事は、わたしの実務経験から得た情報で書いてみましたが「ほかにも参考例が知りたい」「もっと違うアドバイスが欲しい」という方もおられるでしょう。
転職エージェントはそんなときに有益です。
転職って家族や友人に内緒だから、客観的に見てもらえる「転職エージェント」を利用しないと「企業のいいとこアピール」や「自分アピール」の転職志望動機になりがちです。
孤独な転職作業もアリですが、転職に成功した人って、ほぼ優秀な転職エージェントを利用していますよね。
転職エージェントの選び方
転職サービスは転職サイトではなく、エージェントを活用すべきです。
理由は以下のとおり。
・非公開の企業とのパイプがある
・あなた専用のエージェントが徹底サポートしてくれる
・あなたの志望する企業や業界で有利になる情報を持っている
転職エージェント自体は「どこでも大差なし」です。
たしかに会社ごとの特徴はありますけど、結局はエージェントの人とのマッチングだったりしますので。
以下の3社がおすすめなので、登録して実際にエージェントとお話してみてください。
マイナビエージェント|定番です。案件も多いので、登録して損はしないはずです。
JACリクルートメント│薦めたい転職エージェントNo.1。業界トップの実力と実績があり安心です。
doda│業界歴が長く、信頼できる転職サービス。地方案件にも強いですね。
補足:明確な目的があるときの選び方
転職に明確な目的があるときには、専門性の高い転職エージェントを選んだほうが苦労が少なかったです。
転職はステージごとに最適な転職エージェントがあり、ボクの経験では以下のとおり。
20代:キャリアチェンジの転職
30代:キャリアを上げるための転職
40代:年収を上げるための転職
それぞれで使ってよかった転職エージェントは以下の記事にまとめています。
特別なステージにいる方は参考になるかと。特に30代のミドル転職は未来の人生を決めるので、とても重要です。
20代:キャリアチェンジの転職
≫20代の転職でわかった│第二新卒はサイトとエージェント選びが9割
30代:キャリアを上げるための転職
≫30代ミドル資材調達部員におすすめできる転職サイトとエージェント
40代:年収を上げるための転職
≫年収650万円以上│ハイクラスバイヤーにおすすめの転職エージェント
まとめ
失敗しない志望理由の書き方をまとめると以下の通り。
・WEBでエントリーできるようになり、志望理由欄の重要性は増している
・転職の志望理由は、採用側が求めていることを書く
・採用側が見たいのは「あなたと自社とのマッチング」
・志望理由でアピールすべきは、企業とあなたのマッチング領域の大きさ
・書類審査で落ちる志望理由の原因は、志望理由が漠然としすぎていること
・志望企業とのリアルな接点をつくると、説得力のある志望理由になる
・あなたが業界未経験でも、採用側はまったく気にしていない
・未経験業界に挑戦する場合は、今の業界での職歴やスキルをより分かりやすく
志望理由の書き方ひとつで、あなたが面接までいけるか否かが決まってしまいます。
どれだけ魅力的な人材だとしても、書類審査で落とされてしまうとどうにもできません。
苦労して絞り込んで決めた会社なのに、書類審査で落ちてしまったら悲しすぎますよね。
以下の記事では志望動機のテクニックを解説しているから、書類審査に自信がない方はご覧ください。
では、本記事は以上です。