給料が上がらないので副業をがんばろうとしていませんか?
社会の流れが「副業解禁」「副業奨励」に流れているので違和感が無いかもしれません。
・一生懸命に働いているのに給料が全く上がらない
・一生懸命に働いているのに生活がちっとも楽にならない
・副業や残業をがんばるしかないのかな?
こんな疑問を感じて悩んでいるのなら、それって本質から外れていますよ。
働くことの本来の姿は「ひとつの仕事をがんばれば生活できる」です。
正社員が2つの仕事を掛け持ちするなんて異常な会社といわざるを得ません。
わたしは、そんな考え方で転職もしながら会社を選んできました。
今回は会社員の給料が上がらない理由と給料を上げるための方法を解説します。
給料が十分満足なレベルであれば副業で3万円を稼ぐ必要はありません。
よく働きよく遊ぶ。
仕事が終わったら、みんなで飲んだり食事したりと、楽しいのが真の人生。
今日より明日がよくなる右肩上がりの人生を暮らしてみませんか?
副業で月3万稼ぐは間違い│給料が上がらない会社を変えればいいだけ
この記事のポイント
・給料が上がらないので残業や副業で稼ごうとするのは間違い
・給料が上がらない理由は業界にある│業界構造の問題点
・給料が上がらないなら、給料を上げる根本対策をするべき
・速攻で給料を上げる方法の一つが転職
・ボクは転職で給料を上げてきた│具体的な手順も紹介
給料が上がらない理由は、決して一生懸命働いている私たちのせいではありません。
会社では役職ごとに給料の幅が決まっています。
その仕組みを理解して利用すれば、より高い給料をもらえるようにする事ができます。
ポイントは3つあります。
ポイント①:給料はスキルや実績に支払われるわけではない
ポイント②:会社によって払える給料の額は決まっている
ポイント③:給料を速攻であげる方法の1つが転職
順番に解説します。
ポイント①:給料は能力や実績に支払われるわけではない
給料はあくまでも「労働の対価」として支払われています。
私たちが一生懸命働いたとか、どんなスキルを持っているだとかは全く関係がありません。
私も新入社員として入社してから一生懸命働き、プライベートでも勉強をしてスキルを高めてきました。
しかし入社して6年が経っても基本給は一向に上がりませんでした。
むしろ、5年目の定期一斉昇給のほうが給料が上がったぐらいです。
つまり、どれだけ一生懸命に働こうが同期入社の給料は一律で同じということです。
一生懸命努力している自分・・給料は安い
パソコンでネットサーフィンをしているおじさん・・数百万円給料が高い
これは当たり前の現実としてあります。
なぜなら給料とは「労働の対価」だから。
1日8時間の労働力を提供してさえいれば役職(年齢)に応じた給料が支払われます。
仕事をしていようがネットサーフィンをしていようが、労働力を提供してさえいれば、決められた給料はもらえるのがサラリーマンのいいところでもあるし、悪いところです。
有能なあなたが低賃金で働きtるづけるのは罪な理由
さらに言うと、あなたが低賃金で頑張れば頑張るほど、その会社や業界は成長しません。
なぜなら、低賃金で優秀な成果を残してしまうからです。
会社としては、今のまま若者を搾取していれば安泰なので、変化もしない=成長しないですよね?
そんな会社や業界で長く頑張っても、結局未来はないのでは?と思うのはわたしだけ?
ポイント②:会社によって払える給料の額は決まっている
新入社員で入社して一番給料が上がる瞬間って5年目の定期昇給です。
「定期」という点がポイントでして、これは個人のスキルや頑張りに全く関係ありません。
さらに、製造業の私が3万円ほどの昇給に対し、銀行業界に行った大学の同期たちは7万円以上の昇給がありました。
つまり、給料は私たちの実力や働く姿勢ではなく、どの業界の会社に入るかによって決まります。
なぜそうなるのかといえば、会社には給与として支払う予算があり、多い会社と少ない会社に分かれるからです。
給与として払う予算の多い業界・・昇給額が多い
給与として払う予算の少ない業界・・昇給額が少ない
この仕組みに気が付くと、今の会社で昇進をして給料を上げていっても、業界の違う同期には勝てない事が分かってしまいます。
入社して3年から5年働くと自分の会社の給料のレンジや昇進スピードはだいたい把握できます。
まあまあいい会社で以下、中小なら6掛けぐらいのイメージです。
新卒: 額面25万~30万円、ボーナス100万、年収460万円
5年目 : 額面35万~40万円、ボーナス120万、年収520万円
10年目 : 額面50万~55万円、ボーナス150万円、年収750万円
課長 : 年収1,000万円 (約40歳~)
部長 : 年収1,300万円 (約45歳~)
一方で同じような経験、スキルでも30代で1,000万円を超える年収を手にする人もいます。
以下に厚生労働省の平成29年賃金構造基本統計調査を参照します。
大企業かつ、通信業界(IT)は平均年収が高いことが分かるでしょう。
口コミで業界年収を知る方法
「Openwork」や「転職会議」では社員の口コミ情報が集まっており、社内の雰囲気や給料の情報も掲載されています。実際に働かれていた人たちの口コミなので信ぴょう性も高いです。
※無料会員登録で利用できます。
・OpenWork:社員の口コミが書き込まれているサイト。年収や企業風土など現場で働く方の意見を直接知ることができるから有益です。
・転職会議:700万人以上の登録者がいる日本最大級の転職系書き込みサイト。元社員や現役社員の口コミを見ることができるから、他の仕事を知りたいときに役立ちます。
給料のレンジは業界ごとに全然違います。
私の所属する製造業・・管理職レベルで年収1,000万円
IT企業や広告業界・・担当者でも年収1,400万円
実際に大学同期で入社10年目で年収が1,400万円になった人もいます。
大学時代は自分のほうが成績もよかったし、入社10年目のスキルもモチバーションも自分のほうが上だった自信があります。
私たちが自分の会社で年収500万円だったとしても、スキルや実力は他社の年収1000万円クラスの同年代・同役職の方に決して劣っているわけではありません。
そもそも論として、日本のサラリーマンの仕事って誰でもできる仕事です。
入社10年目のゼネラリスト(何でも屋)の間でそんなに実力の差は付きませんよね。
同業界でも会社により給料に差が出る場合もある
一般的に給料水準は「業界で決まる」と言われてきました。
ですが、中には同じ業界でも会社によって給料水準が異なる例もあります。
具体例を再び「厚生労働省の平成29年賃金構造基本統計調査」による保険営業の平均年収を見ていきましょう。
・正社員の平均年収:380万円
・非正規の平均年収:250万円
一方で「Openwork」では、外資系プルデンシャル生命の営業職の平均年収は1,170万円という書き込みもありました。(purudencial_ave_salaryで検索)
私たちの今あるスキルや実績でも、給料レンジが高い会社にいるだけで一気に年収を跳ね上げられる例ですね。
ポイント③:給料を速攻であげる方法の1つが転職
給料はスキルや能力ではなく、会社ごとの契約や予算によって支払われるものです。
スキルや実績に関係ないならば、高い給料が設定されている会社に移れば速攻で年収をUPすることができます。
給料というのは頑張って仕事して、残業して、人間関係に耐えて、上がるものでもなければ、まして副業しなければならないほど、安くていいはずがありません。
副業をするぐらい給料が安いなら、高い給料を払ってくれる会社に行けば良いだけです。
とはいえ行動が怖いという思い込み
転職というと「逃げだ」とか「絶対失敗する」という方がいますが、それって思い込みです。
仕事は誰でも最初は未経験ですし、会社という組織は「仕組み」で動いているので、言っちゃえば「慣れれば誰でもできる仕事」です。
半年もすれば人はあっという間に新しい環境に慣れていきますよ。
そして「逃げ」と「挑戦」は同じ意味です。
否定的な思考なら「逃げ」、前向きな思考なら「新しい挑戦」です。
「新しい挑戦」を続けた方が楽しいし、前向きな人生を生きることができます。
結局は「低賃金で我慢する人生」か「挑戦しつつ人間的にも経済的にも成長する人生」を選ぶのは自分です。なので、他人の意見はスルーして大丈夫です。
今日行動できない人は⇒明日もできない
思い立ったらすぐに行動するのが吉です。まずは転職サイトとエージェントに登録するだけでも第一歩です。
行動しない限り、現状は変わりませんからね。
今後悔している人って、行動すべき時に行動できなかった(チャンスを掴めなかった)人たちです。
そういう人たちって、今も行動しないし、明日もしないので、結局いつまでも行動しないまま年を重ねてしまいます。
ボクは人間の能力に差があると思っていません。
差がつく部分って、実は「行動できるかどうか」だったりします。
あおるわけではないけど、参考にどうぞ。
実際に使ってよかった転職サービスをまとめておきます。
◆無料で使える業界大手統合型エージェント
・マイナビエージェント│業界最大手の転職サービス。まずはココに登録しましょう。
・doda│業界歴の長く信頼できる転職サービス。地方案件にも強いです。
・JACリクルートメント│管理・専門職、ミドル・ハイクラス向けの高年収層に特化した転職エージェントです。
まとめ│給料を上げる転職のやり方も紹介
給料のいい会社を自分で探すのもありですが、転職サイトを利用することも方法の1つです。
私も転職のたびに転職サイトを利用して給料アップの転職を成功させてきました。
1社目 : 360万円(中途入社)
2社目 : 360万円→600万円(第二新卒で転職)
3社目 : 600万円→1100万円(スカウトオファー:勤務地の問題でお断り)
特に「転職エージェント」は得意業界を持っている人も多く、給料交渉も有利に行ってくれるメリットがあります。
「転職エージェント」は成功報酬型のビジネスモデルになっているので、私たち求職者側は無料で利用できます。
※無料なので登録や相談はノーリスクです。
今もっているスキルだけでも、今以上の給料で私たちを必要としてくれる企業は必ず見つかります。
年代別に転職エージェントを使ってきた体験談はこちらでまとめています。
≫【保存版】資材調達への就職活動スケジュールごとのポイントまとめ
≫20代の転職でわかった│第二新卒はサイトとエージェント選びが9割
≫30代ミドル資材調達部員におすすめできる転職サイトとエージェント
繰り返しますが、給料が十分満足なレベルであれば副業をする必要はありません。
よく働きよく遊ぶ。仕事が終わったら、みんなで飲んだり食事したりと、楽しいのが真の人生。
たまにパチンコと競馬で臨時収入があったらほしいものを買う。これでよくないですか?しかも競馬とパチンコで年間200万くらいなら簡単に稼げますからね。
あなたも今日より明日がよくなる右肩上がりの人生を暮らしてみませんか?