こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・新卒で入社した会社が自分にあっているかは、ほぼ運です。
・サンプル数が少ない状態で判断するのはリスクが高い。
・働き方は無限にある
本記事を書いているボクは、終身雇用が当たり前だった25年前から「店舗職員⇒大学教授を目指す⇒フリーランスの雑誌ライター⇒東京の一部上場メーカー就職⇒地方の中小の半導体部品製造業就職」といった感じに仕事を変えてきました。
結論ですが、新卒で就職した会社が以下の場合には、わりと危険信号です。
・つまらなすぎてもう無理!
・精神的にもう無理!
・金銭的にもう無理!
実際「将来のビジョン」を持って就職を決めることが出来る人なんて、ごく一部です。
なぜなら、日本の一括採用の就職システムの場合、新卒で入社した会社が自分に合っているかどうか?なんてほぼ運だからです。
あなたがもし「自分はこの仕事にあってないかも?」と感じているなら、転職活動してみるという選択を入れておくと人生が好転するかもです。
新卒で仕事が楽しいか辛いかは、ほぼ運なので気がついた時点で転職
入社して半年もすると、新卒で入った会社に疑問を感じたりします。
こんな悩みを相談したりすると、「石の上にも3年、まずは3年がんばってみろ!」なんてアドバイスをされるかもですが、所詮は他人の意見なので無視してokです。
なお、新卒のそんな悩みってすごく普通のことですからね。
厚生労働省の雇用統計でも明らかです。
日本の新卒採用システムによる弊害なので、あなたがダメとか、そういう問題ではありませんよ。
日本の新卒採用システムで好きな仕事に就けるのは運にすぎない
日本の新卒採用はとても特殊で、経団連が発表するスケジュールに沿って、横並びで行われます。
いわゆる就職戦線のスタート時期は「すべての企業と学生に平等に」です。
最近では、インターンシップ制度が採用され、就職前に企業の強みや、就業時間は知ることができますが、本当に知りたいのはそこではないですよね。
なぜなら、就職したあとで、自分に合っているかどうか?を判断するのは以下のポイントだからね。
①配属される部署の仕事内容
②配属される部署の人間関係
③相手(他部署・取引先)
それなのに、日本の新卒採用ではこれが事前にはわかりません。
具体的に説明しましょう。
①自分の希望する場所に配属されるか分からない
最近では、トヨタが「終身雇用」「年功序列」の崩壊を宣言したりと、働き方改革の波が押し寄せているような風潮です
でもニュースだけのこと。
現実は違いますよね?
2019年の日経ビジネスの連載で、三井物産の新卒採用が話題になりました。
日経ビジネス「大企業も気づいていた!平成の新卒採用はやっぱりおかしい」
記事によると「三井物産では、新卒の95%が第4希望までの部署に配属される」そうです。
大企業といえど、いまだ終身雇用の形態から抜け出せていない現実。
これで凄いことだとしたら、自分のレベルで就職した会社では第何志望が回ってくるんでしょうね。
まして、会社側は細かい違いは同じものとして捉えていそう。
例えば、製造設備の設計がしたいのに金型の設計に配属させて、同じ設計だからok!みたいな。
実際には、設備設計と金型設計は、まったく違う設計ですからね~
もうひとつよくある事例が、新人は「現場周りや研修」というパターン。
・メガバンクに入ったのに「年下の女子に説教されながらATM操作の説明」
・地方銀この幹部候補なのに「カブに乗って、商店街の集金」
・製造業の営業部門に配属されたのに、「地方工場の製造で研修」
これは、新人が通らなければいけない道なのかもしれませんが、、、
現実と理想のギャップで辞めた友人は多数。
②配属された場所にどんな人がいるか分からない
たとえ、希望の配属先に就職できたとしても、ソコでの人間関係がクソだったら?
日本の新卒採用では事前に選べないですよね。
相手に悪意が無くても、例えばこんな仕事環境も考えられます。
・あまりに性格の細かい上司
・体育会系の豪快な先輩
・いやみを言い続けるお局
・アニメの話しかしない外回りパートナー
パワハラなど、相手が悪い場合は、辞めるべきは相手であって、あなたではありません。
でも、ただただ自分と合わないだけだったりすると、どうしようもなくストレス、、
③相手(他部署・取引先)にどんな人がいるか分からない
自部署の仕事が自分の思ったとおりで、配属先もいい人ばかりでも、相手がモンスターな可能性もあります。
・社内の部署間で、相手と合わない
・取引先の相手と合わない
・社内のフォローが得られない(新人に厳しい)
このあたりは、自分のスキルが足りない場合もあり、我慢することで巣kる画あがるなら続ける手もありますが、心身を病むレベルなら、一度冷静に考えましょう。
ちなみに、他人に相談は無意味です。
結局のところ、他人に今の心情を理解することが不可能ですし、どのような助言だとしても、無責任なアドバイスだったりします。
うまくいっても失敗しても、責任は取ってもらえないですよね。
結局決めるのは自分。
注意点です:サンプル数が少ない状態で判断するのはリスク
日本の働き方は、世界的にも、かなり特殊です。
高度経済成長の「右肩上がり」に支えられた「終身雇用」と「年功序列」がいまだに消えない幻想ですよね。
では、世界の働き方はどんな感じかといえば、決して最近流行りの「個人で稼ぐ」フリーランスばかりではなくて、以下のとおり。
・同一労働同一賃金
・ワークシェア
つまり「労働が流動的」だから「同じスキル」なら「どこでどれだけ働いても賃金は同じ」という感じです。
・ある人は育児が忙しいなら、10時から15時まで働く
・ある人はフルタイムで働く
こんな働き方が可能です。一方で日本は「新卒で入った会社で一生働く」という働き方ですよね。「think clearly」という本でも語られている事実です。
サンプル数が少ない状態で重大な判断をするのはとても危険
日本の就職の場合「1社しか選べないうえに、選択サンプルが少ない」という矛盾した特徴があります。
やはり新卒で入社した会社に人生を縛られるのはリスクが大きすぎです。
働く場所は無限にある
日本には企業が400万社もあるそうです。
これだけあれば、あなたにぴったりな会社が必ずありますよね。
特に新卒から2~3年は「第二新卒」といって企業が最も欲しい人材です。
日本は労働人口が少ないうえに、企業が欲しがる人材である「第二新卒」は就職活動で数少ない売り手が無敵状態ともいえます。
今はネットで自宅や通勤中でも転職活動が可能ですし、登録は無料だから、新しいアパートを探す感覚で情報収集が普通です。
特に第二新卒なら20代に特化している転職エージェントに登録しておくだけで、勝手にぴったりの案件が見つかります。
ココは体験談ですが、無料登録しておけば先方からオファーが届くので非常にラクでした。
参考に、実際に利用してよかったスカウト型のエージェントは以下の2社です。
・マイナビジョブ20’s│業界大手の定番エージェント。大手は案件が多く間違い無いです。
・アサイン|20代ハイエンド層の転職エージェント。営業職のキャリアには自信があるけど「営業はもう無理!」という方にとくにおすすめです。
転職に成功した今も下記に登録して定期的に自分の市場価値とマッチングは常にチェックしてます。
結局のところエージェントとの相性になると思いますが、以下の3社がおすすめなので、登録して実際にエージェントとお話してみてください。
マイナビエージェント|定番。案件が多いから登録して損はしないはずです。
doda│業界歴が長く、信頼できる転職サービス。地方案件にも強いです。
JACリクルートメント│薦めたい転職エージェントNo.1。業界トップの実力と実績があり安心です。ボクもここで転職しました
まず、マイナビは全国規模の大手、dodaは製造業に強いです。JSCリクルートメントは実際にわたしが転職でお世話になっていて、対応もエージェントの質も申し分ない会社です。
たまにびっくりするようなオファーがきて悩んでしまう点がデメリットですが、こういった情報を入手できるだけでも利用価値は高いかなと。
年収1,000万円超えの案件が来たことも…空港での勤務でしたので、通勤時間が長すぎて断りました。
まとめ
ここは断言しますが、あなたが今、以下の状況なら転職がベストの選択です。
・つまらなすぎてもう無理!
・精神的にもう無理!
・金銭的にもう無理!
人生は長いようで短いです。せっかくスキルを伸ばせる若い時間を、無駄に消耗するのはもったいないですよ。
毎日ストレスなく好きな仕事をして、空いた時間にはジムに通ったり、自己投資ししたりと充実しているから楽しい人生です。
特に今の購買の仕事は、自分で選んだわけではなくて、転職エージェントに会ってみて「向いてるよ」と言われた仕事だから、人生は何があるかわからないですね。
今は人生100年時代といわれており、50年は会社勤めする可能性があります。
人生の重要な選択を、日本の新卒採用制度のダメな部分、たとえば「面接30分」とかだけで決定されることは、人生のリスクですよね。
日本には400万社の会社があり、あなたにぴったりの会社は必ずあるはずだから、入社後でも、自分に合う働き方を探す努力は続けてもいいのかなと。
もし「入社したばかりで退社の勇気が出ない」という場合でも、今は「退職代行」というサービスも存在します。≫退職代行サービスを見てみる
ボクは退職の話を切り出すのにガクブルで、上司に切り出すだけで3週間もかかってしまいましたが、今は労働者に有利な環境が整っているから恵まれてますよね。
ということで、本記事は以上です。