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【競馬】パドックの見方を徹底解説 馬体、蹄、蹄鉄、ハミ、つなぎ

今回は「パドックに特化した馬券術」を解説します。

競馬で勝つにはどうすればいいですか?

こんな質問をされたら、迷わず「自分のフォームをつくること」と答えます。

わたしは勝負の世界では自分のフォームを作ることが最も重要と言い続けています。

そしてフォームはその人にあった方法があります。

「現地参戦でパドックと返し馬を見て、その日いちばん調子がいい馬を買う」

こんな馬券術で稼ぎ続けるプロも実際に存在します。

ではプロは、パドックでどんなポイントを見ているのでしょうか?

この記事では、競馬で稼ぐ人でもある筆者が、これまでに学んだパドックの見方を徹底解説します。

いままで見逃していた「パドックで見るべきポイント」が見つかると思いますよ。

ちなみに、この記事の信頼性はtwitterやプロフィールでもご確認ください。

競馬歴18年目

2年目までに100冊程度の馬券本を読む

3年目からは年間で新馬と障害を除くすべての中央競馬のレースに参加

年間3000レースほどのデータをエクセルに入力し分析しつつ馬券研究に没頭中

本格的にはじめてから近年の15年での年間収支はすべてプラス収支

収支も記事やツイッターで公開しています。

【競馬】パドックの見方を徹底解説 馬体構造・蹄・蹄鉄・ハミ・つなぎ

パドックの見方の基本編

ブログで書くまでもなくJRAVANでパドックの見方が紹介されています。

まずはこちらをどうぞ→ JRA記事 パドックの見方

で、これで終わり!では簡単すぎますよね。

実はこの他にも、パドックで見るべきところはたくさんあります。

・馬体構造

・蹄の形

・つなぎ

・蹄鉄の付け方や種類

・ハミの種類

JRA公式ではさすがに大事なところは公開してなかったですね。

ところで、パドックで馬を見ることを馬見といいいます

実は馬見もパチンコの釘読みとよく似てるんですよね

横の比較と縦の比較とか、馬体からの距離適性を判断する手法です
結局、図形化して面積で覚えるところとかが似てるんですよ

かつての一発台のコンビゲージの要領ですね

パチンコが釘調整禁止の昨今ですから、釘読み自慢の方はぜひパドック派の馬券師に転職してはいかがでしょうか?

次に馬見についてノウハウをまとめてみようと思います

パドックの見方:馬見術

パドックで馬を見る時のポイントです。

順光で見ること

最前列で見ること

1~2周で判断すること

入れ込んでる馬は目をみれば一発でわかります

順光で見るのは逆光だと毛並みや筋肉のハリなど分かりにくいからですね

筋トレしている皆さんなら照明の重要性、わかりますよね?

パドックで見る位置は最前列がマストなのはいうまでもありません

理由は脚元が一番大事だから

この部分はあとで詳しく説明します

ただですね、もっと初歩的なことがあるんですよ

意外に知られていないようですが、それは馬の状態は1~2周で判断することです

馬は周回してるうちに気合が乗ったり馬体も締まって来るから、実はTVで流してる時点での映像なんかではなーんもわからんのですよ

TVでおねーさんが解説してる段階では、良さそうに見えても身が入ってない馬は最後までもたないことが多いです

入ってきてすぐ、が素の状態で出来上がってるかどうか判断することができるんですよ

だから現場に行ったらレースなんか見とらんとパドックでパチンコの開店待ちのごとく待ってないといかんのです

あと、入れ込んでる馬は目をみれば一発でわかります

だいたい血走ってます

ぱっと見で目が怖い馬は入れ込んでいる馬と判断してokです。

パドックの見方:馬体構造

馬体構造の基本を説明します

TVなんかではこの部分だけで解説しています

馬見の基本をしゃべっているだけで役に立ちません

なので馬券には直結しにくいけど一応復習しましょう

この知識があるとちょっと詳しい人みたいには見られます

で、馬券に役に立たないことは案の定、JRA公式に書いてあります

JRAも書いてますが、走り方とコース適性は以下で判断できるとされています

背中の長さ

肩の角度

馬体構造的に当たり前でして、図を見てください

width="321"

馬の肩の骨から胸前の角度が45度を標準とします

角度が寝ていれば→可動の幅が広い→必然的にストライド走法

角度がたっていれば→可動のは場が狭い→必然的にピッチ走法

ということになりますよね

でもって

背中が短ければ短距離向き

長ければ長距離向き

という事を考えれば、該当のレースでバランスのいい馬、悪い馬というのが見えてきます

ここまでが基本です

理論的にそうなるというのが分かってるのとそうでないのでは違うんですよね

馬体構造だけでは馬券にならない理由

意味ないのかい!という声が聞こえますが・・・

馬体構造は意味無し!の理由は

調教次第で馬体構造は変化します

縦の比較ができてなければ意味が無い

脚元の形状とかも考慮せないかんでしょ?

実は調教が坂路かコースかによっても馬の体は変わりますよ。

筋トレのボディメイクと同じです

坂路主体なら胴長の馬でも筋肉がついて胴詰まりの短距離馬に見えることもありますしね

そういう意味で以下の結論になります

馬体構造だけで判断!というのは無理

馬ごとのメイン調教コースを覚える必要あり

一頭を長く追いかける場合とか新馬戦では有効

パドックの見方:蹄(ひづめ)を解説します

さて次は蹄についてです

蹄は個性があって面白いですね

ただ最近の馬は大きさ標準、深さ標準の優等生ばかりで見ごたえが無いです

血統構成が同じ馬が多いから仕方がないけど

蹄の特徴は大きく分けて

①大きい小さい

②深い浅い

③立ってる寝てる

という違いがあります

この3つが複合してたり、さらに中ぐらいというのがあるのでややこしいですが

それぞれの特徴だけを説明します

蹄の特徴:爪が大きくて深い

爪が大きくて深い(厚みがある)馬=脚元が重たい

つまりパワーのない馬では回転が落ちますね?

パワーアンクルをつけて走るようなもんだからね

だから、爪が大きい馬は古馬になってから走る傾向が強いんですよ

わかってない馬主が無理に使うから成長する前にパンクしてしまう

一般に成長力が遅いといわれてる産駒にはこのタイプが実は多くてですね

下のシンボリクリスエス産駒とか、爪が厚いでしょ?

逆に重馬場とか回転が求められない馬場ではグリップが効いて対等に戦えるように見える場

合もあるから騙されやすいんですな

爪の大きい馬を馬券的に追う価値があるポイントを教えましょう

→ 特に大きくて立ってる馬は重馬場とか乾いたダートとか得意になります

蹄の特徴:爪が小さくて浅い

小さくて浅い爪の馬=脚元が軽い

なので、爪が小さい馬は貧弱な若馬時点でも走れる馬が多いですよ

特に良馬馬とか湿ったダートです

一般に早熟タイプは大体これ

逆に重馬場は普段からパワーがいらない走り方に加えて、グリップが弱い爪なんだから割り引きになりますよね

まとめると、蹄を見るときは以下の点に注目

蹄は筋肉量にあってるのかどうか?

グリップ力はどうなのか?

蹄の理屈が分かっても馬券にならない理由

蹄の理屈は良く考えれば当たり前なんですけど、実践でどうか?って話です

結論は意味無し!理由はTVのパドックは無意味だから。

そもそも画像や映像で判断するのは困難です!

そもそもTVのパドックで爪を写してるのを見たことないですよ。

じゃあ、現地で見ればいいじゃん?ってなりますけどね。

あと、ここで鋭い人なら気づくと思うんですけど…

爪って削れるよね?

爪って大きさは変わらなくても、形は変えることができるんじゃね?

鋭い!

実は同じ馬でも途中で爪の形状が変わって突然ダートで激走!とかあるんですよ

削蹄しとるとしか思えないけど、残念ながら発表はされないんですな。

ここでも馬体構造と同じ結論です。

蹄の形だけで判断!というのは無理

馬ごとの爪の形の変化を縦の比較で判断する必要あり

現地で確認できて、且つ一頭を長く追いかける場合とか新馬戦では有効

パドックの見方:蹄鉄(ていてつ)を解説します

蹄が重要な部位であることがわかったところで、その見極めをどうするかが問題ですよね

パドックでの歩様やテンションでトータルに判断するのがベストですが、実は簡単にわかる場合がありまして、それが蹄鉄です

簡単に解説します

蹄は乾燥に弱く割れやすい馬もいます

蹄は人間で言う爪なので、割れたら痛かったり、血が出たりして馬の走りに影響します

なので、蹄鉄という人間で言う靴にあたるものを打ち込むわけですが、その種類で馬の調子が予測できるかも?という理屈です

一般に蹄鉄ってU字のよく見るやつじゃないですか?

でも実際にはいろんな形の物を履いています

その理由を考えればいいんですね

蹄鉄の種類①:1/2鉄

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1/2鉄は半分の大きさで、爪先だけの蹄鉄です

かかとがないスリッパみたいな

屈腱炎とか裂蹄の馬につけるので、脚元が弱い馬って判断できます

蹄鉄の種類②:3/4鉄(J鉄)

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3/4鉄は一部をぶった切った形でJ鉄とも言います

要は球節炎とか裂蹄の不安がある馬ってことです

正確な写真が探せなかったので、画像は派生した曲がり鉄てやつです

蹄鉄の種類③:丸鉄

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丸鉄はO字の蹄鉄です

腱の保護の目的なので割引は少ないですが人間でいうとバスケットボールシューズ

アキレス腱を固めた形みたいになって蹄の返りが悪くなります

だから高速馬場の場合や短距離では割引と判断できますよ

蹄鉄の種類④:橋渡鉄

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橋渡鉄は真ん中に一本橋渡ししてある蹄鉄です

人間で言うとゲタです

爪が浅い馬、挫石とか足の裏に不安がある馬に履かせますので固い馬場では割引と判断します

実は他にもいろんな形がありますからよく見てると面白いですよ

蹄鉄の理屈が分かっても馬券にならない理由

またかよ!って思うかもですが、蹄鉄も馬券になるか?と聞かれたら微妙です

いやいや、足元に不安がある馬は割引じゃん?

なんていわれると思いますが、前走その馬がそれで圧勝していたらどうなるの?

馬券術的には、変なの履いてる馬を割り引くよりも凡走した馬が次に標準の物を履いてたら不安です

なしと判断できるし逆なら今回は危ないかも?となるわけですが、これって縦の比較やん?

覚えてられないですよね

さらに言うと

鉄からアルミに変えれば軽くなるよね

最近は樹脂製の蹄鉄?もあるらしいですよ

レース毎に違うのを履いてる馬もいます

全レース一頭ずつ確認できるんですかね?

ですから、また結論は

蹄鉄の種類だけで判断!というのは無理

変化を縦の比較で判断する必要あり

現地で確認できて、且つ一頭を長く追いかける場合とか新馬戦では有効

パドックの見方:繋ぎ(つなぎ)を解説します

パドックの見方 繋ぎ

爪の形状と密接に関わるのが繋ぎですね

 

繋ぎっていうのは蹄の上の足首みたいな所のことです

大きく分けると以下の4タイプになります

角度が寝ている=芝の良馬馬・湿ったダートの高速馬場向き

角度がたってる=重馬場・乾いたダートの短距離向き

細くて長い=広いコースの中~長距離外回り向き

短くて太い=小回りの短距離向き

 

繋ぎが寝てる馬=芝の良馬馬・湿ったダートの高速馬場に向く理由

 

繋ぎが寝ているとどうなるでしょう

人間で言うと足首が柔らかい人です

バネみたいにクッションが効いて次の一歩にロスがないからスピードに乗りやすいんですね

ロスが少ないとういうことは、長距離でもこなせるじゃない?理論的に

逆にぬかるんだ馬場だと、自身のクッションプラス馬場のクッションで不利そうですよね?

繋ぎがたってる馬=重馬場・乾いたダートの短距離に向く理由

 

繋ぎが立ってる馬はどうなるでしょう

人間で言うと足首が硬い人です

クッションが効かないから、硬い感じの走りになってロスが大きいですね

ロスが大きいということは長距離には向きません

逆に馬場がクッション代わりになってちょいどいい重馬場とか乾いたダートの短距離に向きそうです

繋ぎが長い馬=広いコースの中~長距離外回りに向く理由

繋ぎが寝ている場合と同じ理屈で繋ぎが長い馬はクッションが効きます

長ければ可動域が広いから、伸びやかに走ることが可能

つまりストライド走法になりやすい→広いコースの中~長距離外回り向き

繋ぎが短い馬=小回りの短距離に向く理由

逆に繋ぎが短い馬はクッションが効きにくい

短いと可動域が狭いからキビキビ走れる

つまりピッチ走法になりやすい→小回りの短距離向き

繋ぎの理屈が分かっても馬券にならない理由

またまた意味なしの結論ですまん!

理由は説明しますから

さて、繋ぎが長くて寝ている馬はクッションが効くけども効きすぎるとどうなるでしょう?

効きすぎると、逆にクッションが大きすぎてロスになるんですよ

今のJRAの馬場はタイム重視の高速馬場です

沈み込みすぎると回転が遅くてついていけない結果になりやすいですよ

つまり高速馬場に合った足元をもった馬しか勝ちあがれない

そもそも繁殖されない

このタイプの馬に合う馬場は洋芝の荒れ馬場で且つ広いコースの長距離

そんなコースないし!

この不遇の特徴を持つ血統がダンスインザダークとかサドラーズウェルズの子供たち

繋ぎの形を理解しても馬券にならない

そもそも最近の馬は同血統ばかりで違いが無い

特殊な馬場とか新馬戦では有効だが、血統理論で代替できる

パドックの見方:ハミを解説します

週末馬券死カモカモマン惨状☆

馬の口に噛ませて制御する道具がハミです

これもいろんな形状がありますよ

形を変えることで当たりの強弱が変わりるといわれています

つまり制御しやすいかどうか?

→ 馬の気性が分かります

ちなみにハミの種類もいろいろあります

・ノーマルハミ
・エッグハミ
・リングハミ
・D形ハミ
・ビッドガード

いろいろあるってことは、メリットデメリットがあるはずだよね~

ハミの種類①:ノーマルハミ

週末馬券死カモカモマン惨状☆ノーマルハミは一般的なものでハミ輪が円形

制御力は普通でだいたいの馬はこれ

 

ハミの種類②:エッグハミ

週末馬券死カモカモマン惨状☆エッグハミはタマゴ型のハミ輪です

当たりが弱いから制御力は弱い部類

口角が弱い馬に使わざるを得ない状況で使用されます

もし気性の荒い馬で騎手がテクニックの足りない場合、制御が出来ない事が予想できますよ

ハミの種類③:リングハミ

週末馬券死カモカモマン惨状☆

リングハミはハミ輪ごと噛ませるタイプです(写真はスリーリングハミ)

 

下顎も噛んでるから制御力はすごく強いですね

かかる馬とか、能力はあるのにアホな馬とかに使うと効果的です

ですが、馬を押さえつける分、馬の頭が高くなりやすいつまり騎手側に能力を殺さずに制御するテクニックが必要です

一流騎手の乗り替わりとか外国人騎手とかが乗った時に好成績が多いですよ

良血馬は血が濃くてアホが多いけど能力はあるので、外国人に乗り替わって順位をあげるということが起こるのは、実はこれが理由だったりして

ハミの種類④:D形ハミ

width="309"D形ハミはハミ輪がDの形をしています

リングハミ同様にダイレクトに口角に伝わる形ですので騎手の巧拙が出やすいハミですね

武豊騎手が好んで使ってたように記憶してます

ハミの種類⑤:ビットガード

width="320"

ビットガードは一番あたりが弱いハミです

口角の弱い馬に使われます

特に先行馬に有効ですが、制御が効かなくなるリスクもあります

つまり、腕のいい騎手じゃないと使いこなせないでしょう

ハミにはこれ以外にも種類があります

よく見てると騎手の実力が読めたりするので面白いですよ

ハミの理屈が分かっても馬券にならない理由

ここまで読んでいただけたならお分かりでしょう

これも結局は縦の比較になります

好きな馬を追いかけて狙うなら効果があるかも?という程度

まとめ

パドックの見方まとめパドックの見方について熱く書いてるうちに長い記事になってしまいました

で、わたしの考えをまとめます

パドック馬券を極めるのは縦の比較が必要で難しい

難しいからこそ極めると最強かも(挑戦する価値はある)

個人的には競馬の楽しみ方のひとつ

覚えると競馬予想が豊かになります

競馬で稼ぎたければフォームを決めて期待値を稼ぐのが王道です。

パドックを見ていては時間がいくらあっても足りません。

ですが、いつか競馬場でパドックでも見ながらワイワイガヤガヤ。

純粋に楽しむ競馬もしてみたいですね。