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100万馬券が5レース発生した日で解説する荒れる馬券のメカニズム

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2020年5月25日の中央競馬では、自粛による無観客開催の異様な雰囲気の中、375万円馬券を筆頭に、100万円馬券が5レース発生しました。

「福島2レース」「東京3レース」「東京8レース」「京都11レース」「福島11レース」

穴狙いのわたしにとっては、全てよだれがでるほど美味しいレースなわけけすが、

一方で、たまにしか競馬をしない人にとっては悪夢だったかもしれませんね。

なにせ午前中のレースだけではなく、メインの「彦根ステークス」重賞の「福島牝馬ステークス」までもが大荒れだったんですから。

・なんでこんな日に限って大荒れなの?

・こんなレースどうやって予想すればいいの?

・なんであの人気馬が走らなかったの?

・こんな馬券、狙って取る事ができるの?

こんな疑問や不満があってもおかしくありません。

ただ、結果的に荒れたように見える100万オーバーの5レースですが、分析すると次の事が分かります。

・本当に荒れるべくして荒れるレースだったのか

・本命サイドの馬券だったのに馬券のメカニズム的に荒れただけなのか

・3連系の馬券を軸に購入する人にはイージーなレースだった

など、一見、ただ「荒れた」レースに見えても、それぞれに異なる荒れ方のメカニズム(パターン)が隠れていたりします。

今回の記事では、以下のポイントについて解説したいと思います。

・当日の5レースが具体的にどんな「馬券のメカニズム」で荒れたのか

・取れるレースだったのか、それとも取れないレースだったのか

記事を書いてみたら、競馬で100万馬券をとりたいあなたなら、知っておいて損は無い内容になりましたね。

馬券のメカニズムを良く知ることで、競馬への理解が少し深まりますから、ぜひ読んでみてください。

結果として、レース考察の力もつくので、次に今回のような「荒れるレース」が来たときには、あなたにも100万馬券のチャンスが広がるかもしれませんね。

100万馬券が5レース発生した日で解説する荒れる馬券のメカニズム

100万馬券が5レース発生した日で解説する荒れる馬券のメカニズム

結論ですが、5レース中4レースは、3連系の馬券を買う人なら取れてもおかしくない馬券でした。

わたしも、5レース中3レースは穴馬の単勝・複勝の本命馬で的中しています。

(条件戦はやらないので、購入した4レース中3レースの的中です)

 

まずは、レースの結果と購入馬券をご覧ください。

2020.4.25 福島2レース 芝1800m

あまりに未知すぎたレース。

購入を見送りしました。

2020.4.25 東京3レース:ダート2100m

本命8番人気10番の単複を購入し、複勝を的中しました。

2020.4.25 東京8レース ダート1600m

このレース、わたしは条件戦はやらないので、検討すらしていませんでした。

2020.4.25 福島11レース:福島牝馬ステークス(GⅢ)

本命12番人気5番の単複を購入し、複勝を的中しました。

2020.4.25 京都11レース:彦根ステークス

本命15番人気1着の17番の単複を購入し、ダブル的中しました。

100万オーバーの荒れたレースのメカニズムを解説する

 

実際、100万オーバーで荒れたように見える5レースですが、実はわたしの馬券の買い方は普段どおりです。

わたしはもともと、狙って穴馬を選んでいるわけではありません。

ほかにも同じロジックで的中したレースの3連単配当が5万円というコトだってしょっちゅうです。

たとえばこの日は東京12レースも同じように的中しています。

つまり、荒れたのは結果であって、馬券のメカニズムを知っていれば取れる馬券だった、ということです。

では、次に馬券のメカニズムを説明しつつ、理由を解説してきます。

・わたしがこんなに荒れたレースを本命で的中する事ができた理由

・3連単もしくは3連複が狙って取れる理由

5レース分は文字が多くなるので、最初に的中した3レースを、最後に残りの2レースを書いていきます。

もし興味のあるレースだけ読んでいただいたとしても、再現性がある内容となっています。

2020.4.25 東京3レース:3連単 168万円

複勝のところをご覧ください。1着から順に11番人気→6番人気→2番人気です。

つまり、このレースのメカニズム的には、未知の馬→軸馬(中穴)→人気馬です。

たまたま1着に未知の馬が突っ込んできたから100万円馬券になっただけで、もしその馬が3着なら、単なる中穴程度の馬券となったでしょう。

このレースでわたしが軸に選んだのは6番人気10番の馬でした。

なぜならこのレース、絶対的一番人気1.6倍の4番の馬が非常に怪しく、同じ程度の実力の馬が複数いるにもかかわらず、人気が無い状態だったからです。

わかりやすくスピード指数を利用して解説しましょう。

まず、馬柱のスピード指数を見てみます。

このレースの昇給点は62点です。つまり62点以上でこのクラス(未勝利)を突破する実力があるということです。

それに対し、1番人気の4番は66点ですが、そのほかにも62点を超えている馬が、前走だけで、1番、10番、12番と3頭もいますね。

前3走も加えると、さらに6番、11番も候補に入ってきます。

つまり、圧倒的1番人気の4番はそこまで実力が抜けていないのでは?と予想できます。

では、次に4番を負かす可能性のある馬は?という作業に移ります。

4番が66点で一番人気なわけですから、近い点数を持っている1番か10番ですよね。

あとは臨戦過程や、脚質、当日の馬場、血統、調教などの予想ファクターにしたがって、馬を選べば良いだけです。

今回、わたしは開幕週ということもあり、前で競馬ができる10番を軸馬に選びました。

自分のフォームは軸馬の単複なので、その通りに買って、いつもどおりに馬券が的中。

ただそれだけです。

もし3連単が自分の買い方であれば、168万円馬券も普通に的中したでしょう。

参考に、3連系の馬券を買うなら、基本形が決まっています。

今回は軸馬に加え、「1番人気が危なく、伏兵の台頭がありうる」と読んででいるわけですから、穴の軸馬→実力馬→全頭流しが基本馬券になります。

基本馬券について知りたい方は、以下の記事で一覧にしています。(参考記事の最後のほうです)

一番目に6番を塗って、2番目に実力馬、3番目は全頭流しの基本馬券を買っていれば、わずか220点で9万円の馬券をゲット。

さらに、この場合、わたしは10番の馬の頭まで狙って単勝を買っていたわけですから、重ね馬券として、

  • 2着付けの馬単全頭流し(又は馬連):13点
  • 3連単1、2着付けのフォーメーション馬券:44点

を買うこともできたかもしれません。

その場合、馬単の22万馬券に加え、3連単の168万円馬券も、ほんの6千円足らずでゲットできる事になりますね。

この「東京3レース」は馬券のメカニズムとしては「狙って取れる100万馬券」です。

2020.4.25 福島牝馬ステークス(GⅢ):3連単227万円

複勝のところをご覧ください。1着から順に4番人気→12番人気→16番人気です。

つまり、このレースのメカニズム的には、実力馬→軸馬(穴)→未知の馬です。

たまたま3着に未知の馬が突っ込んできたから200万円馬券になっただけで、もしその馬が人気馬なら、単なる中穴程度の馬券となったでしょう。

今回わたしが軸にしたのは12番人気の5番リープフラウミルヒでした。

なぜ5番の馬を軸にしたかというと、福島牝馬スークスは人気馬からか重賞ではないからです。

このあたりは、前に記事にも書いていますが、競馬(特に重賞)というのは、毎年同じことの繰り返しです、つまりパターンが存在するんですね。

わたしは、このパターンをエクセルで一覧にしており、重賞はパターンどおりに馬券を買っているだけです。

単純化すると、人気馬以外で最もスピード指数が高い穴馬は88点の5番の馬だけでした。

実際は、ココからさらに血統や前走内容をチェックしています。

福島牝馬で好走する馬の狙い方は、昔なら「前走東京でキレ負けしたサンデー系」今なら「上がり勝負でキレ負けしたパワー系の馬」ですが、とにかく5番の馬はパターンにぴったりハマル馬でした。

このレースでは本線の単勝はハズレましたが複勝を的中。

わたしの馬券スタイルでは1点勝負の穴馬で的中なので十分とはいえ、このレースはとても悔しいレースとなりました。

結果的には買い方をミスしたんですね。

メインレースは単複のほかに2連や3連系の馬券を買うことがあります。

今回は3連系の馬券を買うことにしたのですが、相手に選んだのは1番か14番の馬でした。

このレースは軸馬に穴馬を選んでいますが「3着までに入ればいいな」というレース。

頭まであるとは考えていない予想なので、軸馬の複勝と軸馬と相手からの全頭流しが基本形です。

つまり5の複勝と5→1,14→全頭流しの3連複か5→1,14馬単裏表が基本馬券。

そこに重ね買いとして、単勝や相手を絞った3連単2頭軸マルチを数本かけておく。

これが予想が完璧だったときのボーナス馬券となります。

しかし、今回は軸馬に絶対の自信があり、本当に人気が無かったので、高額配当に目がくらんでしまい、相手を絞って大きく賭ける作戦に出ました。

そして選んだのは痛恨の1番の馬。

結果論ですが、もっと競馬が上手で14番を選んでいれば……

もしくはいつも通りに、1番と14番を2番目に塗った全頭流しをかけていれば……

3連単228万円に加え、3連複64万円、馬連2万円に馬単の3万円も的中し、約300万円を1万円足らずの投資でゲットできたレースでした。

買い方をミスしたおかげで、払い戻し馬券はたったの14,000円。

福島牝馬ステークスの228万円の馬券は、わたしがミスをしただけで、メカニズム的には確実に狙って取れる馬券でした。

読者の方なら、楽勝でゲットとできていたかもしれませんね。

2020.4.25 彦根ステークス:3連単375万円

複勝のところをご覧ください。1着から順に16番人気→2番人気→14番人気です。

つまり、このレースのメカニズム的には、軸馬(穴)→人気馬→未知の馬です。

たまたま3着に未知の馬が突っ込んできたから375万円馬券になっただけで、もしその馬が人気馬なら、単なる中穴程度の馬券となったでしょう。

今回わたしが軸にしたのは16番人気の17番ラセットでした。

なぜ16番人気馬を軸にできたかというと、忘れました^^

「朝からずっとレースをしてきた勝負の流れとしかいえない……」なんていうと叱られそうですから、説明します(半分真実なのですが)

スピード指数で解説しますと、人気馬が実力不足で怪しいですよね。

昇給点87点に対して1番人気の10番は85点しか持っていません。

こんなときは絶好の穴狙いです。

1600万などの条件戦で穴が出るパターンは決まっていて、それは「過去実績があるのに不当に評価が低い馬」です。

今回は17番の前前走の成績が実力が高く、過去実績も十分でしたが、今回は休み明けプラス初距離ということで評価を下げている馬でしたから、軸選びは非常に簡単でした。

ですが、このレースは福島11レースほどの自信が無かったこと、同じ時間の福島11レースの購入に集中したかったため、軸馬の単複のいつもの馬券を買うだけになってしまたんですよね。

このレースは軸馬が怪しく、未知の穴馬の突き抜けも期待しているから、単勝と複勝が基本馬券になります。

重ねて上乗せを狙うなら、馬単の全頭流しマルチに、ワイドの全頭流し。

相手に実力馬を選んだ2頭軸の3連複全頭流し、さらに軸馬を1着2着において相手を人気馬に絞った2頭軸フォーメーションの馬券を持つことができるでしょう。

もし、福島11レースと重なっていなかったら?

あるいは、この日の勝負レースがこのレースしかなかったら?

さらに馬券を重ね買いすることで、2連や3連系の馬券にも手が届いていたかもしれません。

つまり、この彦根ステークスの375万円馬券も、狙って取れる馬券ということです。

まとめ

100万オーバーの馬券が5レースも発生した2020年4月25日の開催を例に「競馬で荒れるレースのメカニズム」と「荒れたレースの買い方」を紹介しました。

結論は競馬で100万馬券をゲットするのは簡単です。

適切な思考で、適切な買い方をすれば良いだけだからです。

・「レースが荒れる」メカニズム

・「稼ぐ」馬券の買い方

上記をマスターすれば、今まで取れなかった馬券が、あっさり的中できるようになります。

これは体験していただくと分かるのですが、100万以上の帯馬券は全頭に流す事によって、予想外の未知の馬が飛び込んできたときに起こります。

わたしも自分の予想が完璧に当たって100万ゲットしたレースは、おそらく1回もありません。

わたしは特別に予想がうまいわけではありませんし、予想に時間を賭けるのは人生のロスだと思っているのでとてもいキライです。

それでも競馬で十分稼いで食べていくことができているのは、長年のデータから「稼げる期待値の高い買い方」ができるからです。

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勝負事で稼ぐのことは最初は決して楽ではありませんが、コツをつかむと徐々に楽になってきますから、以下の記事も参考にしていただきコツを盗んでくださいね。

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