この記事では血統を利用した予想方法について解説します。
- 血統って何のこと?
- 血統予想は儲かるの?
- 血統を使った予想手順も知りたいです
この記事では、こんな疑問を解説しつつ、以下のこともあわせて解説していきます。
- 血統予想のメリットとデメリット
- 血統を使った競馬予想を無料で手に入れる方法
2013年はラップ理論を使った競馬予想で320万円ほどのプラス収支でした。
今回の記事は2014年に血統を使った競馬予想でプラス600万円を達成したボクなりの結論です。
血統を使った競馬予想の具体的な稼ぎ方がわかる内容になっています。
検証!血統を使った競馬予想は思ったほど稼げない│無料で入手すべき
結論です。
血統予想は穴狙いでの的中には有効ですが、稼げるかは微妙です。
ボクも穴狙いが好きなほうですから、的中したときの「自分だけが特別感」は何者にも代えがたいものがあります。
ただし今回は「稼げるのか?」に限った話となりますのでご理解ください。
血統予想のメリット、デメリット
▼血統予想の「メリット」
- 予想の達成感がある
- 配当の爆発力がある
- 自信を持って大きく賭けられる
▼血統予想の「デメリット」
- 予想に時間がかかる
- 継続し続けなければならない
- 的中の妨げになることがある
血統予想の本質論
競走馬は強い馬を作るために「血統」で交配を決めていることから、それを馬券の予想に生かそう!というのが「血統予想」です。
ダビスタというゲームをしたことがある人はわかりますよね。
血統をさかのぼる意味
三世代以上前の先祖の血や、その組み合わせ、血量などの要素も組み入れて馬ごとにレースの適性を評価していくのが血統予想です。
「より速く走れる馬を生産するためにどうしたらいいか?」というのが生産者の永遠の課題であり、それを達成する手段の一つが「血統」でした。
血統の専門用語は、難しく感じるかもしれませんが、ほとんどがこの配合に関するものなので、知っているだけで大丈夫です。
- 父方の血統を表す「サイアーライン」
- 母方の血統を表す「ブルードメアサイヤーライン」
- 近親交配の「インブリード・クロス」
さらに詳細の用語がでてきたとしても、下の記事を見てもらえれば、解決します。
「競走馬の血統」 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
血統って遺伝です
血統の予想が何をしているかというと「馬体と心配機能の予想を代替えしたもの」です。
つまり、全ての馬の馬体観察ができないので、血統で代替しているんですね。
コース・距離や馬場に対する適性は、馬体や蹄や繋ぎの形でほとんど説明がつきます。
遺伝的に系統どおりの馬体なら、血統予想で納得いく結果に走りますし、納得いかない結果で走る馬は、遺伝的な特徴を備えていないか、気性に問題がある馬だったりします。
血統予想に馬体観察を加えると、例外が出た時にも反省ができるので、より上達がはやくなります。
初心者のうちは分かりにくいと思いますので、コチラの記事を参考にどうぞ。
血統を調べる方法
調べる方法は2つあります。
①馬ごとに血統表で確認する
②専門サイトの競馬新聞でレースごとに確認する
①馬ごとに検索する
「血統表」というものがあり、簡単に検索可能です。
例えば、JRAVANやnetkeiba.comなどで無料で調べる事ができますよ。
▼下のような画像がnetkeiba.comで無料提供されています。
②専門サイトの競馬新聞でレースごとに確認する
血統情報は専門サイトが発行する新聞なら一覧で網羅的に確認できます。
おすすめは以下の専門サイトでして、競馬新聞も超見やすいですよ。
公式HP http://www.jrdb.com/
JRDBは一部有料ですが、独自に発行している競馬新聞は、血統情報がひと目で分かるので有益です。
↓公式サイトから画像をお借りしています。
読み方も詳しく解説されているので、誰でも利用価値が高いです。
すいません、上の画像が小さすぎるので↓を見てもらったほうが分かりやすいです。
血統予想のメカニズム
血統予想は、親の種牡馬の特徴をその子供の適性の予想に使います。
三大始祖は予想に使いません
サラブレッドの「父の父のそのまた父」を遡っていくと、最終的には3頭の馬にたどり着き、これらの馬を三大始祖といいます。
・ダーレーアラビアン
・バイアリーターク
・ゴドルフィンアラビアン
ただ、これは覚えなくてもOKです。
というのも、いま日本競馬で活躍している競走馬は、三大始祖から何世代もかけて派生した4つの系統に分かれており、そちらの系統のほうが分かりやすいからです。
とはいえ全部の馬を覚える必要なくて、今の日本競馬では以下の4系統だけ知っていればOKです。
・ノーザンダンサー系
・ナスルーラ系
・ネイティブダンサー系
・ターントゥ系
※ターントゥ系をブライアンズタイム系とサンデーサイレン系に分ける場合は5種類になります。
上記の系統には、それぞれの特徴があり、ザックリ分けると下の感じです。
今回はイメージをつかむためにザックリですが、本来はもっと細かい分析をします。
ノーザンダンサー系
道悪に強い。短距離~中距離で活躍し、長距離が弱点。
- ノーザンテースト
- クロフネ
- モガミ
- メジロライアン
- マルゼンスキー
- フサイチコンコルド
これらの種牡馬の特徴をデータ化して予想に生かしていくと
- 洋芝の札幌・函館競馬場に強い
- ダートや重馬場や稍重が得意
- 不良馬場は苦手
- 左回りのコースの成績が悪い
こんな感じで、ほかの系統も取捨選択していくのが血統予想です。
では、ほかの系統も紹介してみましょう。
ナスルーラ系
スピード能力が高い
- テスコボーイ
- トニービン
- ブライアンズタイム
- タマモクロス
- サクラバクシンオー
- ジャングルポケット
- 芝が得意
- 2200m以上の勝率が高い。
- 良馬場が得意。
- 不良・重馬場は苦手。
ネイティブダンサー系
ダート巧者・パワー型
- オグリキャップ
- エルコンドルパサー
- アドマイヤムーン
- キングカメハメハ
- 芝・ダートともにこなす万能タイプ
- 距離も万能にこなす
- 直線が短く、坂がある競馬場が得意(中山・阪神)
ターントゥ系
日本でターントゥ系といえば、サンデーサイレンスとブライアンズタイムです。
この2系統は特徴が異なるので、血統予想派としては、悩ましいところとなっています。
ここら辺から、つまり近年から血統予想の有効性が薄くなってきたと言えます。
個人的には、2012年ごろから血統で競馬に勝つのが難しくなってきました。
2020年代ではほぼ全ての馬が「ディープインパクト」か「キングカメハメハ」になっちゃいましたよね。
もはや違いを見つけるほうが難しい時代です。
サンデーサイレンス系
サンデー系は代表馬も多すぎて、それぞれの特徴がすでにありません。
血統予想的な使い方はすでにできない状況です。
- ディープインパクト
- スペシャルウィーク
- ステイゴールド
- ハーツクライ
- アグネスタキオン
- パワーよりもスピード型(例外アリ)
- 直線が長く平坦な東京・京都競馬場に強い(例外アリ)
- マイル以上の距離に強い(例外アリ)
- 芝が得意、ダートは苦手
- アホな馬が多い(気性が難しい)
ブライアンズタイム系
パワー型でスタミナの問われるレースやダートが得意
- ナリタブライアン
- マヤノトップガン
- タニノギムレット
- シルクジャスティス
- 中距離以上が得意
- どちらかと言えば道悪やダートが得意
- 休み明けが苦手
血統予想のデメリット│コスパが悪い
血統を予想に反映することは可能ですがコスパが悪いです。
例えば、「府中のトニービン」「道悪のクロフネ」「内枠のフジキセキ」「春先のホワイトマズル」などの格言で的中したことがあるとします。
さらに深く研究したら、競走馬の隠れた才能を見つけ出して自分だけの大穴を的中させることもあるかもしれませんね。
どれだけの時給ですか?
ここで血統予想にハマってしまうと、めちゃくちゃ時間がかかります。
競馬が好きなら止めませんが、稼ぎたいなら効率を求めないと継続できません。
再現性が無いですよね?
血統を極めて馬の特徴をつかんだところで、2歳でデビューした馬が走るのは5~6歳までなので、使えて3年です。
その馬の子供が走るまでには、さらに3年ほどかかります。
全ての記憶が残っている人はいません。
ほとんどの人は5年も経てば、忘れてしまうので血統を極めても使える期間はごくわずかです。
血統予想のメリットと効率化の手順
血統予想はコスパが悪いですが、とはいえ血統予想のメリットが大きいのも事実。
▼血統予想の「メリット」
- 予想の達成感がある
- 配当の爆発力がある
- 自信を持って大きく賭けられる
効率的に血統を予想に組み込む方法
コスパが悪いというデメリットを解消するには、以下の方法がおすすめです。
手順1:血統関連の本を読みまくりエクセルで一覧にまとめる
手順2:コースごとの特徴をエクセルで一覧にまとめる
手順3:重賞ごとの特徴をエクセルで一覧にまとめる
手順4:それぞれのデータを見比べて穴となる軸馬を決める
手順5:軸馬からの流し馬券を購入
血統予想手順:本を読みまくりデータ化する⇒軸馬単賞と流し馬券を購入
専門家の本を読みまくりましょう!
血統なら亀谷敬正・水上学・田端到・加藤栄さんあたりが有名どころです。
雑誌なら、競馬ブック・ギャロップあたりを全部読みます。
▼競馬本はマジで100冊以上読んでると思います。
競馬は、突き詰めると同じことの繰り返しなので、勉強期間は1年で十分です。
読みながら、役に立ちそうなことをエクセルに打ち込んでおけばOK。
例えばこんな感じになります。
▼種牡馬のまとめ例
▼レースのまとめ例
このデーターを更新しつつ、以下の方法を継続すると年間収支がプラスになっていくはずです。
・血統で軸馬が選べたレースのみ買う
・軸馬の単賞と流し馬券を買う
読んでおくべき書籍
血統で信頼できるのは「田畑到さん」と「加藤栄さん」です。
有益な書籍を紹介しておきます。
※毎年更新されますが、今を知るには過去の書籍を見る必要があります。
データ化のメリットとデメリット
データ化することの一番のメリットは予想時間が短縮できることです。
- データが資産としてつみあがっていく
- 予想時間が短縮できる
- 競馬の楽しみが残りつつ投資競馬に移行できる
逆にデメリットは、続けなければならないことですね。
- データ更新し続けなければならない
- 競馬場の改修や、開催中止があると役に立たない
中京・函館・札幌と改修されていき、今は京都競馬場が回収されていますよね。
東日本大震災のような災害時もリスクです。
事実、代替競馬になると馬券術が使えなくてなり収入が激減しました。
そんなリスクも許容しないといけません。
究極は専門家の予想を予想する
究極の血統予想は自分のお気に入りの予想家の予想をパクルことです。
分析時間が減る⇒人生を楽しみつつ馬券収入で暮らしていける
これが血統予想の究極です。
先の4名、亀谷敬正・水上学・田端到・加藤栄さんは、それぞれサイトや新聞紙上で予想をされています。
軸の馬が自分のデータに合致すれば買い、合致してなければ見送り。
この方法であれば、いったん基準を作ってしまえば馬ごとの特徴を更新する必要がなくなりますよ。
まとめ
血統馬券は稼ぐという意味ではコスパが悪いです。
血統にはまる人は、以下の傾向があり、ここにハマってしまうと稼げません。
・稼ぐことよりも穴馬の的中に快感を感じている
・血統にロマンを感じている
なので、稼ぎつつ血統も楽しみたいなら以下の手順がおすすめです。
※2014年の1年間の運用実績あり。
- 手順1:血統関連の本を読みまくりエクセルで一覧にまとめる
- 手順2:コースごとの特徴をエクセルで一覧にまとめる
- 手順3:重賞ごとの特徴をエクセルで一覧にまとめる
- 手順4:それぞれのデータを見比べて穴となる軸馬を決める
- 手順5:軸馬からの流し馬券を購入
血統が好きなら、正しく行えば比較的コスパよく稼ぐことも可能です。
実際に、わたしも血統予想のみの収支でプラス600万円を経験しました。
ただ、競馬はもっと効率化しないと人生の時間を奪われます。
競馬だけの人生は本当に不毛で、あとから後悔する事になりますよ。
わたしも過去には週間30時間を競馬に費やしていたわけですが、今は週末にネットでポチポチと30分ほど作業するだけで、年間収支は800万円をコンスタントに超えています。
究極に効率化すれば予想時間のゼロ化は可能です。
あなたも最高の競馬ライフを楽しみましょう!
パチンコがいくらうまくても、競馬でいくら稼いだとしても、世間から見ればニートです。
カラダを壊したらおしまいだし「世の中に何も貢献していない」という想いを背負って生き続けるのもつらいですよ。
だから、わたしはパチンコや競馬で稼いだお金の一部を投資に回すことをオススメしています。
勝負師としての感覚は投資の世界で超有利です。
世間はサラリーマン脳であふれているから、少しお金の勉強をすれば、投資の勝負でも軽く数千万の資産を築けますよ。
なにより「投資家」という肩書きであれば、職業欄に「無職」と書かなくて済みますし、税金を払って生活しているから、世間からも許されるでしょう。
ボクの主戦場である仮想通貨投資の方法は以下のブログで発信していますから、興味のある方は是非コチラの世界にも挑戦してみて下さい。
↑パチプロが仮想通貨投資をはじめて、資産家になったノウハウを詰め込みました。